仕事の依頼が増えてくると、行政書士事務所を1人で運営するのが厳しくなってきます。
通常、そこで従業員の採用を考えるわけですが、家族や友達を雇いたい、一緒に働きたいと思ったことはないですか?
特に初期段階の事務所運営においては非常に魅力的ですよね。コミュニケーションも取りやすく信頼もできるので、とても良い職場がイメージできます。
しかし、一見すると良いアイデアに思えますが、この選択にはいくつかの注意点があります。今回は「行政書士事務所で家族や友達を従業員にする場合の注意点」について解説します。
個人的な関係が業務に悪影響を与えることはないのか?仕事の質を維持できるのか?など掘り下げて考えていきます。
行政書士事務所で家族や友達を従業員にする場合の注意点
次のような点に注意しましょう。
- 経営者と従業員の関係が曖昧になること
- 生産性が低下してしまうこと
- 適切な評価をするのが難しくなること
順番に説明します。
経営者と従業員の関係が曖昧になること
家族や友達が従業員になると、普段からの付き合いの仕方が、そのまま職場に反映されてしまうことがあります。
一見フレンドリーでいい職場なのかもしれませんが、仕事をしていく上で経営者と従業員の関係が曖昧になるというのは、指示をしていく上で不具合が生じることもあります。
家族や友達が従業員になるとはいえ、あくまで「仕事」です。上司としての立場を確立することが必要になります。
職場でのルールをしっかりと定め、業務上の支障がないようにプロフェッショナルな関係を築くことが大切です。
生産性が低下してしまうこと
家族や友達が従業員となった場合、彼らから見る上司はとても身近な人なため、どうしても「甘え」が生じてしまうことがあります。
普段遊んでる時のようにおしゃべりが多くなってしまったり、業務に関係ないことで時間を使ってしまったり、生産性が低下してしまう可能性があります。
なので、こうしたことが起こらないような職場環境を作り、それを維持する努力が求められます。
適切な評価をするのが難しくなること
従業員が家族や友達だと、仕事に対する適切な評価をするのが難しくなります。身内だからと評価が甘くなりがちだからです。
なので、そうならないために「適切な評価基準」を設けることが必要です。そうしないと、どこかで必ず不具合が生じます。
家族や友達の仕事ぶりに対する評価を、公私に関係なくしっかりとするようにしましょう。業務の質を確保するには必要なことです。
ちなみに、家族や友達が従業員だと、私的な感情を仕事に持ち込む恐れがあります。例えば、プライベートでの喧嘩を仕事場に持ち込んで、指示に従わないなどです。
それでは質の高い仕事ができませんので、そうならないためにはどうしたらいいのか?など事前に話し合っておくのがおすすめです。
行政書士事務所で家族や友達以外の人を採用するメリット
外部の人材の採用を検討することも大切です。家族や友達以外の人を雇うことは、質の高いサービスをお客さんに提供するための一つの方法です。
なぜなら、外部の人材を採用する場合、行政書士事務所に必要な能力を持った人を募集し雇うことができるからです。
そうした人が持つ「専門知識」や「経験」は、行政書士事務所を運営するのにあたって役に立ちます。
家族や友達が、そういった能力を持っているなら別ですが、実際は滅多にないことだと思います。
また現在、自分が運営している行政書士事務所を、大きくしたいと考えているのであれば、最初から家族や友達ではなく外部の人材を雇うのがおすすめです。
いずれは、外部の人材を採用することになるので、経営者として早めに経験しておいたほうがいいですし、より理想に近づくのが早くなります。
まとめ
今回は「行政書士事務所で家族や友達を従業員にする場合の注意点」について解説しました。
家族や友人の従業員として雇うことは、コミュニケーションや信頼という点においてはメリットですが、注意しなければならないデメリットもあります。
今回の記事で紹介したように下記の点には注意しましょう。
- 経営者と従業員の関係が曖昧になること
- 生産性が低下してしまうこと
- 適切な評価をするのが難しくなること
こうしたリスクを理解しないで、安易に家族や友人を従業員として採用すると、仕事に支障が出たり、関係が悪化したりすることもあります。
経営者として採用後もビジネスでプロフェッショナルな姿勢が取れるかどうか、しっかりと考えてから判断しましょう。
場合によっては、質の高いサービスを提供するために、家族や友達以外の人材を採用することも必要です。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

