【行政書士】遺言・相続を学ぶために役立つ習慣とは?

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今回は、行政書士の「遺言・相続」に関する記事です。

遺言・相続を学ぶために役立つ習慣とは?

という質問について解説します。

私は、遺言・相続業務を中心に行政書士を続けてきました。

そんな私が、日常生活の中で実務の役に立ったことをご紹介します。

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【行政書士】遺言・相続を学ぶために役立つ習慣とは?

それは「新聞」や「雑誌」に掲載されている遺言や相続関係の記事を読むことです。

相続は、誰もが一度は経験するものなので、世間の注目が高い話題です。なので、新聞や雑誌で相続の問題が取り上げられることが多くあります。

そして、相続問題を分かりやすく説明するために、図や表を使って、記事となった相続についてかなり詳しく書かれることが多いです。

  • どういった内容の相続なのか?
  • どんな点が問題となっているのか?

記事を読むことで、相続問題の背景を知ることができます。こうしたリアルな事件で相続を学ぶと、実務で使える知識が多く吸収できるので役立ちます。

私も、ちょっとした待ち時間のときに手に取った週刊誌が、遺言・相続関連の記事を読むようになったキッカケでした。遺言・相続業務の理解を深めたいと思っていた頃なので、とても役に立ったのを覚えています。

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記事に書いてあることを六法や専門書で調べる

とは言っても、新聞や雑誌の記事を読むだけでは、実務で使える知識としては少し弱いです。

なので、ただ読むだけではなく、その相続で問題となっている部分や論点などを、六法や専門書を使い調べてみることも必要です。

  • 民法の何条の解釈をめぐって争いが起こっているか?
  • 〇〇という問題について証明するためには何が必要か?

といった感じで、自分なりに新聞や雑誌に掲載されている相続問題について、専門家としてどうしたらいいのか考えていくことが大切です。実務でも同じように考えることはありますから、そういったときの練習にもなります。

最終的に、その相続問題がどのように対処されたかまで経過を確認すれば、自分が関わった相続問題のような思いを経験することが可能です。

おすすめなので、ぜひ試してみてください。

新聞や雑誌で読んだ記事は保管するのがおすすめ

せっかく読んでも忘れてしまっては意味がありません。
また、六法や専門書で調べた内容も残さなければ忘れてしまいます。

なので、新聞や雑誌で読んだ遺言や相続に関する記事は、切り抜きしてスクラップブックやバインダーを使ってファイリングするのがおすすめです。

それと一緒に、六法や専門書で調べた内容も同じように保存しておけば、オリジナルの遺言・相続の資料が作れます。

時間のあるときに読み返せば、実務で使える知識を吸収することができますし、お客さんとの話のネタや説明をする際の事例としても使えるので便利です。必ず保管するようにしましょう。

ちなみに、スクラップブックやバインダーを使ってファイリングするのは、読むには便利なのですが、保存するのにスペースが必要となるので、正直なところ、長く続けるほど邪魔になって置き場に困ります。

なので、ファイリングした資料を置くスペースが無いという人は、最初から記事をスキャナーで読み取ってPDFで保管したほうが良いのかもしれません。そのあたりは事務所の事情に合わせて臨機応変にやってみてください。

新聞や雑誌などを購入する費用を節約したいという人は、WordやExcelを使ってまとめるのもアリです。新聞や雑誌に掲載された日を記録しておけば使い勝手も良くなります。

勉強会の資料として活用

ちなみに、新聞や雑誌の記事を集めたスクラップブックは、行政書士仲間で行う勉強会の資料としても役立ちます。

以前、少人数の勉強会で使ったことがあるのですが、リアルな事件だけに参加した人にかなりの興味をもってもらえました。

行政書士の参考書や実務書に書かれている事例は、読む人に内容を理解してもらうために、だいぶ内容のやさしい都合の良い事例であることが多いと思います。なので、勉強していても現実味がないですよね。

しかし、新聞や雑誌などに掲載されている事件で学ぶと、自分が関わるかもしれない問題として現実味をもって物事を考えられるようになります。

まとめ

今回は、行政書士が「遺言・相続」を学ぶために役立つ習慣について解説しました。

新聞や雑誌には、遺言や相続についてのリアルな事件がよく掲載されています。そういった記事を読んで、自分ならどう対処するかを考えることで、実務でも活かせる知識が多く吸収できます。

また、それらの情報を保管しておくことで、実務で役立つオリジナルの遺言・相続の資料を作成することが可能です。

行政書士としての能力が確実に向上しますので、ぜひ試してみてください。

今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。