今回は、行政書士の「開業」に関する記事です。
行政書士の資格で開業するのにあたって最低限必要なものとは?
という質問について解説します。
少しでも早く行政書士の資格で開業したいという方向けの記事です。
そういった方の参考になれば幸いです。
行政書士の資格で開業するのにあたって最低限必要なものとは?
次のとおりです。
- パソコン
- プリンター
- 固定電話・FAX
- 携帯電話
- 名刺
- その他
「行政書士登録」や「税務署への届出」は別として、最低限これらを揃えれば行政書士としての業務を行うことはできます。
パソコン・プリンター
まずパソコンとプリンターですが、行政書士として書類を作成するうえで、この2つは必要不可欠です。
ほとんど毎日使うものなので、購入にあたっては費用を惜しまないで性能の良いものを購入するのがおすすめです。
とはいっても、行政書士の業務では、それほど高スペックなものは必要ないので、価格コムの売れ筋ランキングなどを参考に、上位の機種を購入しておけば問題ないと思います。
開業資金を節約したい人は、開業前からプライベートで使っていたものを使いまわすことも可能です。
固定電話・FAX
固定電話は、事務所の電話番号としてお客さんからの問い合わせを受けるのに必要です。そして、その事務所の電話番号は、市外局番から始まる固定電話の番号がおすすめです。
理由は、そのほうが信用されるからです。「090」「080」「050」などの番号では、その昔悪用されていた時代があったため信用されない可能性があります。
それとFAXですが、取扱業務によっては必要です。最初のうちは固定電話と兼用の番号でいいので準備しておきましょう。
携帯電話
ひとりで行政書士事務所を運営するときは、携帯電話は必須です。
外出することが多くなりますから、事務所にかかってきた電話に出られません。
そういった際に、固定電話を転送して携帯電話で受けます。
私もひとりで運営しているので、基本的に事務所の電話はほとんど転送状態になっています。
ちなみに、固定電話とFAXの切り替えは、携帯電話から遠隔で設定を変更することができるので、外出先からでもFAXを受け取るのに困りません。
名刺
名刺がなくても、行政書士の仕事はできなくはないですが、名刺は集客をするのに必ず必要なものなので準備しておきましょう。
資格名や名前、事務所の住所が入った簡単な名刺よりは、顔写真や取扱業務、取得資格、趣味などの入った名刺を使うのがおすすめです。
そのほうが、相手に覚えてもらえるからです。
その他
上記のほか「車」も必要になる場合があります。
ただ事務所のある地域によっては、電車やバスが充実しているので使う必要はないかもしれません。
私の事務所のある地域では、車がなくても何とかなりますが、あったほうが便利なので、プライベートで使っている車を仕事用としても使っています。
- 開業資金が少ない
- 少しでも早く開業したい
という人は、上記のものを揃えて開業してみてください。
ここに書いたもの以外にも「あると便利」というものがありますが、上記のものだけでも行政書士をして活動することは可能です。
行政書士登録の事務所調査で指摘されることもある
ちなみに、上記のようなもの以外にも、行政書士登録の際の事務所調査で「必要なもの」を指摘されることがあります。
よく聞くのが「鍵付きキャビネット」です。
主に、個人情報が漏れないように書類を保存しておくために使います。
私の事務所がある地域では必須ではありませんでしたが、地域によっては用意するように指摘されるそうです。このあたりは、所属する都道府県の行政書士会へ確認してみてください。
ちなみに私は、事務所調査のときには鍵付きキャビネットを準備していなかったものの、その後必要性を感じて購入しています。
行政書士の開業にあたって必要な帳票について
行政書士の資格で開業するにあたっては、上記のようなもののほか「帳票」も必要かつ重要です。
よく使う書類としては、次のとおり。
- 請求書
- 領収書
- 委任状
- 書類預かり証
請求書や領収書は、行政書士会発行のものがあるので、それを使えば問題ありません。
委任状や書類預かり証は、自分の使いやすいものを作成するのがおすすめです。ネットや専門書、先輩行政書士が使っているものをもらい、それらを参考にして作ります。
最初から、上手く作れないかもしれませんが、依頼を受けるたびに修正していくと、使いやすいオリジナルの書類が作れます。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。