独学で行政書士試験に挑戦すると、勉強中に様々な悩みに直面します。どの教材を使うかという「教材選び」もそのひとつです。
その中でも多いのが「前年の教材は今年も使えるのか?」という疑問です。教材も安くはないので、できれば前年のものが使えれば使いたいですよね。
しかし、行政書士試験に合格するために、教材選びはとても重要で、お金のことだけを考えて簡単に判断するのは危険です。
今回は、行政書士試験に挑戦するにあたって「前年の教材は今年も使えるのか?買い替えたほうがいいのか?」という質問について解説します。受験生向けの記事です。参考になれば幸いです。
前年の教材は今年も使えるのか?買い替えたほうがいいのか?
結論を先に言うと、行政書士試験の教材は、毎年買い替えることをおすすめします。
行政書士試験では、法改正に関する問題も出題されますし、試験の傾向もその年によって変わるからです。
こういった問題に対してしっかりと準備するためには、受験する年に出版された教材を使うのがベストです。次の点について詳しく説明します。
- 法改正の影響
- 試験の出題傾向の変化
法改正の影響
行政書士試験の出題範囲である法律は、毎年のように改正されます。
行政書士として仕事をするためには、こうした法律知識が必要なことから、法改正したところは出題される可能性が高いと言われています。
前年度の教材は、こうした法改正に対応していないので、その教材を使って勉強しても試験で正解を導き出すのは難しいです。
受験する年に出版された教材を使って勉強すれば、出版社の方で最新の法令や判例、学説などを調べて掲載してくれるので、本試験で得点しやすくなります。
試験の出題傾向の変化
法改正だけでなく、試験の出題傾向もその年によって変わってきます。出題傾向が変わったにもかかわらず、前年度の出題傾向で勉強していたら、合格できるものも合格できなくなってしまいます。
そういった出題傾向を自分でしっかりと見極められればいいですが、把握するのが難しい部分もあるので新しい教材を購入した方が早いし正確です。
行政書士の試験期間は長いです。せっかく長い時間をかけて勉強してきたのに、教材が古いだけで不合格になってしまうのは悲しいですよね。
勉強した内容を最大限に活かすためにも、新しい教材を使用することをおすすめします。
教材費用は行政書士試験に合格するために必要なもの
少し厳しいことを言いますが、資格を受けるのにあたって、教材費をケチるようなら試験は受けない方がいいと思います。時間がもったいないですからね。
試験では1点差で不合格になることもあります。前年度の教材を使ったために、その1点が取れずに不合格になることも十分にありえます。
資格試験は全力で挑戦しないと合格できません。お金がかかるとしてもできる限りのことはやるべきです。
次の年度にもう1回受験するくらいなら、その年にできる限りのお金と時間をかけた方が良い結果が出やすいです。
合格体験記を参考にする
ちなみに、ネットで検索すると多くの行政書士試験の合格体験記が見つかると思います。
人によっては、不合格になった翌年の教材をどうしていたか?ということについてまで詳しく書いている人もいるので、そういった記事も参考にしてみてください。
多くの合格者が毎年新しい教材を購入していると思います。
私は行政書士試験に3回挑戦していますが、3回とも全ての教材を買い替えていました。私が使っていた教材は次の通りです。
- 基本テキスト
- 過去問
- 六法
- 判例集
人によっては「六法」や「過去問」は買い替えなくても大丈夫という意見もありますが、私はすべて買い替えていました。
不合格になったときの教材よりも、新しい教材を使ったほうが安心ですし、モチベーションが上がるからです。
まとめ
今回は、行政書士試験を受験するにあたって「前年の教材は今年も使えるのか?買い替えたほうがいい?」という質問について解説しました。
この記事で説明してきた理由から、教材や 毎年買い替えることを強くおすすめします。
法改正や試験の出題傾向に対応することは、行政書士試験合格に必要不可欠な要素です。
自信を持って試験に臨むためにも、その年度の教材で勉強をするべきです。教材選びは、試験の合否を左右する重要なものです。判断を間違えないようにしましょう。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

