今回は、行政書士の「試験」に関する記事です。
行政書士試験の勉強はいつから始めればいいのか?
という質問について解説します。
行政書士試験を受験すると決めたものの、いつから勉強を始めたらいいのか悩む人も少なくないと思います。この記事を読めば、勉強を始める時期が分かると思います。
記事の後半では、私が行政書士試験の勉強を開始した時期について、体験談をお話します。参考になりましたら幸いです。
行政書士試験の勉強はいつから始めればいいのか?
一般的には「半年から1年前」くらいから始める人が多いです。
差があるのは、人によって次のことが違うからです。
- 法律の予備知識をどのくらいもっているか?
- 1日にどのくらい勉強時間を確保できるか?
行政書士試験の合格に必要な勉強時間は「600時間〜1,000時間」と言われていますが、上記の差によって合格に必要な勉強時間も変わってきます。なので、勉強の開始時期にも差が出てきます。
行政書士試験に挑戦するにあたって、いつから勉強を始めたらいいのか悩んでいる人は、まず1日どのくらいの勉強時間を確保できそうか考えてみましょう。
1日3時間と1日5時間では、当然勉強の進み方も違いますし、勉強の開始時期も違います。
また、自分がどの程度の法律知識をもっているかも考えてみましょう。法学部出身者や法務部勤務の人などは、法律の予備知識が他の人より豊富なので、そういった人の必要勉強時間は短くなりますので、勉強の開始時期を遅くしても大丈夫だと思います。
これらは、紙に書き出すと把握しやすいです。書き終わったら、試験日から逆算してどの時期から行政書士の試験勉強を開始するかを決めましょう
ちなみに、法律を初めて学ぶという人は、合格に必要な勉強時間を「1,000時間」として、試験日までの勉強時間を決めていくことをおすすめします。
学習計画を立てる
行政書士試験の勉強をいつから開始していいかが分かったら、次は学習計画を立てるのがおすすめです。
行政書士試験の勉強は長期に及ぶので、しっかりとした計画を立てないと、勉強する内容に漏れがあったり、試験日までに勉強が間に合わなくなったりします。
なので、学習計画は必ず立てたほうがいいです。
勉強が間に合わない
行政書士試験に不合格になる理由で、意外と多いのが「勉強が間に合わなかった・・・」です。学習計画を立てないで何となくで勉強を進めていると、こうしたことになりやすいので注意が必要です。
基本テキストの最初のページから読んで、それが終わったら過去問をやって・・・といった感じで何となく勉強を進めていると「記述式」や「基礎知識科目」の対策ができないなんてことも。
試験日までに、すべての科目を合格レベルまで勉強するのに学習計画は必ず必要です。
学習計画には余裕をもたせる
仕事もプライベートも、何が起こるか分からないので、学習計画には「余裕」を持たせる必要があります。
特に仕事などが忙しくて勉強時間を確保するのが難しい人は、余裕をもたせた綿密な計画を立てておかないと、何かあった時に計画が崩れて挫折してしまうこともあるので注意です。
私が行政書士試験の勉強を始めた時期
私は、行政書士試験に3回目の受験で合格しています。
勉強を始めた時期は、初年度は「7月から」で、2〜3年目は「3月から」です。
初年度の開始時期が7月と遅いのは、行政書士を目指すと決めたのが7月だったからです。ちょうど願書の提出時期でした。
働きながらの独学での挑戦だったのもあり、初年度は・・・それはまぁ~酷い点数でした。完全な勉強不足です。合格するために受験したというより、次の年の予行練習的な感じでの受験です
2〜3年目は、行政書士の合格発表が「翌年の1月」なので、不合格の結果を受けたあと、1ヵ月ほど気分転換をして3月からスタートです。
3月は主に不合格だった本試験の復習をやっていました。そして4月からその年度の新しい教材で勉強をスタートするという感じでした。
行政書士試験は難しい
最後に行政書士が難しいことをお話します。
行政書士試験は、法律系国家試験の登竜門と言われて、他の法律系国家資格である弁護士や司法書士などの試験と比較すれば簡単なほうです。
しかし、あくまで比較すればの話で、行政書士試験は十分に難しい試験です。しっかりと本腰を入れて勉強に取り組まないと合格するのは難しいです。
くれぐれもネットの情報を鵜呑みにしないようにしましょう。
まとめ
今回は、 行政書士試験の勉強はいつから始めればいいのかについて解説しました。
多くの受験生が「半年から1年前」くらいに勉強を開始しています。差があるのは「法律知識がどの程度あるのか?」や「1日どのくらいの勉強時間が確保できるのか?」が、人によって違うからです。
行政書士試験の合格には「600時間〜1,000時間」の勉強が必要だと言われていますので、試験日から逆算して勉強を開始する時期を判断しましょう。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。