今回は「行政書士試験」に関する記事です。
- 行政書士試験に受かる人の特徴とは?
- 受かるために必要なポイントとは?
という疑問について、行政書士試験に合格した経験から答えます。
行政書士試験に受かる人の特徴とは?
行政書士試験に合格するのに、学歴や地頭は関係ないと言われています。
では、どんな人が行政書士試験に合格しているのか?
特徴をまとめてみました。
- 諦めない人
- コツコツ勉強できる人
- 完璧主義でない人
- 適度に息抜きができる人
順番に説明します。
諦めない人
行政書士試験において「諦めない」ということは何より大切です。
そもそも行政書士は合格率10%前後の難関試験ですからね。
1回の試験で合格できる人のほうが少ないです。
多くの人が「2〜3回」の受験で受かっています。合格するまでに5回以上受験するという人も珍しくありません。
なので、試験に落ちて挫折しても、粘り強く諦めないことが必要です。
行政書士試験は、そういった人が受かっています。
諦めそうになったときは?
私も行政書士試験には2回落ちているので、諦めそうになる気持ちは理解できます。
そういった時は「なぜ行政書士を目指そうと思ったのか?」を思い出し、モチベーションを保つようにしていました。
私の場合は「専門的な知識を身につけたい」「独立開業したい」ということから、行政書士を目指したので、合格後の自分をイメージすることが多かったです。
「稼ぎたい」「人生を変えたい」「人の役に立ちたい」と、人によって行政書士を目指す理由はそれぞれだと思いますが、「絶対に行政書士になる」という強い思いを持てば挫折に勝てます。
コツコツ勉強できる人
行政書士試験は、試験範囲が広いので勉強も長期戦になります。
一気にまとめて勉強するような試験ではありません。
なので、毎日少しずつでもコツコツ継続して勉強できる人が受かります。
行政書士試験は、ちゃんと勉強すれば、ちゃんと受かる試験ですからね。毎日の積み重ねが大切です。
完璧主義でない人
行政書士試験は、完璧主義でない人のほうが受かりやすいです。
先ほども言った通り、行政書士は試験範囲が広いですからね。
ひとつひとつの科目も奥が深いので、完璧に勉強しようとするとキリがありません。いくら時間があっても足りなくなります。
完璧に勉強しようとするのではなく、柔軟に必要な個所を判断して勉強をしたほうが効率がよく勉強が進みます。
ちなみに、完璧主義の人は「人のやり方」を取り入れるのも一つの手です。
資格の予備校の講師が教えている勉強方法などは、そのあたりのバランスがいいので、どの程度完璧に勉強すればいいのかが分かるのでおすすめです。
適度に息抜きができる人
行政書士試験の勉強は、長期戦になるので適度に息抜きすることも必要です。受かる人は、そのあたりの息抜きが上手です。
ある程度勉強を頑張ったら適度に休む
これ本当に大切です。
ひたすら勉強だけを頑張っていても疲れて効率が悪くなりますからね。
時には休むことが必要です。
モチベーションがアップして効率の悪さをリセットできます。
「サボる」と「休む」
ただし、勘違いしてはいけないのが「サボる」と「休む」を同じにしてはいけないということです。
全然違うことですから注意です。
これを同じにしてしまうと、行政書士試験には確実に受かりません。
行政書士試験に受かるために必要なポイント
- 勉強時間の確保
- 試験の分析
- 学習計画
順番に説明します。
勉強時間の確保
行政書士試験合格に必要な勉強時間は「600〜1,000時間」と言われています。
仕事を辞めて行政書士試験に集中できる環境の人は問題ないですが、働きながら合格を目指す人は「勉強時間の確保」が合否を分けます。
「仕事が終わった後」や「休日」の時間を使っても勉強時間が足りない人は、スキマ時間を有効活用するのがおすすめです。
- 通勤中のホームや電車
- 待ち合わせまでの時間
- 寝る前の時間
こうした時間を集めると、かなりの勉強時間を確保できます。
試験の分析
行政書士試験は、出題形式や配点が違うので「試験の分析」をすることが必要です。
やり方としては、過去問を使います。
過去問を繰り返していると、
- 何が基本的な問題なのか?
- どういった傾向の問題が多いか?
などが分かってきます。
行政書士試験では、正解率の高い基本的な問題を落とすと受からないと言われているので、とにかく基本をしっかりと勉強することが必要です。
また、出題形式や傾向、科目に合わせた正しい勉強方法も必要になってきます。
このあたりは、独学だと試行錯誤が多くて時間がかかりますが、資格の予備校だとノウハウを教えてくれるので時間の節約になります。
学習計画
行政書士試験に受かるには、勉強に時間がかかります。
なので、学習計画を立てて取り組むことが必要です。
- 自分の置かれた環境
- 合格に必要な勉強時間
この2つを考えながら学習計画を立てます。
働きながらという方は、半年から1年くらいの学習計画が必要になると思います。
試験日までに勉強が間に合わないと意味がないので、計画には「余裕」をもたせるようにしましょう。
しっかりとした学習計画を立てると、働きながら独学での行政書士試験合格も可能です。