行政書士試験は合格率10%前後の難関試験です。毎年、多く人が行政書士試験に挑戦し不合格となっています。
難しい試験なので、不合格になることは恥じることではないのですが、行政書士試験で何度も不合格を経験してしまうと、自信をなくしてしまって「恥ずかしい」と感じてしまうこともあります。
今回は「行政書士試験に何回も不合格なのは恥ずかしいこと?」という質問について解説します。
果たして、行政書士試験に何度も不合格になってしまうことは、本当に恥ずかしいことなのでしょうか。受験生向けの記事です。参考になれば幸いです。
行政書士試験に何回も不合格なのは恥ずかしいこと?
行政書士試験は、難易度の高い試験なので不合格になっても恥ずかしいことはありません。
一部ネットでは「行政書士試験は簡単」と噂されていることがありますが、それは弁護士や司法書士などの他の法律系国家資格と比較したときの話で、行政書士の試験自体が簡単なわけではありません。
合格率10%前後の試験ですからね。100人受験しても90人は落ちる試験です。そんな試験ですから、不合格になることは恥ずかしいことではありません。
ちなみに、私は3回目の受験で行政書士試験に合格していますので、2回不合格を経験しています。試験に受からなかったのはショックでしたが、少し恥ずかしいとは思いませんでした。
行政書士試験に不合格になってしまう原因は?
まず、行政書士に不合格になってしまう人は、何が原因で落ちたのかをしっかりと把握することが必要です。主な要因には次のようなものがあります。
勉強が不足している
勉強方法が間違っている
プレッシャーに弱い
順番に説明します。
勉強が不足不足している
行政書士試験の場合「勉強不足」が理由で不合格になってしまう方が多いと思います。行政書士の試験範囲は広いです。
しかも、ただ覚えればいいという内容ではなく、覚えた知識を応用しなければ合格することはできません。法律や手続きについての深い理解が求められます。
- 試験日までの勉強時間が足りなかった
- 応用できるほど理解をしていなかった
人によって理由は違いますが、勉強が不足していたのでは合格は難しいです。
行政書士試験は、毎日コツコツと勉強を積み上げていけば合格できる試験です。勉強不足となっている原因さえ何とかすれば、合格する可能性は高くなります。
勉強時間の確保
勉強時間の確保が原因で勉強不足になってしまった人は、スキマ時間を活用しましょう。予定と予定の普段使っていない時間を活用します。
私の場合は「通勤時間」と「寝る前の時間」が役立ちました。特に寝る前の時間は、知識を頭に入れるのに最適な時間のようで、寝る前に覚えたことは睡眠中に頭の中で自然に整理されるそうです。勉強不足の方にはぜひ試して欲しい方法です。
勉強方法が間違っている
行政書士試験は、間違った勉強方法をしていると、いつまで経っても合格することはできません。正しい方法で勉強をして、なおかつ、それが自分に合った勉強方法であること必要です。
たまに、基本テキストと過去問を「ただ繰り返せばいい」と勘違いしている受験生がいますが、それでは合格は難しいです。一つ一つ考えながら知識を結びつけていくことが必要です。
私の場合は「六法」を活用しました。基本テキストと過去問で登場した論点については、どの条文が根拠となっているのか?を、こまめに調べるようにしていました。
このブログで、六法を使った勉強法を紹介していきますので、興味のある方はまた読みにきてください。
プレッシャーに弱い
行政書士試験に不合格になってしまう原因に、プレッシャーに弱いというのもあります。本試験で極度の緊張をしてしまい、本来の力を発揮できないケースです。
資格の予備校が実施している模擬試験などを受けると、本試験の環境に慣れるのでおすすめですが「開き直る」という方法もあります。
緊張は勉強をしてきた証拠と開き直りましょう。ほどよく緊張がやわらげば、集中して本試験に挑めると思います。
不合格が恥ずかしいことだと思う理由
それは、周りの目が気になっているからです。
まわりに行政書士試験を受験することを伝えていたりすると、落ちた報告を何度もして恥ずかしい・・・。
また、すでに行政書士試験に合格している人がまわりにいると、他の人が合格しているのに「なんで自分はダメなんだ」と自分自身を責めてしまうことから恥ずかしい・・・。
しかし、先ほど説明したように、行政書士試験は難易度の高い試験なので、不合格になることは恥ずかしいことではありません。何度落ちても開き直って勉強を続けるのが正解です。
まとめ
今回は「行政書士試験に何回も不合格なのは恥ずかしいこと?」という質問について解説しました。
何度も言いますが、行政書士試験に何度も不合格になることは、決して恥ずかしいことではありません。
たとえ恥ずかしいと感じても、それを自分自身がどのように受け入れて、どのように前向きに進んで行くかが大切です。
私も不合格を経験していますが、多くの人が同じ経験をして、苦しみながらも合格を目指しています。必ず明るい未来が待っていますので、諦めずに頑張っていきましょう。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
