年齢が若くても行政書士として活躍できるのか?

行政書士開業
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近年、若い人で行政書士になる人が増えてきました。
今回は、行政書士の「年齢」についての記事です。

年齢が若くても行政書士として活躍できるのか?」という質問に答えます。

行政書士で成功するには「経験」が必要だと思っている人も多いと思います。実際のところ年齢が若いとどういった影響を受けるのか説明します。

年齢が若いことで、行政書士としての開業を悩んでいる方はぜひ読んでみてください。参考になれば幸いです。

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年齢が若くても行政書士として活躍できるのか?

行政書士として活躍するのに年齢は関係ありません。年齢が若くても行政書士として活躍することは可能です。

行政書士の業務は、次の2つに分けることができます。

  • 建設業許可や会社設立などの「許認可」
  • 遺言・相続、離婚などの「民事法務」

どちらの業務の手続きも、幅広い年代が依頼をしてくれる可能性があり、依頼をする行政書士を選ぶのにあたっては、行政書士の年齢よりも「能力」や「相性」といったもので判断されるケースが多いです。

食べていくには努力と工夫が必要ですが、年齢が若いことが理由で廃業するなんてことはないので安心してください。

ちなみに、近年、私が所属する行政書士会でも、男女関係なく20代の行政書士が増えてきました。集まりに参加した際によく会話をするのですが、どの先生もそれなりに活躍できているように感じます。

依頼人によっては、フットワークがいい若い行政書士を好む場合もあります。
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年齢が若い行政書士の問題点と改善策

年齢が若い行政書士は、社会人経験も実務経験も不足していることが多くあります。この点が年齢の若い行政書士の問題点と言えます。

経験が不足していると、仕事をするうえで不安だったり、お客さんから信頼されないということもあります。

なので、年齢が若い行政書士は、次の点が重要になってきます。

  • 実務の勉強・情報収集
  • 分からないこと聞ける人脈
  • ビジネスマナーを身につける

それぞれ詳しく説明します。

実務の勉強・情報収集

行政書士としての経験が不足する分、実務の知識を得るための勉強や情報収集に力を入れる必要があります。

取扱業務に関係する法律や制度について、しっかりと学ぶことで専門性を高めて、依頼人からの信頼を得るようにします。

法律や制度は、たびたび変更されることがあるので、常に最新情報を把握してられるように情報収集や継続的な学習が必要になります。

できる限り行政書士会が実施している研修会や関連するセミナーには参加するようにしましょう。

分からないこと聞ける人脈

経験不足を補うために、すでに様々な経験をしている先輩行政書士と良好な関係を築いておく必要があります。

実務で分からないことを相談できるからです。

行政書士会の支部活動に積極的に参加していると、分からないことを聞ける先輩行政書士と知り合うことができます。

ビジネスマナーを身につける

ビジネスマナーが身についていないと、お客さんはもちろん、同業者である行政書士や提携している他士業からも見放されます。

年齢が若くても許されることではないので、しっかりとビジネスマナーを学んで、実務で活かすようにしましょう。

基本的に誰も注意してくれる人はいないので、自分で身につけるしかありません。

年齢が若い行政書士の強みを活かす

年齢が若い行政書士の強みとしては、次のような点があります。

  • 柔軟な発想力
  • デジタルスキル
  • 何度でもやり直す時間

順番に説明します。

柔軟な発想力

年齢が若い行政書士の強みとして「柔軟な発想力」があります。

既存の枠にとらわれない考え方ができるので、それを活かして新たなサービスを提案したりと様々な可能性が期待できます。

そういった点を評価してくれる依頼人もいますので、信頼を得ることにもつながります。

デジタルスキル

若い世代の方が、比較的「IT」に慣れているので、それを行政書士業務に活かすことで、他の事務所との差別化ができます。

また、近年はオンラインによる申請も増えたので、そういったサービスに強い行政書士事務所をアピールすることで顧客を獲得することができます。

デジタルツールを活用すれば、業務を効率化することも可能です。

何度でもやり直す時間

年齢が若いと、失敗しても、何度でもやり直す時間があります。

行政書士の業務範囲は広いです。様々な業務に挑戦して、自分の能力が一番発揮できる業務をじっくりと探すことも可能です。

挑戦を続ける時間があることは、大きな強みになります。

まとめ

今回は「年齢が若くても行政書士として活躍できるのか?」という質問について解説しました。

行政書士は年齢に関係なく活躍することが可能です。年齢が若いことで、開業に踏み切れない人は、思い切って一歩踏み出すことをおすすめします。

今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。