行政書士として開業することを考えている方は多いと思います。誰もが成功を夢見ていると思いますが、その第一歩は、誰をお客さんにするのか?ターゲットとなるお客さんを明確にすることです。
まず、そこを決めないと営業戦略を立てることができません。
ターゲットが決まったら、その客層に合わせて、行政書士事務所の営業時間や休日を調整することも必要です。お客さんと一言に言っても、それぞれニーズ やライフスタイルは違いますからね。
今回は「誰をターゲットにするのかで営業時間や休日を調整したほうがいい話」をします。ここでは、法人客と個人客をターゲットにした場合の営業方針について考えていきます。開業する予定の方向けの記事です。参考になれば幸いです。
誰をターゲットにするのかで営業時間や休日を調整したほうがいい話
行政書士事務所の営業時間や休日は、ターゲットとなるお客さんに合わせたほうが相談してもらいやすくなります。その結果、売上が上がることも期待できます。
次をターゲットにした場合の営業時間や休日について説明します
- 法人客
- 個人客
順番に説明します
法人客をターゲットにした場合の営業時間や休日
法人客をターゲットにした場合の営業時間や休日を考えてみましょう。
法人のお客さんは、平日の昼間に連絡が来ることが多いです。会社が事業をするのにあたって、行政書士のサービスを必要とすることが多いので、当然その会社の業務時間内に行政書士に問い合わせしてきます。
なので、ターゲットが法人客になるのであれば、営業時間は月曜日から金曜日までの午前9時から午後5時までが理想的です。
少なくともこの時間は、問い合わせがあったら必ず電話に出れるような状態を取ることが必要です。迅速かつ効率的な対応が求められるので、それができないと法人客との信頼関係を築くことが難しくなります。
大きな会社から継続的に依頼をもらえるような関係が作れたのであれば、その会社に合わせて、行政書士事務所の営業時間や休日を変更するのもアリです。よいお客さんを逃したくないですからね。
個人客をターゲットにした場合の営業時間や休日
法人客とは違い、個人客の多くは仕事をしているため、平日の昼間に相談をすることはできません。
なので、個人客をターゲットにする場合は、仕事帰りや休日の時間に行政書士事務所に相談に来れるよう調整する必要があります。
具体的には、次のような時間に対応できることが理想です。
- 平日の17時から20時
- 土曜日・日曜日の午前または午後
個人客にとって相談に来やすい時間です。特に仕事帰りの17時から20時の需要はかなり高いと思います。
私のところへ来る相談も、働いている個人客は、そのぐらいの時間に連絡してくることが多いです。あまり無理をする必要はないですが、できる限り相談者が相談しやすい状態を提供することも大切です。
差別化になる
事務所周辺に、17時から20時の時間帯で営業している行政書士事務所がなければ、その時間に営業することで良い差別化になります。
信頼関係を築くことができれば、リピーターになってくれる可能性も高いですし、口コミで事務所の認知度が高くなることも期待できます。
地域にもよりますが、この時間帯に営業してる行政書士事務所は少ないです。ネットでライバルとなる事務所の営業時間を調べて、営業時間の調整を考えてみましょう。
ターゲットの変更も可能
行政書士は、自営業(個人事業主)で開業される方が多いので、ターゲットの変更も容易にできます。
ネットや先輩行政書士からの情報を参考にして、まずは自分が思うように ターゲットを絞って営業してみましょう。
一定期間やってみて効果がないようであれば変更します。こういったことが自由にできるのも、行政書士の資格で開業するメリットの一つです。
開業して間もない頃は大変なことの連続だと思いますが、その努力はいつか必ず実を結びますので 頑張っていきましょう。
まとめ
今回は、行政書士の資格で開業するのにあたって「誰をターゲットにするのかで営業時間や休日を調整したほうがいい話」をしました。
お客さんの特性に合わせた営業時間や休日の設定は、差別化による集客の効果だけでなく、お客さんの満足度にもつながります。
また、一定のリピーターになってくれる顧客を確保できれば、業務が効率化できますし、収入の安定も期待できます。
より多くのお客さんと信頼関係が構築できるよう、お客さんに提供できるサービスを考えてみましょう。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

