【行政書士開業】同業者である行政書士は商売敵?

行政書士開業
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行政書士の仕事をするためには、国家資格に合格して、その後行政書士会に登録することが必要です。

そうすることにより、行政書士として活動できるようになるのですが、開業後に直面する課題の一つに同業者である行政書士との関係があります。

今回は「同業者の行政書士は商売敵なのか?」という疑問について解説します。実は、そういった疑問を持って開業する方は意外と多くいます。

開業した経験や開業に役立つ情報をお話します。開業予定の方向けの記事です。参考になれば幸いです。

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同業者の行政書士は商売敵?

同業者である行政書士は、敵なのか?味方なのか?開業した直後だと、行政書士業界で他の行政書士が敵対する存在なのか分からないと思います。

実際のところは、敵と言うよりは「競争相手」であり、味方というよりは「仲間」といった感じです。

同業者と敵対していたら行政書士業界は発展しないですからからね。まず少なくとも「敵」といったことはないです。

行政書士は、行政手続きの専門家であり、実務において新しいことや分からないことに関しては、同業者との情報交換が必要です。同じ業務を扱っている場合もあるので競争はありますが、協力しあえる関係でもあります。

同業者と知り合うには?

行政書士会への登録後は、事務所のある地域の「支部」に入会することになります。

支部にもよりますが、支部活動が盛んな支部に入会すると、毎月のように何かしらの集まりがあります。

そういった集まりに積極的に参加することで、同業者の人脈が広がっていきます。

新人の行政書士で、あまりそういった集まりに参加したがらない方もいますが、私の経験上は参加をおすすめします。

支部活動は、思い切って参加してみると意外なほどに楽しいですよ。
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同業者との情報交換の重要性

行政書士として成功するためには、行政書士ひとりでは無理です。信頼することのできる人脈を築いていくことが必要です。

そして、同業者である行政書士と多く知り合い、実務や業界に関する情報を共有することが重要になってきます。

同業者と知り合ったり、情報交換する場所としては次のようなところがあります。

  • 研修会・勉強会
  • 支部活動
  • 異業種交流会・セミナー
  • 懇親会

積極的に参加することで、人脈を広げていくことが可能です。

同業者間で互いに仕事を紹介し合う

行政書士の業務範囲は広いです。
同じ行政書士であっても、取扱業務は様々です。

なので、取扱業務以外の相談を受けた時に、互いにお客さんを紹介することが可能になりますし、実際にそういったケースは多いです。

行政書士の場合、同業者とは言っても「良き紹介者」でもあるので、知り合いを増やしておいて損はありません。

例えば

実際によくある行政書士同士の関係としては、次のようなものがあります。

  • 遺言・相続を専門にしている行政書士
  • 建設業許可を専門としている行政書士

この2人の行政書士は、互いにお客さんを紹介し合うことで良い関係を築いています。

遺言・相続業務専門の行政書士は、建設業許可の相談をされたら建設業許可専門の行政書士にお客さんを紹介し、逆に、建設業許可専門の行政書士は、遺言や相続の相談を受けたたら、遺言相続専門の行政書士にお客さんを紹介します。

専門性を高め差別化することが大切

同業者である行政書士を敵視するのではなく、専門性を高め差別化していくことが大切です。そうすることが成功の鍵になります。

  • 取扱業務が同じ行政書士とは情報交換をする
  • 取扱業務が違う行政書士とは仕事を紹介し合う

専門性を高め差別化を図ることで、上記のような関係が築きやすくなります。

先ほど説明した支部活動に積極的に参加していると、上記のような行政書士の知り合いが増えていきます。

情報交換をしたり、仕事を紹介し合っていると、会社員時代とは違った仲間意識が生まれるので面白いものです。

まとめ

今回は、行政書士の資格で開業したら「同業者である行政書士は商売敵?」という質問について解説しました。

行政書士は、法的な支援を通じて社会に貢献する役割を担っています。

同業者である以上たしかに競争意識はありますが、互いに協力しあうことで、より良いサービスを提供することが可能になります。

この記事を読んでいる人の中には、これから開業という方も多いと思いますが、ぜひ開業した際には、同業者である行政書士を仲間として認識し、情報交換など協力することの大切さを理解していただきたいと思います。

成功は1人では得られないものなので、共に成長する姿勢が大切です。

今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。