今回は、行政書士の「営業」に関する記事です。
営業やマーケティングの勉強は必要なのか?
という質問について解説します。
行政書士の資格で開業するのにあたって、営業やマーケティングの勉強をしない人は意外なほど多くいます。中には、心のどこかで「自分なら何とかなる」と思っている人もいます。
そう思っている方は、ぜひ読んでみてください。
【行政書士開業】営業やマーケティングの勉強は必要なのか?
少なくとも一冊は、営業やマーケティングについて書かれている本を読むべきです。
一番危ないのが、自己流の営業やマーケティングです。
効果があるかも分からない独自のやり方をして失敗。その結果「行政書士では食えない」という言葉を残して廃業・・・。これではダメです。
営業やマーケティングについて書かれている専門書を読んで、自己流のやり方の間違った部分を修正して正しい方向にする必要があります。
開業後に営業やマーケティングの勉強をする
私は、行政書士開業後に実務と並行して、営業やマーケティングについての勉強を始めました。始めた理由としては、集客するのに限界を感じたからです。
行政書士になる前に多少営業経験があったので「自分なら何とかなる」と心のどこかで思っていました。しかし、その結果、集客に悩んで、忙しいなか勉強をする羽目になりました。
しかし、勉強して良かったと思っています。やはり営業やマーケティングの専門家が書いているだけあって、役立つ情報が多く書かれていました。「勉強して実践する」というのを繰り返していくと効果がハッキリと出てきます。
開業して間もない頃は、実務の勉強のほうが気になるとは思いますが、営業やマーケティングの勉強は早いほど効果が期待できます。理想は開業前、遅くても開業後すぐに実務の勉強と並行して行うのがおすすめです。
営業やマーケティングの勉強をしなくても成功する?
行政書士の資格で開業すると、行政書士会の研修や支部活動などで、多くの行政書士と知り合うことになります。そこで思うのが、営業やマーケティングをほとんどしていないのに行政書士として成功している先輩の存在です。
そういう先輩方を見ていると、営業やマーケティングの勉強は必要ないのでは?と考えてしまいます。
しかし、そんなことはないです。
先輩行政書士が、営業やマーケティングをしなくても食べていけるのは、すでに営業やマーケティングをした結果、人脈が広がり「紹介のみ」で売上が確保できているからです。そんなベテランのやり方を参考にしていたら潰れてしまいますので注意です。
そもそも行政書士に営業活動は必要なの?
その昔、行政書士は資格を取得さえすれば安泰という時代がありました。
事務所の前に資格名の入った「〇〇行政書士事務所」という立派な看板を設置すれば、お客さんの方から事務所に来てくれたそうです。行政書士は、事務所に待機していればいいだけでした。
しかし、現在では、行政書士の資格だけでは稼げません。
同じことをしても、現在ではほとんどお客さんは来てくれません。
行政書士にも営業活動は必要
行政書士も営業活動をする必要があります。
営業活動をしないと食べていけません。
現在では、行政書士に限らず、弁護士や司法書士、税理士、土地家屋調査士、社会保険労務士など全ての士業が同じ状態です。今は、資格名の入った立派な看板ではなく、インターネットで検索して行政書士を探す時代ですから。
行政書士で開業したら最初にやる営業活動
特に決まった集客方法がないのであれば、「事務所のホームページ」を作成しましょう。
ホームページを作成しておけば、誰かが行政書士を必要に思ったときに見つけてもらえますし、ホームページに書かれている内容で安心感を与えらえれば、連絡してもらいやすくなります。
ホームページは、昔ほど集客効果は期待できませんが、あったほうが信用してもらえますので絶対に作成するべきです。
ホームページで集客するには?
ネットでは、検索結果に上位表示されるほど集客効果が期待できます。検索したときに上位にあれば見つけてもらいやすいからです。
そして検索結果に上位表示されるには、ホームページを育てて、ネットでの信用をあげる必要があります。時間がかかるので、開業したらすぐに取り掛かるのがおすすめです。
ちなみに、行政書士の業務である「相続」あたりは、チラシや飛び込み営業では、タイミング的に依頼してもらうのは難しいので、ホームページでの集客がおすすめです。
様々な営業活動を試すのがおすすめ
「営業活動をしても効果がないです。どうすればいいですか?」
新人行政書士から、たまにこんな質問をされることがあります。
地域や取扱業務によって効果のある営業方法は違ってきます。
なので、営業方法は、いろいろなものを試しましょう。
大切なポイントとしては、どの営業方法もすぐには結果はでないので、ある程度の期間は継続させる必要があるということです。
また、反響を集計して効果を分析することも大切です。その結果をもとに改良を繰り返していけば、効率よく集客できるようになります。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。