今回は「行政書士試験」に関する記事です。
- 行政書士試験に何度も受からない理由とは?
- 行政書士試験に受かるには?
という疑問について、行政書士試験に合格した経験から答えます。
行政書士試験に何度も受からない理由
次のような理由が考えられます。
- 試験の分析ができていない
- 当日のプレッシャーに負けている
- 試験に集中できていない
- 勉強したのに思い出せない
- 勉強不足
この5つの詳細と対策について順番に説明します。
試験の分析ができていない
行政書士試験に合格するためには、行政書士試験自体の分析をする必要があります。
これを勉強を開始する前にやっておかないと、勉強のやり方が間違った方向に行ってしまうため試験に受からない可能性が高くなります。
最低でも次の点は確認しておきましょう。
- 出題傾向
- 配点
- 勉強方法
出題傾向や配点は「過去問」で確認することができます。勉強方法については、自己流ではなく、インターネット等で合格者の勉強方法を真似るのが正解です。
試験の分析は面倒ですが、私の経験上、これをやるのとやらないのでは、その後の勉強の効率がまったく違ったものになります。絶対にやりましょう。
当日のプレッシャーに負けている
行政書士試験当日のプレッシャーに負けて、本来の実力を出せずに受からない人も少なくないと思います。ただでさえ、難しい試験なのに、実力が出せないのでは受かるわけありませんよね。
試験当日のプレッシャーは、普段から試験当日の雰囲気に慣れる練習が必要です。
効果的なのが「模擬試験」です。
資格の予備校が実施している模試を、片っ端から受けてみましょう。本番に挑むような気持ちで受験して、なおかついい点が取れれば、本試験でも良い結果を残すことができます。
試験に集中できていない
本試験の最中に「集中できていない」ということはないですか?
- 試験時間の途中で集中がきれる
- 他の受験生が出す音が気になる
よくあることだと思いますが、これが原因で受からないこともあります。
対策としては「自宅以外の場所」で勉強することです。
勉強のしやすい静かな自宅での勉強に慣れすぎると、本試験のようにまわりに他人がいる環境では集中ができなくなります。
自宅以外の場所としては、図書館がおすすめです。
私は、よく図書館で行政書士の試験勉強をしていました。
図書館は、適度に静かで、適度にうるさいので、ある意味理想的な環境です。
ちなみに、行政書士の試験時間と同じ「3時間」で区切りながら勉強をすると、本試験の途中で集中力が切れることがなくなるのでおすすめです。
勉強したのに思い出せない
本試験で「勉強したはずのところが思い出せない」ということありますよね。これが原因で点数が伸びずに受からないこともあります。
次のような原因が考えられます。
- 繰り返しが足りない
- 暗記しただけで理解していない
- 教材を増やしすぎている
勉強したはずのところが思い出せない場合の対策は、何度も繰り返して勉強するしかないと思います。繰り返した分だけ思い出しやすくなります。
また、行政書士の試験勉強は、暗記も必要ですがそれ以上に理解していることが重要です。
それと、行政書士試験の教材を増やしすぎると、内容が頭に入りにくくなるので注意です。厳選したものを徹底的に繰り返すのが効果的です。
勉強不足
行政書士試験の試験範囲は広いです。
勉強時間も「600〜1,000時間」必要だと言われています。
なので、本試験までに勉強が間に合わなくなることもあります。
さすがに勉強不足で行政書士試験に合格するのは無理です。
対策としては、しっかりとした長期的な勉強スケジュールを立てることです。そうすれば勉強不足で受からないなんてことを回避できます。
ちなみに、スケジュールは守れないと意味がないので、無理なものを作るのではなく、余裕をもったスケジュールを立てるようにしましょう。
行政書士試験に受かるには?
行政書士試験は、正しい勉強方法でコツコツ続ければ、誰でも合格できる試験です。特別に頭がいい必要もありません。
何度も行政書士試験に落ちている人は、上記で説明したことのほか、次のようなことが必要です。
- 勉強のやり方を変える
- モチベーションを保つ
順番に説明します。
勉強のやり方を変える
行政書士試験に何度も落ちるということは、勉強のやり方が間違っている可能性が高いです。
何年も自己流の勉強法を続けていませんか?
間違った方法では、何度受験しても受かりません。
思い切って、勉強のやり方を変えるのがおすすめです。
モチベーションを保つ
試験勉強をするのに「モチベーション」は重要です。
モチベーションを保てるように自分なりに工夫してみましょう。
人によってモチベーションの維持の仕方が違いますが、少なくともモチベーションが下がっている状態で、ダラダラと勉強を続けるのは避けたほうがいいです。
効率も悪いですし、なにより癖になります。
不合格を引きずらないことが大切
行政書士試験に落ちたとしても、不合格は引きずらないようにしましょう。反省するところは反省して、気持ちを切り替えることが必要です。
私も2回不合格を経験しているので気持ちは分かるのですが、どんなに頑張っても落ちるときには落ちますからね。私は、そんな感じで開き直って勉強を続けていました。
そもそも行政書士試験は合格率「10%前後」の難しい試験です。
そう簡単に受からないから価値があるとも言えますので。
資格の予備校を利用する
先ほども言いましたが、何度も行政書士試験に受からない人は、勉強方法が間違っている可能性があります。
自分の勉強方法の何が間違っているのかが分からない人は、資格の予備校を利用するのがおすすめです。
資格の予備校を利用すれば「合格に必要な教材」や「正しい勉強方法」を教えてもらえるので、合格する可能性が高くなります。
また、勉強のスケジュールも管理してもらえるので、試験当日に勉強不足という事態を回避できます。