今回は、行政書士の「名刺」に関する記事です。
名刺には顔写真を入れたほうがいいのか?
という疑問について、行政書士の資格で開業した経験から解説します。
【行政書士開業】名刺には顔写真を入れたほうがいいのか?
世の中には様々なデザインの名刺がありますが、私の経験上、行政書士が使う名刺には「顔写真」を入れるのがおすすめです。
理由は簡単で、時間が経つと「顔」を忘れられてしまうからです。
お客さんはもちろん、同業者である行政書士や他士業に対しても、顔を覚えてもらうことはビジネスでは重要ですからね。
顔写真入り以外の名刺
行政書士の資格で開業して以来、多くの方々と名刺交換してきたので、私が名刺を収納しているファイルにはたくさん名刺が保存されています。
この記事を書くのにあたって、久しぶりに名刺ファイルを開いてみました。やはり、顔写真入り以外の名刺で、顔を思い出せる人は少ないですよね。
行政書士会の集まりや研修で頻繁に会っている人は、当然顔写真が名刺に入っているいないに関係なく顔を思い出せますが、それ以外の人は驚くほど思い出せません。
名刺に顔写真を載せるか悩んでいる人は、自分が持っている名刺ファイルを見返してみると、その重要性が分かると思います。
名刺に顔写真を入れるのに抵抗がある
そうは言っても、名刺に顔写真を入れるのに抵抗がある人もいると思います。
名刺に顔写真を載せると、どうしても証明写真みたいな感じになるので、それが嫌だという人もいますし、顔写真入りの名刺を渡した相手が、その名刺を落としたり、捨てたりしたときに知らない人に顔が晒されるのが嫌だという人もいます。
たしかに、どのケースも嫌なことは理解できますが、ビジネスで顔と名前を覚えてもらうことは想像以上にメリットがあることなので、名刺に顔写真は入れたほうがいいと思います。
すでに、行政書士としての収入が安定している人はいいですが、これから行政書士業を始める新人の方は、売上にも影響しますから我慢してでも入れることをおすすめします。
ちなみに、自分が思っているほど、名刺を渡した相手は「写真写り」を気にしていませんので、その点はあまり神経質にならなくてもいいと思います。
顔写真入りの名刺の注意点
それは、名刺の顔写真を定期的に撮りなおすということです。
顔写真は、次のようなことで印象が変わります。
- 年齢による老い
- 体重の増減
- 髪型・眼鏡
順番に説明します。
年齢による老い
さすがに同じ写真を5年や10年も使い続けてはダメですよね。
人間は老いますから、顔の印象が変わってしまいます。理想は3年、長くても5年に1回は、名刺の顔写真の撮りなおしをおすすめします。
年齢による老いは、意外と自分では分からないものなので、家族や友人に名刺と実際の顔と見くらべて意見を求めたほうがいいかもしれません。
体重の増減
体重が3㎏くらいの増減なら問題ないと思いますが、5〜10㎏以上も増減すると、さすがに顔の輪郭が変化していきます。
すぐにダイエットをして体重を戻せるなら別ですが、数か月も経っても体重が戻せないのであれば、顔写真を撮りなおしを検討したほうがいいです。
髪型・眼鏡
顔写真は、髪型によっても印象が変わります。
髪のセットが変わったくらいなら問題ないですが、男性で「センターパート」から「ボウズ」にしたり、女性で「ロングヘア」から「ショートヘア」にするくらいの大きな変化があったら顔写真を撮りなおしたほうがいいかもしれません。
また「眼鏡」によっても顔の印象が変わります。
名刺で使う顔写真の大きさくらいでは、眼鏡のデザインが多少変わっても分からないですが、眼鏡の外見が名刺の写真でも分かるくらい大きく変化するようなら、顔写真を撮りなおしたほうがいいです。
「名刺の顔写真」と「実際の顔」の印象が違うと・・・
その昔「名刺の顔写真」と「実際の顔」の印象がかなり違う人と名刺交換をしたことがあります。
名刺の顔写真に、何らかの加工をしたのだと思いますが、印象が変わりすぎると、何のために名刺に顔写真を入れているのか分かりませんよね。
その後、会う機会はありませんでしたが、もしどこかでお会いしても顔が分からない自信があります。
顔写真の代わりにイラストでもいいのか?
私のまわりだけかもしれませんが、最近名刺に「似顔絵のイラスト」を入れる人が増えてきたような感じがします。名刺に顔写真を載せたくないので、その代わりとして似顔絵のイラストを入れているのだと思います。
アイデアとしては、何もないよりはインパクトがあって良いと思いますが、似顔絵のイラストでは、時間が経って名刺を見ても、その人の顔を思い出せませんよね。なので、そういった点では意味がない感じがします。
やはり、名刺に入れるのは似顔絵のイラストではなく、顔写真を入れるのがおすすめです。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。