行政書士事務所のホームページを制作会社に依頼するときの注意点

近年、ホームページを持つ行政書士事務所が増えてきています。そして、より魅力的なホームページを作成しアピールすることが、仕事を獲得していく上で重要になってきています。

ホームページを行政書士が自ら作成する場合も多いと思いますが、専門のホームページ作成会社に依頼する方も少なくないと思います。

今回は「行政書士事務所のホームページを制作会社に依頼するときの注意点」について解説します。

行政書士としての特有のニーズを理解してホームページを作成してもらわないと、思うような集客効果が得られない可能性があるので注意が必要です。

次のような点に注意して、ホームページを制作会社に依頼しましょう。

順番に説明します。

ホームページ制作会社の人は、ホームページを作成する専門家であり、行政書士業に関しては専門外です。

なので、行政書士事務所のホームページを作成するのにあたっては、行政書士の業務内容や特性を理解しているか確認をしましょう。

行政書士は書類作成や手続き代行を通じて法的サポートを提供する専門家です。このことを、ホームページ制作会社の人が「理解していない」または「理解が不足している」と、行政書士がお客さんへと伝えたいメッセージがズレてしまい、その結果、成果を上げることが難しくなります。

これに関しては行政書士自らが、ホームページ制作会社の担当者に対し業界の知識や事例を提示し、具体的に説明することが必要です。

ホームページを作成する上で、誰をターゲットにするか明確にすることはとても重要です。それによって、ホームページのデザインや記載する文章も変わってきます。

例えば、相続業務と入管業務に特化した行政書士では、求められるニーズが違うためホームページのコンテンツは全く違ったものになりますし、デザインから受ける印象も考える必要があります。

ホームページ作成会社の担当者が、こうした点を理解していればコンテンツやデザインは変わってくるはずです。

なので、行政書士側がしっかりと伝える必要があります。全てお任せは危険なのでやめましょう。

ホームページで集客をする上で、SEO対策は重要なものになります。SEOとは、検索エンジン最適化のことです。

ホームページ上でしっかりと対策することにより、検索結果の上位に表示されることになるので、その分アクセス数も増えます。

ホームページ制作会社の担当者が、必ずしもSEO対策に詳しいわけではないので、しっかりとそのあたりを話し合う必要があります。

行政書士の業務は、地域密着型の業務が多いので、地元のキーワードを意識したホームページを作成するにはどうしたらいいかを打ち合わせるといいと思います。

SEO対策については、様々な書籍が出版されていますので、よく分からないという方は1冊読んでみるのがおすすめです。

最後に、ホームページのデザインについても気を配り、制作会社の人と話し合う必要があります。

行政書士の業務には、お客さんの人生を左右するような手続きもあるので、安心感を与えるような色やデザインのものがおすすめです。

複雑だったり、派手だったりするものは、ホームページを開いた瞬間に閉じられてしまう可能性があるので注意です。シンプルなものが無難です。

次の点がポイントになりますので、試行錯誤してみましょう。

ちなみに行政書士の業務は、複雑な内容の物も多いため、専門用語や法律用語がよく出てきます。ホームページに訪れる人はあくまで素人ですので、できる限り分かりやすく説明する工夫が必要になります。

こうした点をホームページ制作会社の人と話し合い、納得のいくものを作成しましょう。

まとめ

今回は「行政書士事務所のホームページを制作会社に依頼するときの注意点」について解説しました。

行政書士事務所のホームページの製作には、次のような点が重要になります。

ホームページ制作会社の担当者に全てを任せるのではなく、行政書士としての意見を伝えながら話し合って作っていくことが大切です。

そうすることで、ホームページに訪れた人から選ばれるような魅力的なホームページを完成させることができます。

是非これらのポイントを押さえ、ホームページの作成に取り組んでみてください。

今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。