今回は、行政書士の「実務」に関する記事です。
- 行政書士の実務の専門書を読むコツは?
- 理解できないとき、集中できないときはどうすればいい?
- 実務の専門書を読む時間がないときは?
という質問について解説します。
実務書が読めるようになる方法を知りたい方
実務のために専門書をすぐにでも読む必要がある方
こうした方はぜひ読んでみてください。
実際に私は、ここに書かれている方法で、行政書士の実務の専門書を読んでいます。
行政書士の実務の専門書を読むコツは?
私の場合は、何冊か実務の専門書を購入して読むようにしています。
その方が、説明の仕方が違うので理解しやすいからです。
1冊目の専門書で理解できない箇所も、2冊目の専門書で理解できることもあります。また、別のアプローチで書かれているので知識が深まります。
最初は簡単な内容の本を読む
実務の専門書を数冊購入するとき、必ず一冊は内容の簡単な初心者向けの書籍を含めてください。初心者向けの書籍は、図や表が多く、理解しやすいものがおすすめです。
その本を先に読むことで、その分野の全体を把握します。これが結構重要で、全体を把握してから、個々の単元を読むことで理解のしやすさが、まったく違ったものになっていきます。
かなりおすすめなので、やったことのない方は試してみてください。
本を比較検討しながら読む。
初心者向けの専門書を読み終わったら、次にプロが読むような専門書を読むわけですが、完璧に理解しようとしないほうがいいです。
専門書は読みやすいように書かれていない場合が多いので、無理に理解しようとすると途中で挫折してしまいます。
なので、他の専門書と比較検討しながら、徐々に読み進めていきます。
ちなみに、同時に複数の専門書を読むと「逆に分かりづらいのでは?」と思う人もいると思います。
複数の専門書を交互に読むのではなく、気になる点や分からない点があったら、別の専門書で比較検討しながら読むといった感じでOKです。
このやり方で実務の専門書を読むと、とても理解が深まります。
実務の専門書の内容が理解できないときの対処法
専門書の内容がなかなか理解できないときは、その本を読むための前提となる知識が足りていないことが考えられます。
なので、少し難易度を下げた専門書を先に読んでみてください。
先ほど説明したような、図や表の多い初心者用の書籍ほど難易度は下げなくてもいいので、書店に行ってギリギリ内容を理解できるくらいのレベルの専門書を探しましょう。
専門用語の理解
専門書の内容が理解できない場合、その前提となる「専門用語」が理解ができていないケースが多くあります。専門用語が理解できていないと、専門用語を使った説明は絶対に理解できませんからね。
専門用語は、本人は理解しているつもりでも、意外と正確に理解していないこともあるので、復習のつもりで再確認することも必要です。
最近では、ネットでも行政書士が使う専門用語について詳しく書かれているサイトがあります。まずは専門用語の再確認から始めてみましょう。
実務の専門書を読むことに集中ができないときは?
次の方法がおすすめです。
- 専門書を読む時間を決める
- 専門書を読む場所を変える
順番に説明します。
専門書を読む時間を決める
専門書を読むことに集中できないときは、その専門書の内容に興味がないことが考えられます。
興味がなくても、行政書士の実務を行うために必要であるなら、読んで理解しないといけませんからね。
なので、専門書を読む時間を決めましょう。
あまり読むことが楽しくない本でも、読む時間を決めると、自然とその時間に集中する習慣がつくようになります。
専門書を読む場所を変える
読む場所を変えるのもおすすめです。
私は、よく図書館を利用しています。
まわりに人がいて、なおかつ少しうるさいほうが集中できることもあります。それに、何か分からないことがあっても、図書館にある本で調べられるのも便利です。
気分転換にもなるのでおすすめです。
ちなみに、これらの方法は、私が行政書士試験のときにやっていた勉強法で、専門書を読むときにも、この方法を使っています。
実務の専門書を読む時間がない場合は?
スキマ時間の活用がおすすめです。
- 待ち合わせ時間に早く着いたとき
- 駅のホームでの待ち時間
- トイレや寝る前の時間
こうした少しの時間も、まとまればかなりの時間になります。続ければ、思ったよりも早く専門書が読み終わると思います。私がそんな感じなので。
必要なところから読む
行政書士の実務の専門書を読む時間がないという方は「必要なところから読む」という方法もあります。
実際に、実務をやっていて、それに関する知識が欲しいとき、ピンポイントで専門書のその部分を読みます。実際に今やっている手続きに関することなら、興味も持てるし、理解も早いと思います。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。