今回は、行政書士の「仕事内容」に関する記事です。
行政書士の仕事内容は知られていない?
という疑問について答えます。
行政書士の仕事内容は知られていない?
行政書士の仕事内容はあまり知られていません。
ひと昔前に、話題となった行政書士を主役にしたドラマや漫画の影響で、「行政書士」という資格名についての知名度はあります。
しかし、仕事内容まで詳しく知っている人はほとんどいないのが現状です。
実際に普段、仕事で挨拶をするときも、行政書士と名乗っただけで、どういった仕事をしているのか分かる一般のお客さんはほとんどいません。
行政書士の仕事内容が知られていない理由
理由としては、そもそも行政書士が扱っているのが「サービス」なので、仕事内容を覚えてもらいにくいというのがあります。
何らかの商品を販売していたら、その商品と関連づいて覚えてもらいやすいと思いますが、サービスは形のないものなのでイメージが湧かないのだと思います。
また、行政書士の業務範囲の広さも、仕事内容を覚えてもらいにくい原因のひとつです。
行政書士は、事務所によって取扱業務が様々です。
ネットで行政書士事務所を検索すると、遺言・相続専門、会社設立専門、建設業許可専門、入管専門などが並び、一般のお客さんから見たら何の専門家なのか分かりません。
これでは、結局のところ「行政書士は何をするための資格なの?」ということになりますよね。
他の士業のように、弁護士は裁判、税理士は税務、社労士は労務などといったような関連づきやすい業務があればいいのですが、上記のように取扱業務が様々だと、どの行政書士と付き合うかで印象はまったく違うものになってしまいます。
ちなみに、出会った人に行政書士と名乗ると、大抵は「何をしているのか?」と仕事内容を聞かれることが多いです。
行政書士の仕事内容を知ってもらうには?
行政書士と名乗るだけではダメで、挨拶をするときに簡単でもいいので仕事内容を説明する必要があります。
そうやってでも行政書士の仕事内容を知ってもらわないと、せっかく知り合ったのに何をする人だか伝わらず、次第に忘れられていきます。
行政書士として活動されている方で、一般のお客さんに挨拶をしたときに「すごいねー」とか「頭がいいねー」という会話になったことないですか?
私の経験上、そういったときの相手は「行政書士の仕事内容を知らない」というケースが多いです。
名刺を渡して尚且つその名刺に取扱業務が書かれてあれば別ですが、通常は「行政書士」と口頭で聞いただけでは、どういった仕事をしているのか分かりません。
先ほど説明したように、行政書士によって取扱業務が様々です。行政書士である私でも取扱業務については聞かないと分かりません。
親戚や友人にも仕事内容が伝わってない
ある程度の付き合いがあれば、親戚や友人にあなたが行政書士をやっていることは伝わっていると思います。
しかし、どんな仕事をしているかまでは、伝わっていないことが多くあります。
親戚や友人は、信頼関係があるので、行政書士が必要となる問題が発生したときに、依頼してくれる可能性が高い人たちです。
なので、親戚や友人に仕事内容が伝わっていない可能性がある人は、どんな業務を扱っているかは必ず伝えておきましょう。
ちなみに、こうした人たちに自分の仕事内容を伝えるときは「名刺」が便利です。名刺を新しくしたことを理由に、しっかりと取扱業務を名刺に記載して渡せば、自然とどういった仕事をしているのかが伝わります。
ホームページを充実させる
行政書士は業務範囲が広いでの、人によっては名刺に業務内容が書ききれないことがあると思います。
そういったときは、事務所のホームページに業務内容を記載しておきましょう。名刺に事務所のホームページのURLを記載しておけば、訪問して見てもらえます。
ホームページは、名刺では伝えきれない取扱業務に関する情報などを掲載できるので、もっていない方は作成するのをおすすめします。
ちなみに、ホームページとブログをリンクしておくと、ブログによって行政書士の人柄などがホームページを訪れた人に伝わるので効果的です。
ホームページでの集客
少し話はそれますが、近年、ホームページを使った集客は「あまり効果が期待できない」と言われることがあります。
しかし、私のまわりの行政書士を見ると、工夫次第では営業ツールとしてまだまだ優秀だったりしています。
行政書士専業で、売上の8割がホームページからという行政書士もいます。ホームページを持っていない行政書士は作成を検討してみましょう。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。