行政書士は、法律に関する専門家として、様々な制度や行政手続きに関する相談を受ける役割を担っています。
しかし、実際の業務においては、全ての質問に即座に答えることができない場面も少なくありません。
今回は「相談者の質問に答えられないと期待を裏切ることになる?」という質問について解説します。
開業して間もない行政書士向けの記事です。
参考になれば幸いです。
期待を裏切ることとは?
お客さんが行政書士に期待していることは、法律問題や行政手続きに関する知識です。
その知識によって、自分の抱えている問題が解決できることを求めています。
なので、「申請書類の作成」や「必要書類」など、基本書に書かれているような内容についての質問には明確かつ正確に回答できる必要があります。
できなければ、相談者の期待を裏切る結果になる可能性が高くなります。内容によっては、信頼性や専門性が損なわれる可能性もあります。
質問に答えられない場合はどうすればいいのか?
しかし、すべての質問に即答できないのは仕方のないことです。
行政書士業務に関連する法律は、とても幅広く常に変化していますからね。
なので、イレギュラーな事例やユニークな質問に対しては、即座に答えられなくても仕方がありません。
では、このような質問に答えられない場合はどうすればいいのか?
大切なのは、その場での答えではなく、その後の対応の仕方です。
調査と報告
お客さんからの質問に答えられない場合、その場で分からないからといって「分かりません」の一言で済ましてはいけません。
分からないことを伝えるのと同時に、調査を行う姿勢を見せましょう。
「この件に関しては調査が必要です。後日ご報告しますので少々お待ち下さい。」とお客さんに伝え、必要な情報を調べ後日報告します。
そうすることで、相談者への誠実さを示すことができます。
効果的なコミュニケーション
ちなみに、言葉足らずで不安を与えないように、お客さんと効果的なコミュニケーションを取ることも大切です。
その際には、くれぐれも次のようなことは言わないようにしましょう。
- 曖昧なこと
- 根拠のないこと
- 真実でないこと
上記のようなことを言ってしまうと、たとえ無料相談だったとしても、責任を追及される可能性があるので注意です。
参考になる文献の紹介
答えられない内容について、専門的な書籍や参考になる文献を紹介することも一つの方法です。
簡単には説明できない内容や、理解するのに膨大な基礎知識が必要となるような内容についての質問については、とても有効な方法だと思います。
これにより、相談者は自ら学びを深める機会を得ることができますし、行政書士としてあなたの信頼性も高まる可能性があります。
まとめ
今回は「相談者の質問に答えられないと期待を裏切ることになる?」という質問について解説しました。
行政書士として、お客さんからの期待を裏切らないためには、知識の提供だけでなく、誠実な姿勢や適切な対応も必要です。
「分からない」と言うことに抵抗のある方もいるかと思いますが、大切なのは行政書士のプライドではなく、お客さんの利益です。
しっかりと調査をして、後日報告をすれば、行政書士としての信頼を失うこともありません。誠実な対応をして、お客さんとの信頼関係を深めていきましょう。
ちなみに、行政書士として成功するには、予期せぬ質問に直面した際の経験を、その後の成長の糧にすることも大切です。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
