行政書士の資格取得を目指す前に考えなければいけないことは?

行政書士開業
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今回は、行政書士の「資格取得」に関する記事です。

行政書士の資格取得を目指す前に考えなければいけないことは?

という疑問について、行政書士の資格で開業した経験から答えます。

「将来、役立つ資格をとりたい!」と、どの資格を取得するのか悩んでいる人も参考にしてみてください。

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行政書士の資格取得を目指す前に考えなければいけないことは?

それは、行政書士の資格を取得したら「どうするのか?」を考えることです。
つまり「目的」を明確にするということです。

この目的が明確になっていないと、頑張って取得した行政書士の資格も一度も使わないで終わることもあります。

資格を取得するにしても費用と時間がかかります。
使わないのはもったいないですよね。

また、資格を取得した目的が明確でないと、実際に勉強や仕事をしてみて、思っていたのと違う資格だったと、一人前の行政書士になる前に辞めてしまう可能性もあります。

すぐに辞めていく行政書士

私のまわりでも「思っていたのと違う」という理由で、行政書士の資格で開業後1年もしないうちに辞めていく人がいます。

思い返してみると、何年かに1人はそういった行政書士がいますね。

行政書士の資格での開業は、飲食店などの開業とくらべると安くはできますが、そうは言っても登録や事務所の準備で「30万〜50万円」くらいは必要です。廃業しても登録に使ったお金は戻ってきませんから、もったいないですよね。

こうした人は、資格を取得する前に目的が曖昧だった人だと思います。

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目的を明確にするために必要なこと

その資格を取得した後の自分の理想の姿を、できる限りリアルに想像しましょう。その資格をどのように活用するのかを想像することも大切です。

そういったところまで真剣に考えてから取得する資格を選ぶと、失敗する可能性が低くなります。

  • 資格を取得したらカッコいい
  • 資格を取得さえすれば生活は何とかなる

こうした理由から行政書士を目指す方も少なくないですが、これだと試験合格までのことしか考えていないので、取得した資格を活かす段階になったら目的を見失う可能性があります。

世の中には資格マニアの人もいますからね。そもそもの目的が「資格取得」であるなら上記のような理由でも問題ありません。

しかし、そうでないなら、資格取得にかかる費用や時間のことを考えて、それが無駄にならないようにできる限り先の未来を想像するようにしましょう。

取得する資格を変更する

資格取得後の自分の理想の姿が想像できないのなら、取得する資格を変えたほうがいいかもしれません。

特に「行政書士」という資格は、取得するための試験も難易度が高いうえ、試験に合格するための知識が、実務であまり役に立たないので、開業後に学ばなければならないことがたくさんあります。

結局のところ、目的がないと資格取得や実務の勉強に力が入らないでしょうから、途中で挫折する可能性があります。それなら、最初から取得する資格を変更したほうが時間や費用が無駄になりません。

ちなみに、行政書士で成功している人は、資格を取得する前から明確な目的を持っている人が多いです。なので、行政書士の資格取得に向けた勉強も、開業後の実務の勉強も必死になれます。

そういった人は、必ず結果を出しています。

行政書士の資格を取得して「どうするのか?」という目的は、人によって違うので、目的自体はどんなものでもいいと思いますが、まったく目的を持たないのは、後々、方向性を見失ったりと後悔する可能性があるので注意したほうがいいです。

資格でいくら稼げれば成功なのか?

行政書士を目指す人で「稼げればいい」稼げれいいという目的を持った人がいますが、その場合でも、実際にいくら稼げば満足できるのか、具体的な金額を出しておくのがおすすめです。

月収30万円で満足する行政書士もいれば、月収50万円でも不満の行政書士もいると思います。自分の生活や家族構成などを考えて、しっかりとした金額を設定しておくと目標になります。

まとめ

今回は「行政書士の資格取得を目指す前に考えなければいけないことは?」という疑問について、行政書士の資格で開業した経験から答えました。

行政書士の資格を取得した後の目的を明確にすることは、とても重要なことです。

行政書士試験に合格することも大切ですが、合格した後に、その資格をどのように活用するのか決めておかないと「思っていた資格と違った・・・」といった状態になり、せっかく取得した資格が意味ないものになってしまいます。

どの資格を取得するべきか悩んでいる人は、とにかく情報を集めて、徹底的に納得がいくまで時間をかけて悩みましょう。目的の明確にすることも忘れずに。

今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。