【行政書士】実務はどこまで勉強すればいいの?完璧じゃないとダメ?

行政書士開業
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行政書士で開業すると、ほとんどの方が実務の勉強をすると思います。

行政書士は、試験に合格するための知識が、実務ではあまり役に立ちませんからね。

今回は、その「実務の勉強」に関する記事です。

  • 実務はどこまで勉強すればいいのか?
  • 実務を完璧に学んでから依頼を受けるべきか?

という疑問に、開業した経験から答えます。

実務の勉強に疲れたときに読んでみてください。

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実務はどこまで勉強すればいいのか?

残念ながら、行政書士に実務の勉強の終わりはありません。

ここまで学んだら完璧という目安がないからです。

実務の専門書もいろいろなものが販売されています。どれか一冊を完璧に勉強してマスターしたとしても、実務では新たな問題が発生します。

どこまで勉強したら「完璧」という目安があれば楽なんですけどね。

結局のところ、行政書士は実務をしながら一生勉強を続ける必要があります。

実務の覚え方については、こちらの記事でまとめています。
行政書士の実務はどうやって覚えればいいのか?【開業者が徹底解説】

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実務を完璧に学んでから依頼を受けるべきか?

新人行政書士から「実務を完璧に学んでから依頼を受けるべきか?」という質問をされることがあります。

先ほど説明したように、実務の勉強に終わりはありません。

なので「ある程度、勉強をしたら依頼を受けたほうがいい」と答えています。勉強に終わりがない以上、どこかで区切りをつけて依頼を受ける必要がありますからね。

たまに、実務に関することを完璧にマスターしようと、専門書を何冊も買って何か月も勉強をする新人行政書士がいますが・・・。

そんなことをしていたら、いつまで経っても依頼を受けられません。

依頼を受けないと収入がありません。
それでは、いつか廃業してしまうことになります。

知識に多少自信がなくても依頼を受ける勇気が必要

新人行政書士で、知識に自信がなく最初の依頼をなかなか受けられない人がいます。

経験が足りない分、実務の知識が自信を持てるレベルまであるといいのですが、勉強してもそう簡単には自信はつきませんよね。

なので、ある程度、実務の勉強をしたところで、知識に多少自信がなくても勇気を出して依頼を受ける必要があります。

不安はあると思いますが、依頼を受けてしまえば意外と何とかなります。

信頼できる先輩行政書士

信頼できる先輩行政書士がいると、困ったときに助けになってくれます。

できれば、同じ専門分野のベテラン行政書士が理想です。

行政書士会の支部活動に積極的に参加していると、先輩行政書士の専門分野や人柄が分かってきますので、該当する先生と良い関係を築きましょう。

私も、最初は支部活動で知り合った先輩行政書士に頼っていました。

実務では、どの専門書にも書いてないようなことで困ることもあります。そんな時に先輩行政書士に相談すると、簡単に解決してくれたりします。

毎日少しずつの実務の勉強でも実力はつく

ちなみに、依頼を受けながらの実務の勉強は、時間の確保が大変です。

開業すると、依頼を受ける以外にも、営業したり、行政書士会の集まりに参加したり、他士業の先生とコミュニケーションをとったりと結構やることは多いですから。

毎日少しずつでも実務の勉強を継続すれば実力がつきます。
1日5分でも習慣づけて続けるのがポイントです。

できれば開業前から勉強を開始する

開業後は忙しくなるので、できれば開業前から実務の勉強を開始するのがおすすめです。

あくまで、専門分野が決まっている場合ですが。

専門分野が決まっていない場合は、無理に勉強を開始しないで、行政書士の業務についての情報収集に時間を使ったほうがいいと思います。

専門分野の選択は、その後の行政書士人生を左右するものになるので、後悔のないように慎重に選んだ方がいいからです。

行政書士の業務に役立つ専門書はどこで売っている?

行政書士の業務に役立つ専門書は、大型書店でも売られていますが、ネットのほうが探しやすいです。

私の場合は、ネットで良さそうな専門書を探し、大型書店で内容を確認して購入するようにしています。

専門書は値段が高いですからね。
失敗すると痛いので、できる限り内容を確認してから購入するようにしています。

大型書店に置いてないときは、仕方なく内容を確認しないで買うときもあります。

ちなみに、この書籍代が開業した頃なかなか痛い出費でした。毎月2万円くらい書籍代に使っていたと思います。

まだ開業していないという人は、書籍代を開業資金に加えておくことをおすすめします。

まとめ

今回は、実務はどこまで勉強すればいいのか?について解説しました。

結局のところ、実務の勉強に終わりはありません。行政書士を続ける限り、実務の勉強は一生続ける必要があります。

開業したばかりの人は、ある程度勉強したら区切りをつけて、依頼を受けながら同時に勉強を続けることになります。

行政書士は、新しい法律ができたり法律や制度が改正されたりすると業務の進め方が変わります。お客さんに迷惑をかけないためにも、そうした最新情報を勉強しておく必要があります。

今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。