今回は、行政書士の「開業」についての記事です。
行政書士で成功するためには差別化が必要?
という疑問について、開業した経験から解説します。
この記事を読めば、行政書士として、どのように差別化をしたらいいかが分かると思います。
行政書士で成功するためには差別化が必要?
成功するために「差別化」は必要です。
行政書士は飽和状態です。
業務である許認可は、どこの行政書士に頼んでも同じだと思われています。
差別化は、そういったお客さんに選んでもらうために必要になります。
お客さんからすると、依頼をするなら少しでもいい行政書士に頼みたいと思いますから。
差別化できれば、頼んでもらえる可能性が高くなります。
差別化を図ろうと必死
ネットで「行政書士 建設業許可」と検索してみてください。
検索結果に、建設業許可を取り扱う行政書士事務所が並ぶと思います。
いくつか開いてみると分かりますが、その事務所で依頼すると、どんなメリットがあるのか必ず書いてありますよね。それがその行政書士事務所が考えている差別化です。
みんな差別化を図ろうと必死です。建設業許可の申請をすることには変わりがないので、その他の部分で差をつけようとしています。
差別化の悩み
「差別化ができない」という悩みを持つ行政書士は多くいます。
集客に必要ですからね。
他の行政書士との差別化を図らなければ、お客さんに選んでもらえません。
次の章で、差別化する方法をご紹介します。
行政書士として差別化するには?
次のとおり
- 専門分野を明確にする
- 独自のサービス
- 行政書士の人柄
- 新しい業務を扱う
順番に説明します。
専門分野を明確にする
専門分野を明確にして、自分が何の専門家なのかをアピールします。
これだけでも差別化を図れます。
行政書士の中には「何でもやります」といった人が多くいます。
しかし、何でもやりますは差別化としては弱いです。
結局、何ができるのかが、よく分からないですからね。
専門分野を明確にすることで、少なくともそういった行政書士とは差別化できます。
独自のサービス
他の事務所にはない「独自のサービス」を作れば差別化になります。
理想は、他の事務所が簡単には真似できないサービスです。
そういったサービスを生み出すのは大変だと思いますが、そのサービスで差別化が図れれば最強です。
思いつかない人は、前職の経験をサービスに変えられないか考えてみましょう。
行政書士業に関係がないものでも、品位を落とすようなものでなければ問題ありません。
ちなみに、「深夜営業」や「土日営業」で成功した行政書士もいます。
行政書士の人柄
人柄も差別化になります。
「安心できる」とか「話しやすい」は、その行政書士特有のものですからね。
- 聞き上手
- 一生懸命
- 誠実な対応
などの接客態度も差別化として使えます。それと人柄のほか「身だしなみ」や「ビジネスマナー」などがしっかりしていることも差別化として使えます。
ちなみに、こうしたものをアピールするには時間がかかります。定期的に顧客とコミュニケーションをとることが必要です。
新しい業務を扱う
新しい法律ができたり、法律や制度が改正されると、新たに行政書士の業務が増えることがあります。
そういった業務を誰よりも早く、取扱業務に加えることができれば差別化になります。
新しい業務は、ライバルが少ないので簡単に集客できます。
事務所のホームページでアピールしても効果的です。
行政書士として差別化するメリット
- 価格競争に巻き込まれない
- 値下げ交渉されない
差別化すれば、価格競争に巻き込まれなくなります。
付加価値があれば、多少高くても依頼が来ますからね。
価格競争に参加する必要がありません。
また、差別化をすると値下げ交渉されなくなります。他の事務所にはないサービスがあることを認識しているお客さんは、値下げ交渉をしてきませんからね。
やってはいけない行政書士としての差別化とは?
それは「安さ」です。
値下げをして、他の事務所より大幅に安くすれば集客はできます。
しかし、それは差別化としては最悪の方法です。
忙しい割には稼げないという悪循環になります。場合によっては、行政書士の業界全体に迷惑をかけることにもなるので絶対にやめておきましょう。
まとめ
今回は、行政書士で成功するためには差別化が必要ということにいて解説しました。
そして、行政書士として差別化するには次の方法がありました。
- 専門分野をアピール
- 独自のサービス
- 行政書士の人柄
- 新しい業務を狙う
行政書士としての差別化は、簡単なようで難しいです。
私にも経験がありますが、決めたものが差別化として弱かったり、独自のサービスが予想以上に効果がなかったりと・・・。
開業して間もない頃は、試行錯誤の繰り返しでした。
これから開業して、他の事務所にはない差別化をしたい人は、少しやって諦めるのではなく、めげないでいろいろと挑戦してみてください。
その事務所にあった差別化が必ず見つかります。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。