今回は、行政書士の「名刺」に関する記事です。
自分のことを覚えてもらうための「名刺」とは?
という疑問について、行政書士の資格で開業した経験から答えます。
- 名刺の作成に悩んでいる
- 現在の名刺に満足していない
という方に向けて解説します。
【行政書士開業】自分のことを覚えてもらうための「名刺」とは?
行政書士の資格で開業をすると、名刺を渡す機会がたくさんあります。
名刺を渡した相手に、自分のことを覚えてもらうには「自分のことを印象付けるための工夫」を名刺にする必要があります。名刺を渡して挨拶をしても、時間が経つと忘れられてしまうのが普通ですからね。
インパクトのある名刺を作成しましょう。
名刺に何を記載すべきか分からない人は、後ほど、名刺に記載したほうがいいことをご紹介しますので参考にしてみてください。
自分のことを覚えてもらう名刺なんて簡単に作れないのでは?
そのとおりです。
簡単には作れません。
なので、名刺を作成するのにあたって試行錯誤を繰り返す必要があります。
- 名刺に載せている顔写真を変えてみる
- キャッチコピーを変えてみる
と言った感じで、名刺は一度作成したら終わりではなく、作成する都度、改良を加えてより良いものを作っていく必要があります。
私の知り合いの行政書士は、名刺の表に大きな顔写真を載せて、まるで政治家のような名刺で活動しています。
名刺の3分の2くらいが顔写真なので、インパクトは強いです。通常、名刺に顔写真を載せるといっても、履歴書の証明写真よりも小さいくらいのサイズですからね。
ちなみに、残りの3分の1くらいに事務所所在地と連絡先を記載して、仕事内容などは裏面を使ってアピールしていました。
なかなか面白い「良い名刺」だと思います。
名刺の作成で悩んでいる方は、とにかく最初は自分が良いと思ったものを作成してみるのがおすすめです。名刺は、反響しだいでいくらでも作り直せますから。まずは行動です。
名刺に記載すること
一般的な名刺は、次のようなことを記載しています。
- 所属している団体
- 資格名
- キャッチコピー
- 名前
- 仕事内容
- 顔写真
- 事務所所在地
- 連絡先(TEL・FAX)
- ホームページのURL
- メールアドレス
- 出身地
- 趣味・特技
- 学歴・出身校
- 他に取得している資格
少しでも情報は多いほうがいいので、上記のすべてを名刺に記載してもいいのすが、あまり、ごちゃごちゃ書きすぎると逆に読まれなくなるので注意が必要です。
何を記載していいのか分からない人は、資格名や名前、事務所所在地、連絡先などの名刺に必須のものと、上記のうち、自分の事務所の強みになることを優先して記載するようにしましょう。差別化になりますから。
行政書士の名刺に「仕事内容」の記載は必須!
仕事内容を記載していない名刺を使っている行政書士は、意外なほどに多くいます。よくあるのが、資格名や名前、事務所所在地、連絡先など、最低限のことしか記載していない名刺です。
見た目はシンプルでいいのですが、行政書士の資格名だけでは、いったい何の仕事をしているのかが分かりませんので、名刺としての効果は薄いです。
仕事内容、つまり取扱業務については、名刺の一番目立つところに記載するのがおすすめです。
行政書士の仕事内容を知らない人は多いです。
- 税理士なら税務
- 社会保険労務士なら労務
といったように、資格名を聞いても具体的な仕事内容をイメージできる人は少ないですから。行政書士の名刺に仕事内容を記載するのは必須です。
専門分野が決まっていない場合の名刺
専門分野が決まってなくても、行政書士の名刺には取扱業務を載せましょう。
取扱業務ごとに複数の名刺を作成してもいいと思います。
私のまわりでは「相続」と「建設業許可」の2種類の名刺を、渡す相手によって使い分けている人もいます。
できれば「〇〇専門」と名刺に記載したほうがインパクトは強いですが、書き方を工夫すると、それに近いインパクトを与える名刺を作成することも可能です。
名刺を相手によって使い分けることで、仕事がもらえる可能性も高くなります。
会社経営に興味のある人には「相続業務」をアピールした名刺を渡すより「会社設立業務」をアピールした名刺を渡した方が効果がありますから。
名刺の裏面について
名刺の裏面が白紙という行政書士は多いですが、せっかく自分のことを相手に伝えるスペースがあるのですから絶対に使うべきです。
私が過去にいただいた名刺を見てみると、裏面を使っている行政書士は、取扱業務について書いてある人が多いです。
細かい文字でびっしりと書いている人もいますが、先ほども言ったとおり、あまりにごちゃごちゃに書くと逆に読んでもらえなくなるので、そこまでする必要はないと思います。
名刺の裏面は、白紙ではなく、とにかく自分の事務所の強みになることや、自分のことを印象づけられることを記載するために使いましょう。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。