今回は、行政書士の「文章力」に関する記事です。
- 行政書士に文章力は必要か?
- 文章力がないと業務にどのような影響がでるか?
という質問について解説します。
行政書士に文章力は必要か? 文章力がないと業務にどのような影響がでるのか?
行政書士には、業務をスムーズに進めるために文章力が必要となります。
例えば、行政書士の業務のひとつである「相続・遺言」では、行政書士に文章力がないと相続人間で争いになることも考えられます。
可能性のひとつとしてあるのが、遺言書の文章を遺言者に提案するにあたって、曖昧な表現のものをすすめてしまうこです。
遺言書の文章が曖昧な表現だと、いざ遺言書の内容を実現しようとしたときに、誰が相続人になるのか意見が分かれてしまう可能性があります。
読む人によって解釈が違うという状態は、遺言書の文章としてはダメです。こうしたトラブルを防止するためにも、行政書士に文章力は必要です。
相続人間で争いを起こさせないためには?
遺言書の文章を、誰が読んでも解釈が同じになるものにしなければなりません。そうしなければ、遺言書の文章が原因で、起こらなくてもいい争いが起こってしまいますから。
行政書士に文章力は必要ないと思っている人は、こうしたトラブルを予防することを考えて文章力の向上に努める必要があります。
ちなみに、遺言書の文章に関しては、様々な専門書が出版されていますので、そういった書籍を読むのが効果的です。
分かりやすい文章を書く方法
できる限りシンプルな文章を書くことです。表現を簡潔にして短い文章で伝えることを意識して書くと、読む相手に内容が伝わりやすくなります。
よくやってしまいがちなダメな例が、読む相手に分かりやすく伝えようとするあまり、ダラダラと文章を長くしてしまうことです。そうした文章は、読む相手によって解釈が違ったり、勘違いをさせてしまうことがあるので注意をする必要があります。
読む相手に自分の意思を伝えるときは、できる限りシンプルというのが基本ですので、忘れないようにしましょう。
文章力を鍛えるためにはどうしたらいいのか?
先ほどは、遺言書を例にしましたが、行政書士が作成する文章は他にもたくさんあります。そのすべてに行政書士の文章力が影響します。なので、普段から文章力を鍛える必要があります。
おすすめなのが、次の2つです。
- 文章力を鍛えるための書籍を読む
- ブログを書く
順番に説明します。
文章力を鍛えるための書籍を読む
どのような書き方をすれば、自分の書いた文章が相手に伝わりやすいかの「書籍」がたくさん出版されています。書店に行って、自分が読みやすいと思うものを購入して読んでみましょう。
私は、行政書士の資格で開業してから、この手の本を読むようになりました。そういった書籍を参考にして業務で必要な書類を作成することもあります。
とても参考になる本が数冊あって、上手い文章が作成できないときは、必ずといっていいほど必要なところを読みかえしています。今回の記事で紹介すると、長くなるので割愛しますが、いずれこのブログでも紹介する予定です。
ブログを書く
書籍で、文章力を鍛えるための知識を吸収したら、ブログで実践していきます。
私はブログが好きなので、ブログを使って文章力向上のための練習をしていますが、文章を書く練習になるものであったら他のものでも大丈夫です。そういったものがない人はブログがおすすめです。
忘れたころにブログを読み返す
書いた文章が、相手に伝わりやすいかは、自分では判断が難しいと思います。
なので、ブログを書いたら、忘れた頃に読み返しましょう。
そうすれば、自分の書いた文章の評価ができます。
私も、文章力を向上させるために、このブログの記事を忘れたころに読み返すようにしています。その際に、次のことを確認するようにしています。
- どのような表現方法をすれば相手に伝わりやすいのか?
- どのくらいの文章で区切って、次の文章へいけばいいのか?
- 言葉の使い方を間違えていないか?
正直なところ、私が書いている文章なんてまだまだで、過去の記事を読むと文章がヘタすぎて恥ずかしくなります。ただ、最初の頃よりは、ほんの少しずつですが文章力が向上しているのではと思っています。
文章力に自信のない人は、ブログを始めてみましょう。ブログは、顔や名前を出さずに多くの人に自分の書いた文章を読んでもらえます。
私は、返事ができないが嫌でブログのコメント機能を使っていませんが、この機能を使えば自分の文章が相手に伝わっているかを確認することもできます。
無料で始められるブログサービスもたくさんあるので、ブログをやったことがない人は、ぜひ試してみてください。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。