行政書士の資格に興味があるものの、働きながらの挑戦に不安を感じる方も少なくないと思います。
試験の難易度を考えると、仕事と勉強の両立は難しそうですからね。
今回は、「行政書士試験」に関する記事です。
働きながら行政書士試験に合格できるのか?
という疑問について、行政書士試験に合格した経験からお話します。
働きながら行政書士試験に合格できるのか?
働きながら行政書士試験に合格することは可能です。
実際に、私は働きながら行政書士試験に合格しました。
実は、働きながら行政書士試験に挑戦して合格しているという方は非常に多くいます。
働きながら行政書士を目指すメリット
収入を確保しながら勉強を続けられる
メリットはこれに尽きます。
行政書士試験に合格するのに最適なのは、働かない状態だと思います。
勉強時間がいくらでも確保できますからね。
しかし、勉強を続けるにもお金がかかりますよね。勉強時間の確保はできても、生活に不安を抱えた状態では勉強に身が入りません。
働きながら行政書士を目指す場合、勉強に使える時間は減りますが、収入があるので生活に不安を抱えることなく勉強に集中することができます。
金銭面での余裕は、万が一試験に落ちても生活に支障がないので、試験当日のプレッシャーを軽減する効果もあります。
働きながら行政書士試験に合格するには?
次の2つが、とにかく重要。
- 勉強時間の確保
- 毎日勉強をする習慣
順番に説明します。
勉強時間の確保
働きながら行政書士試験合格を目指すにあたって、一番の問題は「勉強時間の確保」です。
私も受験生時代に悩みました。
仕事をしていると、どうしても勉強時間の確保が難しいです。仕事が終わってから勉強をしようと予定を立てても、疲れて勉強どころではなかったりして・・・
残業の多い繁忙期などは、試験勉強が長期間できなくなることも。
この状態での行政書士合格は難しいですよね。
スキマ時間の有効活用
私の場合「スキマ時間」を有効活用することで、この勉強がなかなか進まない状態から抜け出すことができました。
スキマ時間とは、予定と予定の間の短い空き時間のことで、通勤のホームや電車の中、寝る前、トイレの中、待ち合わせまでの待ち時間などのことです。
このスキマ時間の積み重ねが、長い期間でみるとかなりの勉強時間になります。
働きながら行政書士を目指す人には、スキマ時間の使い方が合否を分けることになります。
毎日勉強をする習慣
働きながら行政書士試験に合格するには、毎日少しの時間でもいいので、勉強をする習慣をつけることが必要です。
どんなに仕事で疲れた日でも、5分とか10分とかでもいいので勉強をするようにしましょう。
それを続けていると、勉強することが習慣になるので、徐々に勉強のペースが上がっていき効率が良くなってきます。
働きながら「独学で」行政書士試験に合格できるのか?
十分に可能です。
時間はかかると思いますが、働きながら独学でも行政書士試験に合格することはできます。
実際に私が、働きながら独学で行政書士に合格していますからね。
独学で合格するのに大切なのは次のことです。
- 長期的な学習計画
- テキストや参考書を増やさない
順番に説明します。
長期的な学習計画
働きながら独学で行政書士試験合格を目指すとなると、勉強する期間が長期になることが考えられます。
なので、しっかりと学習計画を立てるのがおすすめです。
独学の場合は、資格の予備校などのように、決まったテキストや参考書がないので、自分で探さなければなりませんし、勉強をしていて分からないことを気軽に質問できる講師がいませんから、とにかく時間がかかります。
余裕をもった学習計画を立てないと、勉強が間に合わなくなる可能性もあります。行政書士の試験範囲は広いですからね。
テキストや参考書を増やさない
独学の受験生が、よくやってしまいがちなのが「テキストや参考書」を増やしてしまうことです。
資格の予備校の場合は、決まったテキストや参考書が渡されるので問題ないです。
しかし、独学の場合だと、自分で選んだテキストや参考書に対して「本当にこの教材で合格できるのか?」という疑いを持ってしまい教材を増やす人が多くいます。
教材が増えると、知識が定着しにくくなるので注意です。
よ~く吟味して、厳選したものを繰り返して使ったほうが頭に入ります。
資格の予備校の利用
「働きながらだと、どうしても勉強時間が足りない」という人は、資格の予備校を利用することをおすすめします。
資格の予備校は、長年、行政書士試験を研究しているので、持っているノウハウが違います。
費用はかかりますが、その分「勉強時間の節約」になるので、短期間での行政書士試験合格を目指す方にとっては最適です。
ちなみに、私のまわりの行政書士は、独学と予備校での合格者が半々くらいでした。資格の予備校を利用した人のほうが受験回数は少なめです。