今回は、行政書士の「選び方」についての記事です。
- 行政書士の選び方は?
- 依頼したいとき何を基準に選べばいいのか?
という疑問について解説します。
知っている行政書士がいたり、信頼できる人から行政書士を紹介してもらえたりできるのであれば、そのほうがいいです。
しかし、あてがない場合は、この記事で紹介する基準で行政書士を選ぶのがおすすめです。
行政書士の選び方
次の5つを基準に、行政書士を選びましょう。
- 専門分野は何か?
- 相性が良いか?
- 信用できそうか?
- 対応が良いか?
- 報酬額は相場か?
順番に説明します。
専門分野は何か?
依頼したい内容を専門に扱っている行政書士を選びましょう。
行政書士は事務所によって取扱業務が違います。
オールマイティにどんな業務でも取り扱う行政書士もいますが、専門分野を絞っている行政書士のほうがノウハウを多く持っています。
専門分野を絞っている分、その分野の依頼を多く受任していて実績があるからです。そうした行政書士に依頼をしたほうが、安心して手続きを任せられます。
ちなみに、専門分野を絞っていても経験年数が少ない行政書士もいます。依頼する業務の難易度によっては、経験年数も行政書士を選ぶ際のポイントになります。
相性が良いか?
行政書士を選ぶ際には、その行政書士との相性も大切です。
相性の悪い行政書士に依頼をしてもストレスになるだけです。
依頼内容の相談をしてみて、
- 話しやすい
- コミュニケーションがとりやすい
- 説明が分かりやすい
などは重要なポイントです。
ちなみに、意味の分からない専門用語を連発するような行政書士は、相性以前の問題なので、依頼しないことをおすすめします。
信用できそうか?
信用できる行政書士を選びましょう。
信用できるかの判断は難しいですが、次のような点に注意します。
- 都合の悪いことでも、ちゃんと言ってくれる。
- 手続きの流れや費用について明確に説明してくれる
こうしたことを、黙っていたり、お客さんが質問しないと答えないような行政書士は信用できません。
また費用は、後々トラブルの原因になりやすいものなので、これもまた明確に説明しない行政書士は信用はできません。
対応が良いか?
行政書士を選ぶ際に「対応の良さ」も重要です。
- 問い合わせをした際の、メールや電話の対応はどうだったか?
- すぐに、しっかりと丁寧に対応してくれたか?
行政書士事務所でも、このあたりが適当な事務所は存在します。
- 異常にメールや電話の返答が遅い
- 言葉遣いが悪い
など、ビジネスマナーがダメな行政書士もいます。
依頼した後に、こうした対応をされ続けたらストレスですよね。
問い合わせの段階で、行政書士の対応が悪いようなら依頼しないことをおすすめします。
報酬額は相場か?
行政書士へ支払う報酬額も、ある程度インターネットで調べることができます。
行政書士への報酬額が「相場」とかけ離れていないかは事前にチェックしましょう。
もし、依頼をしようとしている事務所の報酬額が、相場とかけ離れているようなら、その行政書士を選ぶのはやめましょう。
次の章で説明しますが、相場より高すぎる場合はもちろん、安すぎてもよくない可能性があるので注意です。
行政書士を選ぶ際の注意点(報酬額)
相場より安すぎる報酬額を提示している行政書士事務所には注意です。
通常、安くやるには数をこなす必要があります。
しかし、行政書士の業務は大量生産できるようなものではありません。
安すぎるということは、ひとつの案件に時間をかけずに、それなりの質という可能性があります。
行政書士を選ぶ際は、安さで選ばないことをおすすめします。
家からの距離で選ばない
それと、家から行政書士事務所までの距離で選ぶのもよくありません。家から近い行政書士事務所が、必ずしも良い事務所とは限りませんからね。
多少、家から遠くても、しっかりと選んだ行政書士に依頼するのがおすすめです。
ちなみに、多くの行政書士事務所は、依頼があれば家まで来てくれます。私の事務所でも片道車で1時間くらいなら余裕で訪問します。
行政書士に依頼するメリット
行政書士に依頼するメリットは、労力と時間の節約になることです。
基本的に、行政書士に依頼することは、本人であれば行政書士に頼まず手続きすることができます。
ただ、自分でやるとなると大変です。
例えば、何らかの許認可を自分でやる場合
- 申請書をもらい記入する
- 添付資料を集める
- 官公署に提出に行く
という流れになりますが、申請書にしても慣れない書類を書くのは大変ですし、記入ミスや漏れがあれば何度も官公署に行くことになります。
また、添付書類もそれぞれ交付してくれる場所で入手する必要があります。
行政書士に依頼をすれば、こうした面倒なことをやらなくて済みます。
費用はかかりますが、行政書士を使うと便利です。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。