行政書士開業で「転送電話」は必要なのか?

行政書士開業
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行政書士として活動するのにあたって、業務をスムーズに進めるための設備やサービスがたくさんあります。その中で自分に最適なものを選定するのは非常に重要です。

今回はその1つである「転送電話」について「行政書士開業で転送電話は必要なのか?」という質問に答えます。果たして 転送電話は本当に必要なのでしょうか。

開業する予定の方向けの記事です。
参考になれば幸いです。

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行政書士開業で「転送電話」は必要なのか?

行政書士は自営業(個人事業主)で開業する方が多くいます。そういった方にとって、次のような理由から転送電話は必要だと思います。

  • 信頼を失う可能性がある
  • 依頼を逃す可能性がある

順番に説明します。

信頼を失う可能性がある

行政書士として成功するためには、お客さんとコミュニケーションを取ることは非常に重要です。

また業務を行うにあたり、提携している他士業の先生がいれば、そういった方々とのコミュニケーションもまた重要になってきます。

そして行政書士は書類を作成することが多い仕事ですが、顧客と打ち合わせをしたり、必要な書類を集めたり、官公署に申請したりと外出する機会も多くあります。

誰か電話対応を任せられる人がいれば問題ありませんが、電話対応する人がおらず連絡がつかなかった場合、それが続けば信頼を失い、付き合う行政書士を他に変えられてしまう可能性があります。

依頼を逃す可能性がある

外出時にかかってきた電話の用件が依頼だった場合、仕事を逃すことになります。開業して間もない頃は依頼が少ないため、逃すと大きな打撃になります。

電話対応が原因でチャンスを失うのは非常にもったいないですよね。顧客獲得が一番大切な時期に、そんな理由で利益を失うわけですから。

転送電話は、外出先で電話を受けることができるので、サービスを利用すれば、依頼を逃すリスクを減らすことができます。

依頼人にとって連絡がつきやすいということは、その行政書士に依頼をするかどうかの判断材料にもなりますので注意が必要です。

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仕事を逃してしまった新人行政書士の話

開業して間もない行政書士に多いのですが、転送電話を利用していないことで、実際に仕事の依頼を逃してしまう人もいます。

以前、私が所属している行政書士会の支部に、若い新人の行政書士が入会してきたのですが、一人で事務所を運営しているのに転送電話を利用していませんでした。

支部のとある先輩行政書士が、懇親会で仲良くなったことから仕事を紹介してあげようと思い事務所に電話をしたそうですが連絡がとれず断念することに・・・。

結局、その先輩行政書士は、自分が取り扱っていない業務だったので、他の行政書士へ仕事を紹介したそうです。

名刺に携帯番号を記載する

何らかの理由で転送電話を利用できない方は、せめて名刺に携帯番号の記載をすることをおすすめします。

先ほどの新人行政書士も、名刺に携帯番号の記載があれば問題なかったわけですからね。

その先輩行政書士が紹介しようとした案件は、それほど難易度が高くない割には、報酬額が期待できるものでした。開業して間もない頃に、そういった仕事を逃してしまうのは痛いです。

後日、すべてを知った新人行政書士はかなりショックを受けていました。その後、転送電話にしたそうです。

プライベートの携帯を仕事で使いたくない方は、仕事用の携帯を準備しましょう。2つの携帯を持ち歩いている行政書士も珍しくないです。

転送電話の料金はそれほど高くない

転送電話を利用したいものの、仕事のあてもないうちから固定費を上げたくないという方もいると思います。しかし実際には転送電話の料金はそれほど高くありません。

加入している固定電話のオプションで転送電話を申し込むことができ、月額は数百円程度です。

行政書士の業務の依頼を逃すデメリットを考えると、その金額を支払う価値は十分にあると思います。

また、転送電話を使うことで、お客さんからの信用を失わずに済みますので、そういった意味でも費用対効果が大きいと思います。 

まとめ

今回は「行政書士開業で転送電話は必要なのか?」という質問について解説しました。

行政書士として成功するために、無駄な費用を抑える必要はありますが、必要なものにはしっかりとお金をかけることも必要です。

転送電話の導入は、電話対応するものが他にいないのであれば、行政書士にとって必須のものです。事務所に誰もいなくても安心して外出することができますからね。

現在、転送電話のサービスを利用していない方は、ぜひ検討してみてください。依頼のチャンスを逃さなければ、行政書士としての成長も早まることが期待できます。

今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。