行政書士の資格で開業したら、積極的にお客さんからの相談を受けることをおすすめします。
もちろん、行政書士として仕事を得るための戦略という理由でもありますが、積極的に相談を受けることは、自身のキャリアを築くためにもとても大切なことだからです。
今回は「行政書士で開業したら相談は積極的に受けるべき?」という質問について解説します。
新人の行政書士向けの記事です。
参考になれば幸いです。
行政書士で開業したら相談は積極的に受けるべき?
次のような理由から、行政書士で開業したら相談は積極的に受けるべきです。
- 仕事を得るチャンスになる
- スキルアップに繋がる
順番に説明します。
仕事を得るチャンスになる
まず、行政書士が相談をうける最大のメリットは、仕事のチャンスがあることです。
お客さんと直接話すことにより、何で困っているのか?何を求めているのか?何が問題点か?を知ることができます。
そして、それに対するアドバイスをすることで、依頼に繋がり業務を遂行することで利益を得ることができます。
行政書士としての仕事は、相談から入るケースがほとんどなので、行政書士として食べていきたいのであれば、相談は積極的に受けるべきです。
スキルアップにつながる
行政書士としてお客さんから相談を受けることで、自身のスキルアップに繋がります。
行政書士のところには本当に様々な相談が来ます。そういった相談を受けているうちに自身の知識が増えていきますし、依頼へ繋がれば実務経験を積むこともできます。
相談を受けた数だけ、行政書士として成長していく感じです。
司法書士業務の相談もされることがある
ちなみに、お客さんからすると「行政書士」も「司法書士」も同じようなものなので、司法書士業務の相談をされることもよくあります。
当然、行政書士として司法書士業務の相談は受けられませんので、司法書士を紹介するわけですが、それでも司法書士を紹介したりする過程で、様々な知識を得ることができるので無駄ではありません。
実践を通じて問題解決能力を向上させることができるため、結果としてお客さんに対して、より質の高いサービスを提供できるようになります。
とにかく相談は数が重要なので、どんな相談だけも受ける姿勢が重要です。
無料相談会への参加
開業して間もない行政書士の方は、お客さんからの相談に不安がありますよね。そういった方も少なくないと思います。私も不安でした。
相談を受けることに不安があるという方は、行政書士会で実施している「無料相談会」に参加するのがおすすめです。
こうしたイベントは、実際にお客さんとやり取りでき経験が積めますし、まわりに先輩行政書士の方もいますので安心して相談に乗ることができます。
先輩行政書士を手本にする
無料相談会に参加した際には、相談の経験を積むのと同時に、先輩行政書士と相談者とのやり取りを手本にして勉強しましょう。
- 行政書士として、どのような姿勢で相談を受けているのか?
- 行政書士の資格で相談に乗れる範囲は?
上記の2点は特に重要ですが、その他にも言葉遣いや専門用語の説明の仕方、話の持っていき方など参考にする点は多いです。
ちなみに、無料相談会は、同業者である行政書士との交流も生まれますので、業界内でネットワークを広げる良い機会になります。
分からないことを質問する
無料相談会へ参加した際には、お客さんとの相談に関することはもちろん、実務で分からないことも先輩行政書士に質問する機会があります。
初対面で、いろいろと深いことまで質問するのは難しいですが、積極的に支部活動に参加して良い関係が作れると、それに応じて何でも質問できるようになります。
私も、開業して間もない頃は、所属した支部の先輩行政書士によく質問をしていました。専門書に書かれていないようなことは、誰かに聞くしかありませんからね。
新人の方で支部活動に参加しない方も少なくないですが、今後行政書士としてやっていくのであれば、同業者との情報交換は重要ですから、ぜひ参加していみることをおすすめします。
まとめ
今回は「行政書士で開業したら相談は積極的に受けるべき?」という質問について解説しました。
行政書士として成功するには、積極的に相談を受け入れる姿勢が重要です。それにより、仕事の依頼を受けることにも繋がりますし、行政書士としてのスキルを向上させることにもなります。
相談件数が増えてくると、行政書士として業務に自信をもって臨むことができますので、ぜひ相談を積極的に受けてみてください。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
