今回は、行政書士の「資格」に関する記事です。
- 文系大学生におすすめの国家資格「行政書士」とは?
- 文系大学生が行政書士資格を取得するメリットとは?
という疑問について解説します。
行政書士の資格に興味のある文系大学生向けの記事です。
取得する資格を選ぶ際の参考になれば幸いです。
文系大学生におすすめの国家資格「行政書士」とは?
行政書士とは、行政手続きの専門家です。
この記事を書いている、私の職業でもあります。
主に官公署に提出する書類の作成や提出、それに関する相談を業として行います。業務範囲が広いという特徴があり、取り扱える書類は1万種類以上と言われています。
行政書士になるには?
行政書士になるには、いくつかの方法がありますが、多くの人が選ぶ方法は年1回行われる「行政書士試験」に合格することです。
受験資格はなく、年齢、学歴、性別に関係なく誰でも受験することができます。
法律系の国家資格なので、法学部の学生が有利と思われがちですが、法学部以外の学生でも十分に挑戦しやすい試験です。
私も法学部ではありませんでしたし、私のまわりの行政書士も法学部ではない人が多いです。それどころか高卒という人もいるので、学部を気にする必要はないです。
資格を取得する時期
ちなみに、大学生が行政書士試験に挑戦する時期ですが、大学入学後1年〜2年あたりがおすすめです。
ネットでは「簡単な試験」とも言われていますが、毎年の合格率が「10%前後」なので、簡単には合格できません。なので早めに挑戦を始める必要があります。
また、行政書士は、法律系国家資格の登竜門とも言われていますので、早く取得できたなら、大学生活の残りの期間で司法書士などの他の資格に挑戦することが可能だからです。
学生のうちに「行政書士+司法書士」のダブルライセンスを取得すれば、文系大学生としてはかなりの専門性を身に着けることになるので就職も有利になります。
文系大学生が行政書士資格を取得するメリット
次のとおり。
- 専門的なスキルが身につく
- 就職活動が有利になる
- 他の資格に挑戦しやすくなる
順番に説明します。
専門的なスキルが身につく
文系大学生は、理系大学生と違い専門性が低いですよね。
なので、行政書士資格を取得することで、専門性を身に着けることができます。
将来に不安があるという文系大学生におすすめの資格です。
就職活動が有利になる
行政書士の資格は、行政書士のほか他士業の事務所への就職活動が有利になります。他士業とは、弁護士、司法書士、土地家屋調査士、税理士、社会保険労務士などです。
その他、企業の法務部や総務部などへの就職活動が有利になります。
残念ながら、多くの一般企業では、行政書士の資格自体はあまり評価されませんが、資格を取得したという能力は評価してもらえます。
ちなみに、就職に有利という点では「宅地建物取引士」の資格もおすすめです。行政書士より難易度は低いですが、企業によっては行政書士の資格より評価が高いことがあります。
他の資格に挑戦しやすくなる
法律系の国家資格は、試験科目が重なっていることが多くあります。
行政書士の場合、憲法や民法、行政法などの科目が、司法試験や司法書士試験、公務員試験などの資格試験の科目と重なっているので、そういった資格に挑戦しやすくなります。
大学卒業後に行政書士資格で独立開業
行政書士は、独立開業型の資格と言われています。
学生のうちに資格を取得すれば、大学卒業後に独立開業という道もあります。
行政書士は、年齢に関係なく活躍するチャンスがあるので、若くして開業して成功する人も珍しくありません。
実際に、就職活動が上手くいかず就職浪人になるくらいならと、行政書士の資格で開業した人を知っていますが、開業後数年経った今でも安定した行政書士事務所を運営しています。
仕事の選択肢が多い
先ほども言いましたが、行政書士は業務範囲が広いです。
なので、行政書士になってから、どの業務をメインに活動するか選ぶことができます。
選べる仕事の選択肢が多いのも、この資格の特徴です。
- 自分の性格や年齢
- 置かれている環境
- 時代の流行
こうしたことを理由に、仕事内容を選べるのも行政書士資格の面白いところです。
行政書士に向いている人
どの職業にも向き不向きがありますよね。
当然、行政書士にそれはあります。
こちらの記事でまとめていますので読んでみてください。
≫【行政書士に向いている人の特徴】成功しているのはどんな人なのか?