今回は、行政書士の「勉強方法」に関する記事です。
行政書士試験を受験するのにあたって、
- 独学で挑戦するメリットは?
- 独学で挑戦するデメリットは?
という質問について、独学で合格した経験から解説します。
私と同じように、独学で行政書士試験に挑戦しようとしている方は読んでみてください。独学で挑戦するべきかの判断ができると思います。
どの方法で行政書士試験を目指すかによって、その後の生活がまったく違ったものになります。
本当に独学で挑戦するべきか?
試験期間の途中から方向転換するのも大変ですので、しっかりと検討しましょう。
行政書士試験に独学で挑戦するメリットは?
次のとおり。
- 費用が安く済む
- 自分のペースで勉強ができる
順番に説明します。
費用が安く済む
行政書士試験に独学で挑戦するメリットは、何と言っても「費用が安く済む」ことだと思います。
多くの予備校が、試験に合格するための行政書士講座を開催していますが、やはり費用は高めです。勉強開始から試験合格までの費用を計算すると、かなりの金額になります。
独学で合格すれば、その費用を支払う必要がなくなるわけですからメリットして大きいですよね。
私が独学で行政書士試験に合格したときにかかった必要は、基本的に市販されている教材を購入した費用くらいでした。
- 基本テキスト
- 過去問題集
- 予想問題集
- 六法
- 判例集
- 一般知識の参考書
行政書士試験の教材は値段が高いので、これだけでも数万円は使っています。ただ、資格の予備校の講座を受講するよりは全然安く済んでいます。
私の場合は3回行政書士試験に落ちているので、単純に上記の教材を3回購入していることになります。教材は毎年買いなおしていたので。
ちなみに、教材を3回買いなおす費用で、予備校の講座が受講できそうな金額になりますが、それは結果論なので仕方がないことです。
自分のペースで勉強ができる
資格の予備校と違い、勉強のスケジュールは全て自分で管理します。
勉強を始めるのも、やめるのも全て自由です。
資格の予備校だと、試験日までの学習スケジュールが決められているので、少なくとも自分のペースで勉強はできません。
働きながら行政書士試験に挑戦する人にとっては、どの時期に何の勉強をするかを自分で決められるのは都合がいいですよね。
手軽に行政書士試験の勉強を開始できる点は、予備校を利用するよりも便利です。
行政書士試験に独学で挑戦するデメリットは?
次のとおり。
- 分からないことを自分で調べなければならない
- テキストや問題集などを自分で探さなければならない
- 途中で諦めてしまいがち
- 試験日までに勉強が間に合わない可能性がある
順番に説明します。
分からないことを自分で調べなければならない
おそらく、行政書士試験を独学で挑戦するデメリットで一番やっかいな点です。
独学の場合、勉強中に分からないことがあっても、資格の予備校のように気軽に質問できないですし、それに答えてくれる講師もいません。
分からないことは全て自分で調べる必要があります。
行政書士試験は難しい試験ですから、分からないことを調べるのも簡単ではありません。とにかく時間がかかります。
私が独学での勉強で一番苦しんだのは、この調べる時間でした。時間がかかっても答えが分かればいいのですが、何時間かけて調べても分からないことも多くありました。
テキストや問題集などを自分で探さなければならない
独学の場合、テキストや問題集は、すべて自分で探さなければなりません。
行政書士試験では、その教材選びが合否を分けることもあります。
- 合格に必要な情報が書かれているのか?
- 自分に合った理解しやすい書き方がされているか?
など、慎重に調べてから購入する必要があります。
途中で諦めてしまいがち
独学は費用が安く済む点が魅力なのですが、あまり費用がかかっていないため、途中で勉強をやめやすいというデメリットがあります。
資格の予備校を利用すると、最初に何十万円という費用がかかります。
なので、もったいなくて途中で勉強をやめようとは思いませんが、その費用がかかっていない独学は自分に甘くなってしまいがちです。
行政書士試験の勉強期間は長いですからね。その途中で何度も挫折しそうになることがあります。そういったときの踏ん張りに影響します。
試験日までに勉強が間に合わない可能性がある
行政書士は試験範囲が広いので、計画的に勉強を進めていかないと、試験当日までに勉強が間に合わないということもありえます。
なので、学習スケジュールを立てることは必須です。
「どの時期にどの科目を勉強するのか?」など、資格の予備校では、しっかりとした学習スケジュールが決められていますが、独学の場合はすべて自分で決めなければなりません。
しかも、資格の予備校は過去のデータに基づいた完璧な学習スケジュールですが、独学の場合は根拠のない試行錯誤して作ったものです。デメリットとして大きいです。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。