行政書士は、独立開業しやすいうえ、他の法律系国家資格と比較すると難易度の低い試験に合格することで資格を取得することができます。
開業すれば、自分のペースで仕事をすることができるので、多くの方にとって魅力的に映る職業だと思います。
しかし、開業後の現実には意外な困難が待ち受けています。
今回は「行政書士特有の開業後の難しさとは?」という質問について解説します。
行政書士の資格に興味のある方向けの記事です。
参考になれば幸いです。
行政書士特有の開業後の難しさとは?
まず、実務経験が不足しているという点です。
行政書士試験に合格するためには、たくさんの法律知識や理論的な理解などが求められます。
こうした知識がないと行政書士試験には合格できないわけですが、実務においては、これらの知識だけでは対処しきれないことが多くあります。
そして、行政書士として独立開業するのに、実務に関する知識や経験などは求められません。
開業後にすぐに仕事をすることができることから、これをメリットとして考えている方も少なくないですが、よく考えてみると不安なことです。
専門的な知識を持たないまま開業することができてしまうわけですから、依頼人に損害を与える可能性がありますからね。場合によっては、依頼人から損害賠償責任を請求される可能性もあります。
自信を持って相談を受けられない
実務に関する知識や経験がないという理由から、自信を持ってお客さんの相談を受けることができないという問題も発生してきます。
業界における実務経験がないためのですから当然ですよね。多くの新しい行政書士が、不安を抱えるポイントです。
簡単な依頼から徐々に複雑な依頼へと経験できればいいのですが、実際はそんなうまい話はなく、初依頼から難易度MAXの依頼を引き受けてしまう方もいます。
ただでさえ、初めての依頼で十分な対応ができないのではないかという不安があるのに、依頼内容が複雑であった場合は、夜も寝れなくなるのではないかと思います。
こうした心理的なストレスは、開業した後の業務に影響を与えますし、お客さんとの信頼関係を築く上でも障壁となります。
依頼を受けながら実務の勉強をする
結局のところ、行政書士は実務に関する知識や経験がない状態で開業する方が多く、専門家となるために、依頼を受けながら実務の勉強をするしかありません。
しかも、試験対策のために勉強した内容と、実際に業務で必要とされる技術や知識の間には大きなギャップがあります。
なので、こうした点も行政書士特有の開業後の難しさと言えます。
ちなみに、こうしたギャップを埋めるためには、実務経験を積んでいくしか解決方法はありません。
まとめ
今回は「行政書士特有の開業後の難しさとは?」という質問について解説しました。
行政書士として成功するためには、試験に合格するための知識だけでは不十分です。
このあたりの問題を「何とかなるだろう」と曖昧に考えていると、思っていたのと違う状況に後悔することもあります。
実務経験がないと不安という方は、実務経験を積む場をどうにかして確保する必要があります。
開業に際しては、事前に十分な準備と心構えが必要です。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。