行政書士を目指すのにあたって、取得まで何年かかるのかは気になることだと思います。合格することによって、人生がガラリと変わる可能性がありますからね。
今回は、行政書士試験に関する記事です。
行政書士試験に合格するまで何年かかるのか?
という疑問について、合格した経験から解説します。
この記事では、私の受験回数や勉強時間などについてもご紹介します。
これから行政書士試験を受験する方の参考になれば幸いです。
行政書士試験に合格するまで何年かかるのか?
多くの人が合格するまでに「2〜3年」かかっています。
後ほど詳しくご紹介しますが、私も合格まで「3回」受験しました。
もちろん、行政書士試験に一発合格する人もいます。
ただ、一発合格する人は、もともとの知識が豊富な人が多いです。独学だったり、法律を勉強するのが初めてという方は、合格するまでにかかる年数も増える傾向にあります。
行政書士試験の合格率
行政書士試験の合格率は、毎年10%前後です。
100人受験したら10人しか合格できない試験です。
行政書士試験には受験資格がなく、年齢や国籍、学歴などに関係なく誰でも受験することができますが、簡単には合格できない試験です。
合格するには、集中してしっかりと勉強する必要があります。
5年以上挑戦を続ける人も
受験生の中には5年以上挑戦し続けているという方もいます。
珍しいことではありません。
行政書士試験は、法律系国家資格の登竜門と言われていて、他資格と比較すれば難易度は低いですが、十分に難しい試験ですから。
誰でも2〜3年勉強すれば、合格できるというものではありません。
私が行政書士試験に合格するまでにかかった年数
私は行政書士試験に合格するまでに「3年」かかりました。
最初に受験を決めたのが願書を提出する時期だったので、1回目の受験は来年度に向けて、試験会場の雰囲気に慣れておきたいという思いからの受験でした。
仕事をしながらの独学での受験だったので、勉強時間の確保すらできなかったのを覚えています。たしか基本テキストを読んで、過去問は最後まで終わっていない状態で受験しました。
なので、実質だと合格までに「2年」かかっています。
2回目、3回目の行政書士試験は、本気で勉強をして挑みました。
行政書士試験に合格するためには「600時間〜1,000時間」の勉強が必要と言われています。2回目、3回目の受験は、基本的に仕事以外は勉強時間に使うようにしていました。
働きながらだと、とにかく勉強時間の確保が難しくなります。合格までの勉強時間は1,000時間を超えてますが、休日やスキマ時間を有効活用して確保した時間です。この2年間は、遊びに行くのはもちろん、飲みにすらほとんど行っていません。
間違った勉強法では何年かけても合格できない?
行政書士試験は、正しい勉強法をすれば誰でも合格できる試験です。
しかし逆に言うと、間違った勉強法では、何年かかっても合格できない試験です。たくさんの時間勉強すれば合格できるという試験ではない点に注意です。
何度も落ちている人は、勉強法が間違っている可能性があります。
資格の予備校を利用する
自分で自分の勉強法の間違いに気がつくのが難しいこともあります。行政書士試験に何度も不合格になっているという人は、資格の予備校を利用しましょう。
費用はかかりますが、資格の予備校は受験に対するノウハウが豊富です。間違った勉強法を改善できるだけでなく、合格に必要な他のノウハウも教えてもらえます。
独学で頑張っていた人が、資格の予備校を利用した年に合格したという話もあります。何度も不合格を経験している人におすすめです。
行政書士で成功するのに受験回数は関係ない
最後に、行政書士試験に何回の受験で合格したのかを気にする人がいますが、開業後はまったくどうでもいい話になります。
仮に10回目の受験で合格したとしても、恥ずかしいことはないです。
落ち込む必要もありません。気にしないようにしましょう。
そうしたことを気にする人は、開業後にいません。
開業後は、その人の「人柄」や「専門分野」のほうが重要になります。
実際に、行政書士試験を5回以上受験して合格した人が、開業後に成功している例も珍しくありません。私の知り合いにもいます。
むしろ、苦労して行政書士資格を取得したから、短期間で合格した行政書士よりも、絶対に成功させたいという思いが強いように感じます。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。