【行政書士開業】挨拶状は送ったほうがいいのか?

行政書士開業
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今回は、行政書士の資格で開業した際の「挨拶状」についての記事です。

挨拶状は、送ったほうがいいのか?

という質問について、開業した経験から答えます。

これから行政書士として開業する方向けの記事です。

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【行政書士開業】挨拶状は送ったほうがいいのか?

行政書士として開業する際に「挨拶状」を送ることは非常に重要です。

必ず送るようにしましょう。

こちらから情報発信をして、行政書士事務所を開業したことをまわりに知らせないと誰も存在を認識してくれません。

なので、その場所に行政書士がいるということを知ってもらうために、できる限り多くの人に挨拶状を送ることをおすすめします。

ちなみに、行政書士事務所開業の挨拶状をきっかけに、依頼がくることも珍しくありません。開業のお祝いに依頼をしてくれる人もいますからね。

行政書士は実務未経験で開業する人が多いので、身近な人からの依頼で実務経験が積めるのは大きなメリットです。

知り合いだからといって迷惑をかけていいわけではないですが、多少のミスでも許してくれるという安心感で、あまりプレッシャーを感じずに業務に取り組めると思います。

挨拶状の記載内容

ネット検索すると、行政書士事務所の挨拶状の雛形を見つけることができます。そういったものを参考に、自分の事務所に合わせたものを作成しましょう。

たまにインパクトを求めた個性的な挨拶状を送ろうとする人がいますが、挨拶状はあくまで自分の存在を知ってもらうためのものなので、よくあるシンプルな感じで十分だと思います。

挨拶状は、名刺の代わりのようなものなので、次のことは必ず書いて送りましょう。

  • 資格名
  • 氏名
  • 事務所所在地
  • 連絡先
  • 仕事内容

私の事務所に届く挨拶状は「ハガキ」のものが多いですが、たまに「封書」で送ってくる人もいます。個人的には封書のほうが丁寧で立派な感じがするのでおすすめです。

多少費用は高くなりますが、新たなスタートを切るためのものなので、少しでも印象がいいものを送ったほうがいいと思います。

ちなみに、最初の印象は大切です。できる限り丁寧な言葉遣いで文章を書いて、受け取った相手に誠実な印象が残るように工夫しましょう。

挨拶状を送る前に、家族や友人などに読んでもらって、変なところがないかチェックしてもらうと安心です。

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行政書士が挨拶状を送るときの注意点

行政書士は業務範囲が広いので、どの業務を専門に事務所を運営していくかは、行政書士によって違います。

なので、「行政書士事務所を開業しました」だけでは足りません。

挨拶状には「何ができるのか?」など仕事内容に関することは、必ず記載するようにしましょう。

ハガキで送る場合は、あまり細かく取扱業務を書くと、見た目がごちゃごちゃして逆に印象が悪いので、挨拶状には簡単に書く程度にします。

そして、挨拶状に事務所のホームページのURLを記載しておき、ホームページの内容を充実させておけば相手に伝わります。

名刺に書かれたURLから、事務所のホームページを訪問してくれる人は意外に多いので、ホームページに顔写真を掲載しておくのもおすすめです。新人は顔と名前を覚えてもらうことから始まりますから。

行政書士事務所の差別化

行政書士の場合、専門分野や事務所の特徴を相手に伝えることは重要なので、必ず読んでもらうように書き方も工夫しましょう。

挨拶状で、そういった事務所の強みを相手に伝えることができれば、他の行政書士事務所との差別化ができます。

差別化ができれば、行政書士事務所の経営が軌道に乗るまでの期間短縮が期待できます。

ちなみに、こうした方法で成功した行政書士もいます。

その先生は、その地域で取り扱っている人が少ない行政書士業務を調べ、挨拶状に記載して送ったそうです。

その結果、その地域でライバルが少ないこともあり、一般のお客さんだけでなく、同業者である行政書士や他士業からも紹介によって依頼がもらえたそうです。

現在は、他の業務を専門に活動されていますが、開業して間もない頃の売上の確保や自分のことを知ってもらう方法としては良い方法だと思います。

まとめ

今回は、行政書士が開業するのにあたって、挨拶状を送ったほうがいいのかについて解説しました。

挨拶状は、周囲に自分の存在を知ってもらうのに非常に重要なものです。その後の信頼関係を築くためのきっかけとなったり、仕事の依頼へとつながっていくというメリットがあります。

丁寧な文章で、誠実な印象が残るように作成して必ず送りましょう。

ちなみに、新人行政書士の中には、いきなり依頼がくるのが不安ということで、挨拶状を送らない人もいます。

実務経験がないと、そうなる気持ちも分かりますが、挨拶状は開業するタイミングでしか送れないものです。メリットを考えるとそれでも送ったほうがいいものです。

今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。