今回は、行政書士試験の「勉強法」に関する記事です。
行政書士試験の合格に「まとめノート」は必要なのか?
という疑問に、合格した経験から解説します。
行政書士試験の勉強をするにあたって、これから「まとめノート」を作成する予定の方は、その前にこの記事を読んでみてください。
まとめノートの作り方や、必要なのか不要なのかが判断できます。
行政書士試験の合格に「まとめノート」は必要?
できることなら作らないほうがいいと思っています。
理由は「時間がかかる」からです。
まとめノートの作成には、とにかく時間がかかります。そんな時間があるなら、まとめノートを作る時間を勉強時間にまわしたほうが効率的です。
まとめノートはあると便利
とはいえ、まとめノートがあると便利です。
勉強時間に余裕があるなら、作ったほうがいいです。
まとめノートを作るメリットは、テキストの余分な部分を除いて、知識を吸収しやすいようにすることです。
うまく作成できれば、問題を解いているときに、まとめノートが頭に出てくるようになります。
行政書士試験の「まとめノート」の作り方
まず、まとめノートは、勉強開始の段階から作らないほうがいいです。
行政書士試験の勉強を始めてすぐだと、何が重要なのか分からないですよね。
そんな状態で、まとめノートを作ってもテキストの丸写ししか作れません。そんなものを作っても使えませんし時間の無駄です。
なので、基本テキストや過去問をやって、ある程度試験内容を理解できてからまとめノートを作るようにしましょう。
どういったノートを使えばいいのか?
まとめノートには「ルーズリーフ」がおすすめです。
- まとめ方が下手だったな
- この部分に表があると分かりやすいな
といったときに、書き直したり、作り直したりの修正がしやすいからです。
普通のノートでもいいですが、最初から上手くまとめるのは難しいので、修正しているうちに読みづらいものになります。
まとめノートは読めればOK
手書きでキレイに書く必要はありません。
基本的に自分しか見ないものですからね。
時間がもったいないので、見た目にこだわるのはやめましょう。
ちゃんと読めればOKです。
後ほど解説しますが、パソコンやコピーなどを活用すると時間短縮になります。
内容は分かりやすく書く
キレイなノートを作成する必要はありませんが、内容はしっかりとまとめる必要があります。
そうしないと作る意味がないですからね。
ルーズリーフの場合、差し替えができるので、上手くまとまっていないようなら何度でも書き直しましょう。それを繰り返してるうちに、まとめノートの書き方が上達していきます。
目的を見失わないようにする
まとめノートは、最終的に書いた内容を知識として吸収するのが目的です。
作るのが目的ではない点には注意しましょう。
目的を見失って、まとめノート作りに必死になってしまう人もいます。
もし、まとめノートの作成に効率の悪さを感じたら、やり方を変えたほうがいいです。
- 上手くまとめられないなら、まとめノート作りをやめる
- まとめノートを作りに時間がかかりすぎているなら科目を絞る
このような感じで、臨機応変に対応しましょう。
私が行政書士試験で作ったまとめノート
私の場合は「行政法」と「基礎知識科目」だけ作りました。
時間があったら、他の科目に対してもまとめノートを作っていたかもしれませんが、働きながらの受験でしたので科目を絞りました。
まず、基本テキストと過去問をやって、試験範囲全体を把握しました。
そして、まとめノートが必要な科目をチェック。
その結果、行政法と基礎知識は必要と判断しまとめノートを作成しました。
全ての科目に対して必要か?
行政書士試験では、全ての科目に対して作らないほうがいいと思います。勉強してみると分かりますが、まとめノートを作らないほうがいい科目もあります。
例えば「民法」です。
範囲が膨大なので、まとめノートを作るには時間がかかりすぎます。
また、民法の知識は「応用」が求められるので、問題演習に時間を使ったほうが実力がつきます。
パソコンとコピーを活用する
まとめノートの全てを手書きにしてしまうと時間がかかりすぎます。なので、私は、内容によってパソコンとコピーを活用するようにしました。
私の場合、手書きよりもキーボードを打つほうが早いので、そのほうが効率的でした。
Wordに入力して印刷し、他のルーズリーフと一緒に綴るといった感じです。コピー用紙にルーズリーフの穴を開けられる便利な道具もあります。
修正は赤ペンで手書きしておいて、増えてきたらパソコンに入力して印刷します。
これを繰り返します。
また、基本テキストや過去問、六法などで、「まとめる必要がないくらいまとまっている箇所」や「重要な図表」は、そのままコピーをしてカットして、ルーズリーフに貼り付けていました。
まとめノートは繰り返して読む
最後に、まとめノートは作って終わりではありません。
先ほども言いましたが、目的は知識を吸収することです。
なので、繰り返して読むことが必要です。
くれぐれも、まとめノート作りが目的にならないようにしましょう。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。