行政書士試験の受験生の方で「受かる気がしない」と感じたことはないですか?
そういった悩みを持っている人は意外と多くいて、中には勉強するほど自信が無くなってしまうという人もいます。
どうして行政書士試験に受かる気がしないのか?
この記事では、その理由と対策について解説します。
実は、私も受験生時代に同じ悩みを抱えていました。
勉強していても受かる気がしないんです。
ただ、そんな私も行政書士試験に合格しています。
私だけでなく、同じ悩みを抱えている受験生もたくさん合格しています。
この記事を読んで、不安の解消になれば幸いです。
どうして行政書士試験に受かる気がしないのか?
次のようなことが理由としてあります。
- 勉強が追いつかない
- 計画どおりに勉強が進まない
- 勉強しても覚えられない
- 記述式が解けない
- 模擬試験でいい結果がでない
順番に説明します。
勉強が追いつかない
これは、行政書士試験を受ける最初の年に多いです。
勉強が追いつかず、受かる気がしないというものです。
行政書士試験の範囲は広いですからね。
無計画で勉強を進めると、こうなります。
計画どおりに勉強が進まない
行政書士試験に必要な勉強時間は「600〜1,000時間」と言われています。
なので、学習計画を立てる必要があります。
学習計画は立てたけど、そのとおりには勉強が進まず受かる気がしないという方もいます。
「働きながら」とか「独学」とかの人は、この悩みが多いと思います。
勉強しても覚えられない
これは誰もが経験することだと思います。
いくら勉強しても覚えられず、受かる気がしないというものです。
行政書士の試験科目である「行政法」あたりは、似た内容の条文が多く、いくら勉強しても頭の中で混ざって知識が定着しないことがありますからね。
記述式が解けない
行政書士試験では、記述式の配点は高いです。
ここをどのくらい得点できるかで合否が分かれます。
記述式問題が解けないと、受かる気はしないですよね。
模擬試験でいい結果がでない
資格の予備校で、毎年、行政書士試験の模擬試験が実施されています。
その模試で、いい結果がでないから受かる気がしないというものです。
次の章では、これらの対策について解説します。
行政書士試験に受かる気がしない時の対策
次のとおりです。
- 余裕をもった学習計画を立てる
- 過去問をひたすら繰り返す
- 毎日必ず記述式を解く練習をする
- 模擬試験の結果は気にしない
順番に説明します。
余裕をもった学習計画を立てる
勉強が追いつかない。
計画どおりに勉強が進まない。
などの悩みは、余裕をもった学習計画を立てることで解消されます。
余裕をもたせるために、勉強のスタートは試験日から逆算して早めに開始しましょう。
優先的に勉強を始めるのは「民法」や「行政法」などの配点が高い科目です。足切りを気にしすぎるあまり、一般知識の科目に時間をかけすぎないことが大切です。
それと、学習計画が思いどおりに進まない場合でも、自分を追い詰めすぎないようにしましょう。行政書士試験に合格したいという意志は必要ですが、追い詰めすぎると逆効果です。
過去問をひたすら繰り返す
「勉強しても覚えられない」という悩みは、過去問をひたすら繰り返すことで解消されます。
結局のところ、覚えられないというのは「勉強不足」です。
似た条文などが覚えられないのも同じです。
過去問をひたすら繰り返すと、行政書士試験で重要な「基本」となる部分を確実にマスターすることができます。
基本がマスターできると、他の部分も自然と知識が定着していきます。
毎日必ず記述式を解く練習をする
「記述式が解けない」という悩みは、練習あるのみです。
私も記述式には苦戦しました。
効果があった勉強法は「毎日解く」です。
勉強の早い段階から取り入れて、毎日2〜3問ずつ記述式問題を解くようにします。その結果、私は記述式が得意科目になりました。
ちなみに、記述式を解くコツは「理解」です。
記述式は、暗記だけでは解けません。たえず理由を考える必要があります。
模擬試験の結果は気にしない
模擬試験でいい結果がでなくて悩んでいる方は、気にする必要はないと思います。
間違った箇所を復習して、同じ間違いをしなければOKです。
そもそも模擬試験は、難しく作成されています。
模擬試験の結果が悪くても、行政書士試験には合格したという人はたくさんいます。
模擬試験は、あくまで本試験の雰囲気に慣れて、本番で実力を発揮するためと考えたほうがいいです。
何度も落ちている人は「勉強法」を変える必要がある
行政書士試験に何度も落ちている人は、勉強方法が間違っている可能性が高いです。
私の経験上、落ちた年とまったく同じ勉強方法では行政書士試験には合格できません。
試験に落ちたら、何がダメだったのか見直す必要があります。
テキストと過去問
行政書士試験の受験生の中には、基本テキストと過去問を完璧にすれば合格できると思っている人がいますが、それだけでは足りません。
過去問から知識を広げたり、知識を応用して使えるようにする必要があります。
こうした場合「六法」の使用が効果的です。
勉強に六法を取り入れていない人は、検討してみてください。
適度に休むことも必要
行政書士試験に合格するために勉強することは必要ですが、やりすぎはよくないです。
適度に休むことも必要です。
焦って勉強しても効率が悪いですからね。
「休む」と「サボる」を間違えなければ、休むことでモチベーションがアップして結果として勉強が進みます。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。