行政書士として仕事をするには、行政書士会への「登録」が必要です。登録をしないと、業務ができないばかりか、行政書士と名乗ることもできませんからね。
そして、その登録にはいくつかのステップを経る必要があり、最終的に登録が完了するまでに、1ヵ月程度の時間がかかるとされています。
今回は「行政書士会への登録にかかる時間と申請のポイント」について、行政書士の資格で開業した経験から解説します。
申請する時期などによっては、関係機関の確認作業に時間がかかり、想定するよりも遅くなることもあるので余裕をもった申請が必要です。
行政書士会への登録にかかる時間と申請のポイント
行政書士会への登録にかかる申請手続きの流れを見ていきましょう。
- 必要書類の準備
- 申請書類の提出
- 審査期間
- 登録の完了
順番に説明します。
必要書類の準備
まず、登録に必要な書類を揃えます。慣れていない方にとっては、少々大変な作業になりますが頑張りましょう。
主な書類としては「行政書士登録申請書」や「履歴書」のほか、誓約書、本籍地の記載された住民票の写し、身分証明書、顔写真などが必要になります。
場合によって必要な書類としては、戸籍抄本。公務員履歴証明書、雇用契約書、共同・合同事務所届、事務所の所在等を確認するための書類などがあります。
必要書類を準備することが面倒に感じる方もいると思いますが、行政書士の実務でも似たようなことをすることが多いので、その予行練習と思えばたいしたことではありません。
ちなみに、提出書類に記入ミスや記入漏れがあった場合、修正して再度提出を求められる場合もあるので、しっかりと書類を確認することが必要です。
申請書類の提出
必要な書類を集めて整えたら、次に所属することになる各都道府県の行政書士会にて申請を行います。日本行政書士会連合会で必要な手続きは、各都道府県の行政書士会を経由する形で行われます。
申請にあたっては、事前に各都道府県の行政書士会へ電話で連絡を入れておきましょう。行政書士会によっては「事前予約」が必要なところもあります。
申請書類に不備があると後々大変なので、申請書類を提出する直前に再度確認することをおすすめします。
この申請を終えると、各都道府県の行政書士会と日本行政書士会連合会にて、申請内容に基づく審査や調査が開始されます。
審査期間
申請する時期や所属する行政書士会によりますが、審査には数週間かかります。結局のところ、申請から登録完了まで「1ヵ月程度」かかります。
働きながら登録申請した方以外は、暇な期間になるかもしれませんが、この暇な期間を活用して開業の準備をしておくのがおすすめです。
実務で必要なものを揃えたり、開業の挨拶状を作成したりするのに使いましょう。すでに準備しているという方は「実務の勉強」をしておくといいと思います。
この時期に実務の勉強をしておくと、開業後の業務をスムーズに進めることに繋がりますからね。実務の勉強はいくらやっても終わりはありません。
事務所調査
ちなみに、行政書士登録には「事務所」も必要になるので、申請書類を提出後その調査も行われます。
事務所調査は、事務所のある地域の行政書士会支部の支部長が担当し、実際に事務所を見に来ます。
各都道府県の行政書士会によって、事務所調査の際に確認するポイントが違うので、事前にネットなどを使って情報を集めておくのがおすすめです。
よく聞くのが「鍵付きのキャビネット」です。これは、お客さんの個人情報を管理するために必要なものです。
私が事務所調査を受けたときには、鍵付きのキャビネットの設置は必須ではありませんでしたが、必須だという地域もあるそうです。
登録の完了
申請から1ヵ月程度経って、審査や調査を無事に通過すると、行政書士登録が正式に完了して、行政書士としての業務を行うことができるようになります。
ただ登録が完了すれば行政書士としての仕事はできるのですが、他にもいろいろとやっておくことがあります。
私もそうでしたが、多くの行政書士は、この時期に「税務署への開業届」や「支部への入会手続き」を行います。
結局のところ、私が行政書士として活動を開始したのは、登録申請から1ヵ月半程度経った頃でした。
まとめ
今回は「行政書士会への登録にかかる時間と申請のポイント」について、行政書士の資格で開業した経験から解説しました。
行政書士として仕事をするために必要な登録は、思った以上に時間がかかる場合もあります。なので、早めに行動することが大切です。
地域によっては行政書士登録に1ヵ月以上かかるようなところもあるそうです。
開業後の計画を立ててる方にとっては、開業するタイミングが予想外にズレることもあるので注意が必要です。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

