行政書士は楽勝な試験ではありません【合格者が解説します】

行政書士試験
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ネットで「行政書士試験は楽勝」なんて書き込みを見ると、誰でも簡単に合格できる試験なんだなと思いますよね。

そして、行政書士に興味を持ち、その流れで行政書士の仕事内容について調べると、相続や建設業許可、入管業務など様々な業務で稼ぐことができる。

「私も行政書士試験を受けてみよう!」

この流れは、危険なので要注意です。

そもそも最初の「行政書士試験は楽勝」が間違っています。こうした情報を鵜呑みにして、行政書士試験を受験すると後悔することになります。

今回は、行政書士試験に関する記事です。

行政書士は楽勝な試験なのか?

という疑問について、行政書士試験に合格した経験から解説します。記事後半では、行政書士試験に合格するために必要な3つことを解説します。

行政書士の資格に興味のある方の参考になれば幸いです。

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行政書士は楽勝な試験なのか?

決して楽勝な試験ではありません。

行政書士は法律系国家資格の登竜門と呼ばれていて、弁護士や司法書士など、他の法律系国家資格と比較すれば難易度は低いです。

しかし、行政書士試験は、合格率が毎年10%前後です。

合格率だけみても、決して楽に合格できる試験ではないことが分かると思います。
100人受験すれば、90人は不合格になりますからね。

また、行政書士試験には受験資格がなく、誰でも誰でも試験を受けることができます。

無駄に受験する人が多いから、合格率が高くなっているという話もありますが、そうは言っても、誰もが時間も費用もかけて受験している訳ですからね。

それを理由に、楽勝な試験とまでは言えません。

合格に必要な勉強時間

行政書士試験に合格するには「600〜1,000時間」の勉強が必要だと言われています。

私は行政書士試験を3回も受験していますから、合格までの期間を考えると、この倍以上の時間は勉強していると思います。

この時間を勉強するとなると、長期的な学習計画を立てて、毎日コツコツと勉強をすすめる必要があります。

こんな試験が、楽勝なわけないですよね。楽勝で合格できるのは、行政書士試験の勉強開始前から、かなりの知識をもった人だけだと思います。

行政書士試験については、次の記事でまとめていますので興味のある方は読んでみてください。
行政書士になるには?【3つの方法と試験概要を解説】
行政書士試験の足切りとは?【法令等科目・基礎知識科目・総合得点】

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行政書士試験に合格するには?

行政書士試験に合格するには、少なくとも次の3つのことが必要です。

  • 自分に合う教材を探す
  • 無理のない学習計画を立てる
  • 毎日コツコツ勉強する

順番に説明します。

自分に合う教材を探す

書店に行くと、行政書士試験のテキストや参考書がたくさん売られています。

その中から、自分に合う教材を探しましょう。

ネットの口コミを参考にして購入するのもいいですが、その際は必ず書店で中身を見てから購入することをおすすめします。

教材には、相性があります。どんなにネットの口コミが良くても、自分との相性が悪ければ意味がありません。相性の悪い教材を使っていると、ストレスになるので注意です。

自分が「見やすい」「理解しやすい」と感じるテキストや参考書、六法を探すのが、行政書士に合格するための第一歩です。

無理のない学習計画を立てる

行政書士試験は出題範囲が広いので、勉強する時間も長くなります。

なので、しっかりとした学習計画を立てる必要があります。
そうしないと、試験勉強に間に合わない可能性がありますからね。

また、多少何かがあっても勉強のペースを崩さないように、無理のない余裕をもった学習計画を立てることが必要です。

  • 仕事上のトラブル
  • 子供が熱を出した

など、何が起こるか分かりませんからね。
問題が解決するまで勉強できない可能性もあります。

余裕のないスケジュールは、焦って勉強の効率も悪くなるので注意です。

毎日コツコツ勉強する

行政書士試験の勉強は、毎日コツコツ勉強するのがおすすめです。
1日5分〜10分でもいいので、毎日勉強するようにしましょう。

勉強を毎日続けていくと、やがて勉強が「習慣」になります。
勉強の習慣化ができれば、勉強が苦にならなくなります。

上記の3つは、行政書士試験合格に必須のことなので忘れないようにしましょう。

行政書士試験は、「楽勝」など油断しなければ、独学での合格も可能ですので、受験される方は頑張ってください。

今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。