今回は、行政書士で人生が変わった話をしたいと思います。
行政書士は、他の士業と比較すると簡単な試験と言われていますが、合格率10%前後の難しい試験です。取得するには、多くの時間と費用が必要です。
私の場合は3回目で合格していますから、ざっくり計算しても膨大な時間と費用を使っています。
- 行政書士の資格をそこまでして取得する意味はあるのか?
- 行政書士の資格を取得する前と何が違うのか?
など、行政書士で人生がどのように変わったのかを開業した経験からご紹介します。
行政書士で人生は変わるのか?
私の場合、行政書士で人生は大きく変わりました。
理由としては、
- 独立開業できたこと
- 自信がついたこと
- 仕事に対する考え方が変わったこと
順番に説明します。
独立開業できたこと
やはり行政書士の資格で独立開業したことは大きいです。
人生がガラリと変わりました。
- 自分の事務所を持って自分で稼ぐ
- 勤務時間、休日など自由に決められる
会社員の頃には考えられなかった感覚です。
これは独立開業してみないと分からないでしょうね。
何より、自分のペースで自分の意思で仕事ができるのがいいです。会社勤めだと、会社の方針や上司の指示に従う必要がありましたが、独立開業するとそんな必要もありません。
行政書士は独立開業しやすいです。会社に何かしら不満があるという人や、自分の意思で仕事がしたい人に向いている資格です。
学歴を気にしなくていい
行政書士になると、学歴を気にしなくてよくなります。
私は、たいした大学は出ていませんが、行政書士として仕事をするのに、それが影響したことは一度もありません。
行政書士として開業すると、学歴や年齢、経歴よりも「専門性」や「人柄」の方が、よっぽど信頼を得るのに必要になってきます。
高卒や中卒ということで学歴にコンプレックスを持っている人は、行政書士になることで人生逆転も可能です。
就職や転職に役立つ
ちなみに、少し話はそれますが、行政書士の資格は独立開業だけでなく、他の行政書士や他士業の事務所への就職や転職をする際にも役立ちます。
企業によっては、法務部や総務部で採用されることもあります。
行政書士は独立開業型の資格なので、一般企業の場合は、行政書士の資格自体の評価は低いですが「資格を取得した能力」や「他の応募者との差別化」としては役立ちます。
私も、行政書士の開業資金を貯めるために行った面接で、行政書士資格を取得した能力を評価され採用になった経験があります。
自信がついたこと
行政書士は合格率10%前後の難関資格です。
取得することで「自信」がつきます。
頑張れば結果がでることを体験するので、次の何かに挑戦しやすくなります。
実際に私は、行政書士の資格取得後に他の国家試験へ挑戦していますが「合格できなかったらどうしよう」とは一切考えなかったです。
また、仕事の面でも実務をこなしていると自信がついてきます。
「人の役立つ仕事をして感謝される」を繰り返すと、やりがいや充実感が半端ないです。これを続けていると自信につながります。
周囲からの評価
行政書士になることで、周囲からの評価が変わります。
とうぜん良い方向に変わるので、自信につながります。
行政書士は、国が認めた国家資格ですからね。
- 専門的な知識がある
- 社会的な地位がある
こうしたことを周囲も認めてくれるので、資格を取得する前と評価が変わります。
仕事に対する考え方が変わったこと
行政書士になることで、仕事に対する考え方が変わりました。
何より仕事をしていて楽しい。
私が前にいた職場は、仕事を押し付けあうようなところがあって「依頼=面倒」というイメージが強かったのですが、独立開業後にいただく依頼は、なんと嬉しいものか。
仕事が充実するとプライベートも充実します。
今の仕事が楽しくないという方に、ぜひ味わってほしい感覚です。
行政書士で人生を変える際の注意点
私の人生を変えた「行政書士」ですが、目指すには注意点もあります。
- 行政書士試験
- 行政書士開業
順番に説明します。
行政書士試験
行政書士試験は、合格率10%前後の難関試験です。
100人受験すれば、90人は不合格になります。
なので、資格取得するまでに時間がかかる場合があります。
一発合格する人もいますが、取得に5年以上かかっているという人も珍しくありません。
一部ネットで「簡単」と言われることがありますが、それは他士業と比較した時の話です。
人生が変わるからといって、安易に挑戦すると後悔することになります。
資格を取得するには、強い意思と学習スタイルに合わせた学習計画が必要です。
行政書士開業
行政書士は開業しやすい資格ですが、開業しても必ず成功するとは限りません。そういった保証がないことは肝に銘じておきましょう。
資格の名前だけでは仕事は来ないので、営業活動や実務のスキルが必須です。
また、依頼を得るには、行政書士の名前だけではダメです。顧客から信用を得るための努力や工夫が必要です。行政書士で食べていくことは簡単ではありません。
今回はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。