行政書士として活動するために必要な2つのこと【行政書士開業】

行政書士開業
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今回は、行政書士の「開業」に関する記事です。

行政書士として活動するために必要なこととは?

という疑問について、開業した経験から解説します。

この記事を読めば、行政書士として仕事をするために「何をすればいいのか」が分かります。

行政書士について、ざっくりと知りたいという方向けの記事です。

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行政書士として活動するために必要な2つのこと

行政書士になるには、次のことが必要です。

  • 行政書士の国家試験に合格する
  • 日本行政書士会連合会に登録する

順番に説明します。

行政書士の国家試験に合格する

他にも行政書士になる方法はありますが、国家試験に合格するのが最も早くて一般的です。

行政書士試験の合格率:毎年10%前後
必要勉強時間:600時間~1,000時間

これだけを見ると難しそうですが、弁護士や司法書士などの他士業の試験と比較すれば難易度は低いほうです。

正しい勉強法をとれば、短期での合格も可能です。

取得までの時間がかかる可能性が高いですが、働きながら独学での取得も無理ではありません。ちなみに、私は働きながらの独学で3回目の受験で合格しました。

ここでの注意点は、行政書士の国家試験に合格しただけでは「行政書士」と名乗ることさえできないということです。

違反すると罰則もあります。
試験の合格証だけで、行政書士になった気でいる人は注意です。

行政書士会連合会に登録する

行政書士として活動するためには「登録」も必要です。

つまり「行政書士試験合格」と「行政書士登録」の2つが揃って、初めて行政書士として活動できるということです。

登録は「日本行政書士会連合会」が行っています。
手続きに関しては、各都道府県の行政書士会を経由して申請をします。

特に問題がなければ登録されます。

注意点としては、申請から登録完了まで時間がかかることです。私の場合は1ヵ月程度で完了しましたが、1ヵ月半ほどかかったという人もいるようです。

開業に合わせて会社を辞めようと考えている人は、辞める時期に注意したほうがいいですね。登録待ちで無駄に暇な時間を作るより、開業資金を稼いでいたほうがいいですから。

現在の仕事をやめて行政書士になろうとしている方は、こちらの記事が参考になると思います。
【行政書士の資格取得後】会社を退職するタイミング

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試験に合格しても登録できない人

それは、行政書士の欠格事由に該当する人です。

例えば、未成年者や破産者で復権を得ない者などです。

こうした人は、試験に合格しても登録ができません。
なので、当然行政書士として活動することもできないということになります。

ただこうした人も、欠格事由に該当しなければ登録できようになります。

例えば、未成年者が18歳以上になれば、未成年者ではなくなりますので、欠格事由に該当しなくなります。そうすれば、登録が可能になり行政書士として活動ができるようになります。

行政書士登録をする人は少ない?

行政書士は、せっかく試験に合格しても登録する人が少なかったりします。

理由としては次のようなことが多いです。

  • 行政書士では稼げないと思っている
  • 実務経験なしで開業するのが怖い
  • 今の仕事を辞めてまで挑戦したくない

2つ目の実務経験あたりは、開業前に実務経験が積めるようなところがあればいいのですが、行政書士の場合、ほとんどありまません。

行政書士補助者の求人も少ないので、多くの行政書士が実務未経験での開業です。

こうした理由に加えて、ネットでの行政書士に対するネガティブな情報もあります。

否定的な情報ばかり見てしまうと、稼げるイメージが湧きませんし、今の仕事をやめてまで行政書士をやるのにリスクしか感じませんよね。

行政書士で稼げるかはやり方しだい

しかし、行政書士はやり方しだいでは稼げます。
年収1,000万円以上の行政書士も珍しくないですからね。

行政書士試験に合格するのに時間も費用もかかっていますから、せっかく取得したのなら活用することをおすすめします。もったいないですからね。

行政書士になるメリット

次のとおり。

  • 何でも自由に決められる
  • 人間関係の悩みがない

行政書士になれば、勤務時間も休日も自由に決められます。平日に友達と遊びに行ったり、家族と旅行に行くこともできます。

そして、個人で開業すれば、人間関係に悩むこともなくなるので楽です。人によりますが、人間関係の悩みがなくなるのは嬉しいですよ。

ちなみに、行政書士会の集まりへの参加は自由です。
互いに対等な関係ですので、参加を強制はされることはありません。

気に入らない人とは付き合わないことが可能です。

今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。