今回は、行政書士に向いている「性格」についての記事です。
神経質な人は行政書士に向いているのか?
という質問について解説します。
自分が神経質な性格だと思う方は、ぜひ読んでみてください。
行政書士になれば、その性格が活かせるかもしれません。
神経質な人は行政書士に向いているのか?
神経質な人は行政書士に向いています。
行政書士は、業務範囲が広く様々な手続きを依頼者に代わって行います。
その過程で実に多くの書類を作成します。
その中には、必要なことが書かれていないと効果が発生しないような書類も多く、作成にあたっては細部まで気をつかう必要があります。
神経質な人が行政書士に向いている理由
神経質な人は、書類の作成にあたって細部までしっかりと確認することができるからです。
- 記入ミスがないか?
- 記入漏れがないか?
- 記載方法はこれでいいのか?
これは、行政書士が書類を作成するときに気をつけなければならないことです。神経質な人は、性格上こうしたことが気になるのでミスをすることが少ないと言えます。
書類作成でミスがあると?
行政書士が書類作成でミスをすると、申請先である官公署等に行ってミスを修正したり、書類を最初から作り直したりと、かなり面倒なことになります。
作成した行政書士本人が大変な思いをするだけならいいですが、申請が遅れることで依頼人にも迷惑をかけることになります。
プロとして、書類作成のミスはできる限り減らしたいものです。
一般的に、神経質な性格はあまり好まれないことが多いですが、こうしたミスをしないことが評価される行政書士では好ましい性格と言えます。
依頼人に迷惑をかけてはダメ
とはいえ、神経質な性格にも限度があります。
神経質すぎて、依頼人に迷惑をかけるようではダメです。
心配だからとしつこく同じ説明を繰り返したり、何度も依頼人に確認して手間を取らせたり、限度を超えると依頼人のストレスになるので注意です。
こうしたときは、神経質な性格をおさえるための対策が必要です。書類作成にあたって独自のチェック表などを作るといいかもしれません。
行政書士は神経質なぐらいのほうがお客さんは安心する?
依頼人によっては、神経質なぐらいの行政書士のほうが安心できるという人もいます。
行政書士が扱う業務は、依頼人にとって重要なものが多いです。
依頼人の人生を左右する申請だったり、依頼人が夜も寝れないくらい悩んだことを解消するための手続きだったりと。
そうした依頼では、依頼人自身がかなり神経質になっていることがよくあります。また、依頼の内容が深刻なほど神経質になる人は多いです。
なので、行政書士が神経質なぐらいのほうが安心します。神経質な性格は、必ずしも相手に嫌な印象を与えるものではありません。
神経質な依頼人に大雑把な対応はマイナス
ちなみに、神経質になっている依頼人に大雑把な対応をすると、依頼人のストレスになるので注意しましょう。
いきなり怒り出す人はいないと思いますが、ストレスが蓄積されると、依頼の完遂までのどこかの時点で爆発することもあります。
そうなると、上手くいくはずの手続きもダメになる可能性があるので注意です。
依頼人に合わせて対応を変える
今回の神経質という問題にかかわらず、依頼人の性格に合わせて対応を変えるのがおすすめです。
そのほうが、依頼人との関係を良好に保てるからです。
依頼人の態度を無視して、自分がやりたいように業務を進めれば、たとえ依頼が完遂できたとしても依頼人には不満が残ります。
専門家として、必要最低限の説明をすることは必要ですが、それ以外のことは臨機応変に対応するのがベストです。
ちなみに、神経質な依頼人を相手にすると、簡単な作業でも大変な作業に変わることがあります。
しかし、考えようによっては自分の知識や作業を見直す良い機会にもなります。プラス思考は大切です。依頼人が満足すれば、次の依頼人につながることもあるので頑張ってみましょう。
まとめ
今回は、神経質な人は行政書士に向いているのかについて解説しました。
「神経質」と聞くと、あまり良いイメージを持たない人が多いかと思いますが、行政書士としては活かせる性格です。
行政書士の業務である書類を作成するにあたって、神経質な人は「記入ミス」や「記入漏れ」を気にするからです。
書類の不備は、依頼人にも迷惑をかけます。
できる限りないのが理想です。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。