行政書士試験は毎年11月に実施されます。試験日が近づいてきたことで、緊張や不安を感じている受験生も多いのではないでしょうか。私も今ぐらいの時期は、不安を感じながらも、必死に勉強していたのを今でも覚えています。
今回は「行政書士試験の直前期にやってはいけないこと」について解説します。
試験前の1週間をどう過ごすかは合否に影響するほど大切です。この時期に避けるべきことがいくつかあります。その一つに「新しいことを学ぶ」があります。
新しい知識が増えるのは良いことなのかもしれませんが、実際は精神的にも肉体的にも負担となるため避けるべきことです。詳しく解説します。
行政書士試験の直前期にやってはいけないこと
行政書士試験の直前期にやってはいけないことは、次のような行為です。
- 新しい教材を買う
- 学習しなかった分野の勉強を始める
順番に説明します。
新しい教材を買う
たとえ行政書士試験の直前に、手元にある教材を全て学び終えてたとしても、新しい教材を購入するのはやめましょう。
時間とお金を無駄にしてしまう可能性が高いからです。試験の直前期は、新しい教材を買うのではなく、今まで使っていた基本テキストや過去問を復習する方が効果的です。
新しい知識を得ていないと不安と言う方は、すでに学んだ知識の延長線上にある知識を学ぶのがおすすめです。
新しい教材を使用するデメリット
新しい教材は、今まで自分が使っていた教材と、違う言葉や方向から説明していることがあるので、理解をするのに無駄に時間がかかったり、前に覚えた知識と混ざって頭の中がごちゃごちゃになってしまう可能性があります。
最悪の場合、今まで覚えてきたことに、自信が持てなくなったりもするので注意しましょう。
試験直前期に新しい教材をして使用してしまって自滅する受験生は意外と多くいます。実は私の知り合いもいて、教材を増やしたことをとても後悔していました。
学習しなかった分野の勉強を始める
行政書士の試験範囲は広いので、人によっては勉強が間に合わず、まだ学習していない分野もあるかもしれません。
こうした分野の勉強は無理に始めないようにしましょう。試験日までの日数が少ない中で、そうした分野の知識を網羅することは不可能です。
無理に勉強を開始したとしても、焦ってしまい、なかなか知識が頭に入らないと思います。
そんなことで、試験直前の大事な時間を無駄にするくらいなら、自分がこれまで学んできた内容を復習する方がよっぽど有意義で得点になります。
過去問の確認
特に「過去問」は、試験直前期に学習する教材として優秀です。出題傾向や学習した成果の確認ができるので、自信を持って試験に臨めるようになります。
ちなみに私の場合は、試験直前に仕事の休みをもらっていたこともあり、試験日の何日か前から過去問をスタートして、試験前日は記憶が曖昧だったところのみを復習するという方法をとっていました。
健康管理をおろそかにしない
行政書士試験の直前期は、勉強のことで頭がいっぱいになると思いますが、健康管理をおろそかにしないようにしましょう。
勉強に没頭するあまり、食事や睡眠をおろそかにすると、取り返しのつかないくらい後悔することになるので注意です。
食事で十分な栄養を取ったり、睡眠をしっかりとって休息することは、脳の働きに直結しますからね。おろそかにするとストレスを溜め込んだり、脳の働きが悪くなったりして、勉強の効率が極端に下がります。
特に試験前日は、早く寝るなどしっかり健康管理をしないと、本試験で集中できなくなりますので注意しましょう。
ちなみに、試験直前期は運動をすることもおすすめです。1日30分でいいので散歩や軽くストレッチをするなど体を動かしましょう。気分がリセットされて、最後の追い上げとなる勉強もはかどります。適度な疲れで睡眠もとりやすくなるのでおすすめです。
まとめ
今回は「行政書士試験直前にやってはいけないこと」について解説しました。
行政書士試験の直前の期間は、それまでに勉強をした知識を頭に定着させるのに、最も大切な仕上げの期間です。
この記事で紹介した試験直前期にやってはいけないことは、おそらく合格者のほとんどがやらないようにしていることです。
最後の追い込み方を間違えると、せっかく長い時間かけて勉強してきたことが本試験で活かせないことがありますので注意しましょう。
行政書士試験の直前期に何をするのも自由ですが、合格するためには、焦らずに落ち着いて試験に挑むにはどうしたらいいのか?を優先して考えるのがポイントです。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

