今回は、「学歴」に関する記事です。
- 行政書士の仕事をするのにあたって学歴は影響しないのか?
- 学歴に関係なく行政書士の資格で高収入を目指すことができるのか?
- 行政書士は学歴に関係なく受験できるのか?
という疑問について、行政書士の資格で開業した経験から解説します。
人によって、大卒・高卒・中卒と学歴は様々です。その学歴が、行政書士として活動するにあたって影響するようだと不安ですよね。
行政書士を目指すのにあたって、学歴が気になっている方はぜひ読んでみてください。
行政書士の仕事をするのにあたって学歴は影響しないのか?
結論を言うと、学歴は、まったく影響しません。
大卒でも、高卒でも、中卒でも、行政書士の国家試験に合格して登録すれば、行政書士として全員同じスタートラインに立つことになります。
仕事をするにあたって、大卒が有利なんてことはありません。
行政書士は学歴に関係なく成功できる
学歴が関係ないので、高卒や中卒の人が大卒を追い抜いて成功することも珍しくありません。
当然ですが、学歴によって業務の報酬が変わるなんてこともありませんからね。努力と工夫しだいで、いくらでも売上を伸ばしていけます。
実際に私の所属している行政書士会の支部でも、高卒で行政書士になって成功している人はいます。
とても優秀な先生で、行政書士歴も10年を超えています。コミュニケーション能力が優れていて、人脈の広さは支部でもトップクラスです。
行政書士として成功するには、学歴よりもコミュニケーション能力とか、実務に直結するような能力のほうが重要なんだなと感じさせます。
高収入を目指すなら独立開業
行政書士として高収入を目指すなら「独立開業」がおすすめです。
というより、独立開業以外で高収入を目指すのは難しいです。
行政書士の働き方としては、
- 独立開業
- 補助者
- 一般企業
などがありますが、独立開業以外で好待遇は期待できませんからね。
補助者などは、実務経験を積めるというメリットがありますが、給料は・・・。
とにかくお金を稼ぎたいなら独立開業一択です。
ちなみに、地域によるかもしれませんが、私の住んでいる地域では、民事法務より許認可専門の行政書士のほうか稼げます。
許認可は集客が大変ですが、年々それが積み重なっていくので、開業してから3〜5年もすれば収入が安定します。
行政書士は学歴に関係なく受験できるのか?
行政書士試験には受験資格がありません。
なので、年齢や学歴、国籍などに関係なく受験することが可能です。高卒や中卒という方でも問題なく受験することができます。
ちなみに、行政書士は国家試験に合格する以外でもなることができます。
- 公務員になって一定期間働いた者
- 他の資格を取得した者
こういった方は、受験する必要がありません。
他の資格とは、
- 弁護士
- 公認会計士
- 弁理士
- 税理士
の4つです。
これらの資格の合格者も、登録すれば行政書士の業務を行うことができます。
行政書士の仕事は18歳になってから
先ほど説明した通り、行政書士試験は、受験資格がないので、年齢に関係なく受験することは可能です。
ただし、行政書士として仕事をするには、「18歳」になってからです。それよりも若い年齢で試験に合格しても、行政書士登録をして実務を行うことは認められていません。
毎年、行政書士試験では、最年少合格者が発表されていて、中学生が合格するなんてことも珍しくないですが、そういった方は20歳まで開業を待つことになります。
学歴がないと行政書士試験の合格は難しいのか?
正しい勉強法を続ければ、合格することは可能です。
そもそも行政書士の試験内容は、学校で勉強するような内容と違いますからね。学校での勉強が好きでなかった人でも、行政書士試験で勉強する内容は好きになるかもしれません。
まさに、私がそんな感じでした。
学校での勉強は好きではなかったけど、行政書士試験の勉強は楽しくできました。特に「民法」や「憲法」などは、自分の日常生活に関係するような内容なので、具体的に想像できて楽しかったです。
学歴が影響するとすれば、法学部出身者が多少有利というだけだと思います。法律用語など法律の基礎を知っているので勉強時間が短縮できますからね。
学歴に関係なく努力は必要
行政書士試験は難しいです。
毎年の合格率が10%前後の国家試験ですからね。
軽い気持ちで受験をしても合格はできません。
目指すなら、長期的な学習計画を立てて、本気で挑む必要があります。
勉強方法が分からないという人は、独学より資格の予備校がおすすめです。
- どの教材を使えば合格できるのか?
- どのように勉強を進めれば合格できるのか?
資格の予備校には、こうしたノウハウが蓄積されています。
費用はかかりますが、法律を初めて学ぶという人でも学習しやすいですし、独学だと正しい勉強方法を学ぶにも時間がかかるので時間の節約にもなります。