今回は、行政書士を「選ぶ基準」についての記事です。
お客さんは行政書士をどのように選んでいるのか?
という疑問について答えます。
お客さんがどういった基準で行政書士を選んでいるかが分かれば、行政書士としての営業方法も変わってくると思います。
仕事の依頼が少ないという悩みを持っている方は、ぜひ読んでみてください。
参考になれば幸いです。
お客さんは行政書士をどのように選んでいるのか?
多くのお客さんは、その行政書士に「会ったことがある」といった基準で、相談や依頼をする行政書士を選んでいます。
理由は、そういった行政書士のほうが話をしやすいからです。
誰でも、まったく会ったことがない人より、少しでも面識のある人とのほうが話をしやすいですよね。
ただでさえ行政書士を含めた士業は堅いイメージがありますから、そういったことを基準に行政書士を選ぶ人は多いです。
そもそも一般の方から見たら、行政書士の能力の違いなんて分かりませんから、面識や話しやすさで選ぶしかないとも言えます。
人と知り合うことの重要性
私も、知り合いから相談されることが多くあります。
私が行政書士として、どんな業務を取り扱っているかに関係なく、とりあえず相談をして、ダメなら誰かを紹介してもらえないかという感じが多いです。
「会ったことがある」ということを基準に行政書士が選ばれるとなると、いかに人と知り合うことが重要かが分かりますよね。
行政書士の知り合いがいない人はどのように探しているのか?
その場合は、次の順番で行政書士を探しています。
- 知り合いに紹介してもらう
- インターネットで探す
それぞれ、もう少し詳しく説明します。
知り合いに紹介してもらう
次のような知り合いに、行政書士を紹介してもらいます。
- 顔の広そうな人
- 関連する職業の人
顔の広そうな人は、何となくまわりにいますよね。
特に行政書士というわけでもなく、その他の弁護士や司法書士、税理士などの士業というわけでもなく、ただそういった知り合いが多そうな人です。
そういった人から、行政書士を紹介してもらいます。知り合いと通してのほうが、まったく知らない初めて会う行政書士よりは話がしやすいし信用できますよね。
そして、関連する職業の人とは、例えば「不動産屋」などです。不動産業には様々な法律知識が必要となりますし、仕事の関係で司法書士や行政書士、税理士などとも付き合いがあるので頼られることが多くあります。
私の知り合いの不動産業者も、お客さんからよく相談されるそうです。お客さんは、どの業務がどの士業の独占業務かまでは分からないので、それを判断してあげて最適な士業を紹介するそうです。
インターネットで探す
今の時代は、パソコンやスマホを使って簡単に行政書士を探すことができます。
比較的年齢が若い人などは、紹介してくれそうな知り合いを頼るのではなく、最初からインターネットで専門家を探す人が多いです。
ホームページを持っている行政書士事務所も多いですから、自分に合いそうな行政書士を比較検討しながら簡単に探すことができます。
ホームページの必要性
ひと昔前よりは、ホームページを持っている行政書士は増えましたが、全体的にみるとまだまだホームページを持っている行政書士は少ないです。
上記のようなことで売上に差が出てくるので、ホームページを作成するのがおすすめです。次のようなキーワードで、検索結果に上位表示できれば売上アップが期待できます。
- 地域+行政書士
- 地域+取扱業務
ちなみに、ホームページは「だた、あればいい」というものではありません。訪問した人が安心するような内容やデザインになるよう工夫する必要があります。
行政書士として選んでもらうためには?
ここまでの説明で、会ったことがある行政書士が選ばれるという話をしましたが、さらに次のような点に当てはまることが理想です。
- 身近に感じてもらう
- 信頼してもらう
一度会って名刺を渡して挨拶をしただけでは、面識があるとは言っても相談しにくいことは変わりませんよね。
なので、お客さんが何らかの悩みを抱えたときに、頼ってもらう存在になることが必要です。そして頼ってもらうには、専門家として身近に感じてもらったり、信頼してもらうことが必要です。
何か問題が発生したときに相談してもらえるように、日頃からお客さんとコミュニケーションをとっておくようにしましょう。お客さんとの距離が縮まるほど、頼られる可能性が高くなります。
頼られる関係を増やす
行政書士として成功したい人は、こうした頼られる関係を増やしていくことが必要です。
行政書士の仕事は突発的に発生することが多いので、そのタイミングに合わせて営業をすることは難しいです。
なので、行政書士が必要になったときに、自分のことを思い出してもらう状態を維持していくことが大切です。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。