行政書士の廃業率が不安で開業できない?【真相と対策】

行政書士開業
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行政書士の試験勉強をしながら、行政書士に関する情報をネットで集めている人も多いと思います。

そういった情報の中で気になるのは「廃業」に関する情報ではないでしょうか。せっかく行政書士試験に合格しても、すぐに廃業してしまう資格なら意味がないですからね。

今回は「行政書士の廃業率が不安で開業できない?」という質問について解説します。この職業の維持の難しさや廃業率は誰もが心配する点だと思います。

この記事を読んで、安心して勉強していただければと思います。参考になれば幸いです。

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行政書士の廃業率が不安で開業できない?

まず、行政書士の廃業率 をご存知ですか?ネットで調べると「開業3年以内に7〜9割廃業する」という恐ろしい情報が出てくると思います。

しかし、ここまでひどい廃業率ではありません。確かに行政書士で廃業してしまう人は存在しますが、他の職業と同じような廃業率です。

上記の恐ろしい廃業率は、昔からよく言われていますが、実は根拠がない数字です。なので、気にする必要もありません。安心して開業してください。

開業初年度は苦労する

ただし、行政書士の資格での開業初年度は苦労すると思います。他の業種で開業した経験があれば別ですが、そうでない場合は、開業の手続きで苦労したり、集客で苦労したり大変だと思います。

行政書士は、試験の合格のために必要な知識が実務であまり役に立たないため、開業後に実務の勉強をすることになります。

ただでさえ仕事がないのに、勉強もしなければいけないわけですから、体力的にも精神的にもきつい思いをすると思います。

ただし、これは多くの行政書士が経験することであり、これを乗り越えると行政書士としての成功が待っています。

行政書士に関する不安な情報ばかりを集めない

人間は面白いもので、不安な情報に目が行きがちです。開業前から、何事にも不安がっていたら成功するものも成功しません。

なので、不安を和らげるために、しっかりとした情報収集をしましょう。最近はネット検索するだけでなくYouTubeなどでも価値のある情報を収集できます。

また、行政書士開業者向けのセミナーもおすすめです。実際に行政書士の資格で成功した人が講師をしているセミナーでは、成功体験など聞けるので参考になります。どういったアプローチで成功したかは、戦略や考え方を含めて真似をしてもいいと思います。

こうした行政書士向けのセミナーは、先輩行政書士と知り合える場でもあります。積極的に話しかけて同業者の人脈も広げましょう。

先輩 行政書士はすでに色々な経験をしているので、良い関係を築ければ、いずれ実務で何かあった時に必ず助けになってくれます。

行政書士開業で廃業しないためには?

自分が専門とする分野を決めるのがおすすめです。

開業当初は、仕事の依頼が少ないので、経験を積む意味もあり、どんな行政書士業務でも引き受けた方がいいと思いますが、できる限り早い段階で自分の専門分野を決めるようにしましょう。

行政書士は業務範囲が広いので、まずは自分が興味や経験のある業務から始めればいいと思います。例えば、語学に興味があるなら「入管業務」、建設現場で働いてた経験があるなら「建設業許可業務」、こうした決め方でもいいと思います。

そして選んだ専門分野の業務を、徹底的に極めましょう。専門分野を絞らない行政書士よりは、お客さんからの信頼を得やすく収入に繋がるはずです。

専門分野選択で間違ったと感じたら、すぐに他の業務に切り替えても問題ありません。早い段階で自分に合った業務を探すのが成功するポイントです。

不安や悩みは、まわりに頼る

行政書士で開業する多くの人が自営業(個人事業主)だと思います。1人で仕事をしていると不安や悩みを抱え込みがちです。

なので、不安や悩みがあったら、まわりの行政書士や信頼できる人を頼りましょう。同じような不安や悩みを経験している人もいるので助けてくれるはずです。

内容によっては、行政書士会やビジネス関係の団体に頼ってもいいと思います。アドバイスをしてくれたり、解決のための方向性を示してくれるかもしれません。

ちなみに、頼った人にそっけない態度を取られたとしても落ち込まないようにしましょう。会社の上司とは違いますので、そもそもあなたの面倒を見る責任のない人たちです。気持ちを切り替えて、問題が解決するまで積極的に動きましょう。

まとめ

今回は「行政書士の廃業率が不安で開業できない?」という質問について、真相と対策を解説しました。

行政書士開業は、失敗の可能性がある挑戦ではありますが、しっかりと準備と情報収集をして、問題を一つ一つ解決していけば廃業するなんてことにはなりません。

そして、行政書士として誠実に依頼に応えていけば、確実に成功へ近づくことができます。

今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。