今回は、行政書士の「資格」に関する記事です。
行政書士は、資格だけ取得すれば食べていけるのか?
という疑問について、開業した経験から解説します。
行政書士を目指している方の参考になれば幸いです。
行政書士は、資格だけ取得すれば食べていけるのか?
その昔、行政書士の資格を持っているだけで食べていける時代もあったようですが、そういった時代はとっくに終わっています。
私の記憶だと、行政書士の資格を持っているだけで何とかなったのは、インターネットが普及する前までだったと思います。
なので、現在は行政書士の資格を持っているだけでは稼げません。
これは、行政書士に限らず、弁護士や司法書士、税理士、土地家屋調査士など、どの士業についても同じです。
資格の難易度に関わらず、事務所の看板に資格名を書いただけでは依頼は来ません。
行政書士の資格で稼いでいくためには?
士業といえども、稼ぐためには積極的に営業やマーケティングをする必要があります。
こうした勉強をしないで開業する行政書士も多いですが、そういった行政書士も開業後に集客で悩んで勉強を開始します。
まさに、私がそんな感じで、開業前から資格の名前だけでは稼げないことも、営業やマーケティングの知識が必要だということも分かっていました。
ただ、分かってはいても実感がなく、実際に営業やマーケティングを勉強を開始したのは、開業してからだいぶ経ってからでした。
行政書士の資格で稼げるかは「努力」と「工夫」しだい
行政書士の資格は、取得しただけでは稼げませんが「努力」と「工夫」しだいでは稼いでいくことが可能です。
ネットでは「食えない」「意味ない」と言われている行政書士ですが、実際は行政書士の資格で稼いでいる人はたくさんいます。
「行政書士は食べていけない」
昔からネットによく書かれていました。
私が行政書士の受験を決めたときにもありました。
現在、私は行政書士の資格で開業しているわけですが、この情報が一番間違っていたなと思います。
開業すると、行政書士の資格で食べている人なんて、いくらでもいることが分かりますから。
年収が1,000万円以上の行政書士も、成功して豪邸を立てている行政書士も珍しくありません。普通にいます。
専業でも稼げる
ちなみに、稼いでいる行政書士の中には「専業」も多いです。
少し前に、知り合いから「行政書士で稼いでいる人は、司法書士や税理士の資格も持っている人でしょ?」と聞かれたことがありました。
意外とそう思っている人が多いみたいですね。
実際は、そうでもないです。
もちろん「司法書士+行政書士」「税理士+行政書士」のダブルライセンスで稼いでいる人もいますが、行政書士の資格だけで稼いでいる人も山ほどいます。
行政書士以外の資格を取得する
これから行政書士を目指すにあたって、資格さえ取得すれば将来安泰だと思っている方は、他の資格に変えることをおすすめします。
資格の名前だけで稼げるものは少ないと思いますが、行政書士よりもマシというものは多いと思います。
今の時代、どの資格も開業した人がブログを書いたり、YouTubeで動画配信をして情報発信しています。そうしたものを見ることで、その資格で開業した際の現状を知ることができます。
最近、私もよく見るのですが、実務や収入について具体的な情報を発信している士業もいて驚かされます。そうした情報をもとに、資格だけ取得すれば食べていけるものを探すという方法もあります。
ネットの情報には注意
ちなみに、ネットの情報は間違ったものもあるので注意が必要です。
取得する資格を決めるのに、ネットの情報だけで決めてしまう人がいますが、それはおすすめできません。
私も行政書士の受験を決める際に、ネットで行政書士に関する様々な情報を読みました。
行政書士の試験内容や年収、将来性などなど・・・。
でも、実際に行政書士試験に合格して、行政書士登録して、開業してみると、間違った情報が多いことに驚きました。
ネットの情報は、とても役に立ちますが真実とは限らない点は注意です。
行政書士でない人の情報発信
私が行政書士の情報を集めている時には、あきらかに行政書士でない人が情報を発信しているケースもありました。
当然その人は、行政書士ではないので現状を知りません。
単なる憶測で言っているだけです。
行動に移す前に、必ずその情報の裏付けをとるようにしましょう。少なくとも、誰が情報を発信しているかはしっかりと調べたほうがいいです。
そういった間違った情報を鵜呑みにすると、判断を誤ることがあるので注意が必要です。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。