今回は、行政書士の「営業」に関する記事です。
行政書士の資格で開業するのにあたって、誰でもできる仕事を増やす方法をご紹介します。
ホームページやチラシなど、様々な営業方法を試しても、あまり効果が無かったという方はぜひ試してみてください。
本当に誰にでもできる簡単なことです。
【行政書士開業】誰にでもできる仕事を増やす方法
それは、できる限り「多くの人に会う」ということです。
「そんなことか～」と思う人もいると思いますが、誰でも分かることなのに意外とやっていない人が多いことでもあります。
行政書士の仕事は、突然発生することが多いです。なので、飛び込み営業などの営業方法では、効果が出にくいと言われています。
では、どうすればいいのか？
行政書士が必要となる問題が発生したときに、思い出してもらえればいいのです。
知り合いを頼る人が多い
何か困った問題が発生したとき、多くの人は「知り合い」を頼ります。知り合いに行政書士がいなければ、家族や友達経由で行政書士の知り合いがいないかと探そうとします。
なので、そうした時に紹介してもらえるように、一人でもたくさんの人に会って人脈を広げておけばいいのです。そうすれば、困った時に思い出して頼ってくれます。
一人でも多くの人に会うほど、その確率は高くなります。
とにかく人の集まるところには積極的に参加するのがおすすめです。
行政書士の知り合いがいない人が多い
最近よく思うのですが、行政書士の数がコンビニより多いと言われていますよね。数が多すぎて飽和状態だとか、仕事を取り合っているとか。
しかし、意外と行政書士の知り合いがいないという方は多いです。
先日、私に依頼をしてくれた方も、地元に友達はたくさんいるのに、行政書士の知り合いはいないとおっしゃってました。多くの人に会うようにすれば、こうしたお客さんから依頼をしてもらえます。
駅前に事務所の看板を出したり、チラシを配布したりするよりも、よっぽど安く行うことができます。広告費が豊富にあるなら別ですが、そうでないなら、とにかく人と会うべきです。それで成功できればコスパ最強ですからね。
依頼を増やして、行政書士の収入を安定させたいという方は、ぜひ試してみてください。
多くの人に会っても仕事につながらない
これは、以前知り合った新人行政書士が言っていたことです。
この新人行政書士は、できる限り人の集まるところに参加して、人脈を広げることを頑張ったそうです。しかし、ほとんど仕事に繋がらなかったそうです。
こういった経験をした人もいるでしょうが、たくさんの人に会うということはやめないことをおすすめします。
理由は、多くの人に会うという営業方法は、すぐに結果がでるものではないからです。ある程度の期間続けることが必要です。
ちなみに、次の章で紹介することをやっていないと、どんなに多くの人と会っても仕事は増えないので注意です。
行政書士として何ができる人なのかを覚えてもらう
人に会った際には、必ず行政書士として何ができる人なのかを覚えてもらいましょう。
行政書士は業務範囲が広いですからね。一般の人にとっては、行政書士が、何をしている人なのか？仕事内容が分からないことが多いです。
私も日頃から人の集まるところには積極的に参加するようにしていますが、士業以外の人に名刺を渡して「行政書士の〇〇と申します」と挨拶をしても、行政書士の仕事内容を知っている人はほとんどいません。
人に覚えてもらうには？
次のことが必要です。
- 専門分野を絞る
- 名刺を作りこむ
- 定期的に思い出してもらう
順番に説明します。
専門分野を絞る
「どの業務でもやる」という行政書士も多いですが、専門分野を絞ったほうが相手に「何の専門家」なのかを覚えてもらいやすいです。
なので、専門分野を絞りましょう。
専門分野以外の仕事をしても問題ありません。行政書士としてどんな業務でもやるとしても、相手に自分を覚えてもらうためにメインの業務は絞るべきです。
名刺を作りこむ
名刺を渡しただけで覚えてくれる人は、ほとんどいません。
なので、名刺を作りこんで、挨拶した以降も思い出してもらえるようにしましょう。
資格名と氏名と、事務所住所、連絡先だけ書いた名刺では弱いです。
取扱業務や顔写真、取得資格、趣味、出身校なども名刺に加えると、相手の印象に残りやすいです。
定期的に思い出してもらう
挨拶と名刺だけでは、すぐに忘れられてしまいます。
方法はなんでもいいので定期的に、自分のことを思い出してもらうようにしましょう。
定期的に会えれば、それが一番いいのですが、なかなか難しいですよね。
私の知り合いの行政書士は、定期的にオリジナル新聞を配布して、自分のことを思い出してもらえるよう努力しています。
けっこういいアイデアだと思います。
ちなみに、オリジナル新聞の内容は、身近な法律知識を記載したものです。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
