60代で行政書士として開業する魅力と成功のポイント

行政書士開業
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近年、行政書士の資格で開業する方が増えています。その中には、60代から行政書士を目指したという方も珍しくありません。

先日、私が所属する行政書士会の支部にも、新たに65歳の行政書士の先生が入会されました。60代になってから行政書士を目指し、何度か試験に挑戦した後、無事に合格し65歳で開業したそうです。

今回は「60代で行政書士として開業する魅力と成功のポイント」について解説します。65歳で行政書士になられた先生の話などもご紹介したいと思います。

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60代で行政書士として開業する魅力

次のような魅力があります。

  • これまでの人生経験を活かせる
  • 人の役に立つ社会貢献ができる
  • 生活に役立つ人脈が増える

順番に説明します。

これまでの人生経験を活かせる

60代で新しいことに挑戦をするのは大変なことだと思います。それがネットで食えないと噂されている「行政書士」という仕事であればなおさらです。

しかし、一見大きなチャレンジのように思えますが、行政書士は、これまでの人生で得た知識や経験を生かすことのできる職業です。

前職で身につけた知識や経験はもちろん、人脈までも開業後の業務に生かすことができます。新しい仕事への挑戦ではありますが、全くゼロからのスタートではありません。

60代という年齢を考えたら人生経験も豊富ですので、自信を持って行政書士業に取り組むことができると思います。

ちなみに、行政書士として成功するのに有利な年齢などはありませんので、これまでの人生経験をもとに「何が自分の強みになるのか?」をしっかりと分析して、お客さんに提供できる価値を生み出すことが重要になります。

人の役に立つ社会貢献ができる

行政書士は、法律や行政手続きの知識を持って、市民や企業が抱える悩みを解決することができる重要な存在です。

60代ということで、若い頃と比較すると体力的には衰えいるのかもしれませんが、持っている知識を人の役に立てることができます。

人を助けるという喜びを感じながら、地域社会に貢献することができますので、やりがいがあると思います。

ちなみに、先ほどご紹介した60代の行政書士は、お金儲けがしたいのではなく「人助けがしたい」ということで行政書士になったそうです。

60代の行政書士は需要がるのか?

少子高齢化の影響で「遺言や相続業務」などの需要は高まっています。

高齢化社会の中、シニアのニーズに応じたサービスは、益々求められるでしょうから、近い世代である60代の行政書士の需要も高くなるのではないかと思います。

生活に役立つ人脈が増える

行政書士の資格で開業をすれば、様々な人たちと知り合うことになります。

同業者である行政書士はもちろん、司法書士や社会保険労務士などの他士業、不動産業者などの協力業者など人脈はどんどん広がっていくと思います。

こうした人脈は、行政書士の業務を遂行するにあたって役立つほか、自分自身の生活にも役立つ存在になります。

相性のいい仲間と出会えば、仕事関係だけでなくプライベートでも遊びに行ける友人が作れます。

ちなみに、行政書士は自営業(個人事業主)で開業する人が多いですが、横のつながりが強く、中には行政書士同士で近所の温泉に行くなどの交流もあります。こうしたことも、行政書士として開業する魅力の一つだと思います。

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60代で行政書士として成功するポイント

成功するポイントは次の通りです。

  • これまでの人脈を活かす
  • 自分の強みを活かす
  • 無理をしない範囲で働く
  • 具体的な目標を設定する

順番に説明します。

これまでの人脈を活かす

60代で開業するということは、これまでの人生経験が豊富です。30代や40代といった世代より広い人脈を持った方が多いと思います。

成功するためには、この人脈を活かすことが必要です。前職での同僚や取引先など、行政書士の開業の挨拶などを送れば、必ず反応があると思いますので送ってみましょう。

自分の強みを活かす

行政書士は業務範囲が広く、稼げるという理由から人気の業務もあります。しかし、そういった業務は競争が激しいです。

60代で行政書士として開業して成功していくためには、こうした業務に無理に参戦していくのではなく、これまでの人生経験をもとに「自分の強みが生かせる業務」を探し、その業務に特化するのがおすすめです。

他の行政書士との差別化も図ることができるので、売上も期待できます。

無理をしない範囲で働く

年齢に関係なく、実務未経験で開業する行政書士は多くいます。60代で行政書士として開業する方で、実務未経験という方も多いのではないでしょうか。

初めて経験する慣れない業務は、精神的にも体力的にも疲れます。60代になると、若い頃とくらべて体力は落ちていますので、無理をしない範囲で働くと言ったことが大切です。

無理をして怪我や病気をしても意味がないですからね。徐々に慣れていきましょう。

私の知り合いの60代の行政書士も、開業した当初は体力的に不安があったそうですが、仕事で歩いているうちに筋力も体力もついていったそうです。

具体的な目標を設定する

行政書士として成功したいなら、明確な目標設定は必要です。

毎月の受任件数、売上の金額、提供できるサービスの拡大など、目標を設定することで仕事へのモチベーションが変わります。

たとえ小さな目標であっても、達成した時の喜びや達成感は大きいものがありますので、必ず目標を明確にするようにしましょう。こうしていくことで、行政書士としての成長が期待できます。

まとめ

今回は「60代で行政書士として開業する魅力と成功のポイント」について解説しました。

60代で行政書士として開業することは、決して無謀なことではありません。これまでの人生で得た知識や経験を生かして、行政書士として活躍していくことが可能です。

様々な可能性を秘めた素晴らしい選択だと思いますので、自信を持って進んで行くことをおすすめします。

今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。