行政書士試験はかなり難しい?【合格者が解説】

行政書士試験
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行政書士の資格に興味がある方が関心を寄せるのが、この試験の難易度ではないでしょうか。一部ネットでは、行政書士試験は簡単と書かれてることもあります。

果たして行政書士試験は、簡単な試験なのか?それとも難しい試験なのか?

この記事では「行政書士試験はかなり難しい?」という質問について解説します。合格するための対策や試験の概要などについても説明していきます。参考になれば幸いです。

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行政書士試験の概要

行政書士試験は年1回実施される国家試験です。

例年11月に行われていて、合格率は毎年10%前後です。合格するためには、法律の知識はもちろん、行政手続きに関する知識も求められます。

弁護士や司法書士試験と比較すると難易度は低いですが、本腰を入れて勉強を頑張らないと合格できない試験です。

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行政書士試験の難しいところ

行政書士試験が難しいとされる理由は、次の通りです。

  • 出題範囲が広い
  • 難しい問題が多い

順番に説明します。

出題範囲が広い

行政書士試験は、法律系の国家試験なので、合格するためには多くの法律知識が必要となります。例えば 次のような法律です。

  • 憲法
  • 民法
  • 行政法
  • 商法

民法や商法などは、条文の数が多く正確に理解するのも大変です。

ちなみに、出題数が多く配点が高いのが「民法」と「行政法」です。効率的に勉強していくためには、この2つの教科を中心に勉強を進めていくことになります。

難しい問題が多い

行政書士試験は暗記だけでは合格できません。条文を理解し応用する力が必要になります。

単純な知識を問うだけの問題であれば簡単ですが、知識を応用するとなると条文を正確に理解する必要があります。

また、科目によっては判例から出題されることもあります。しっかりと論点を理解していないと解くことができません。

勉強時間の確保が難しい場合

行政書士試験の合格を目指している方で、働いている方は多いと思います。そういった方にとって試験の内容以上に難しいのが「勉強時間の確保」ではないかと思います。

私も働きながら独学で行政書士試験に合格したので、その大変さを味わっています。

スキマ時間の活用

働きながらの場合、どうしても勉強する時間が足りません。そういった方が行政書士試験に合格するコツは、スキマ時間を活用するということです。

平日に2〜3時間、休日に5〜6時間の勉強時間の確保が難しい方は、スキマ時間を活用するのがおすすめです。

難しい行政書士試験に合格するには?

次のようにすれば、効果的に勉強を進められると思います。

  • 学習計画をしっかり立てる
  • 過去問を繰り返して解く
  • 専門書を何冊も買わない
  • 受験生の仲間を増やす
  • 自分の弱点を把握する

順番に説明します。

学習計画をしっかり立てる

行政書士の試験範囲は広いので、しっかりとした学習計画を立てていないと、試験勉強が間に合わない可能性が出てきます。

特に苦手な分野の学習には、余裕を持った計画を立てていないと、大幅に計画がずれて挫折の原因になってしまいます。

過去問を繰り返して解く

行政書士試験において、過去問を解くというのはとても重要なことです。出題形式になれるだけでなく、繰り返し解いてるうちに出題傾向や問題を解くコツも分かってきます。

たまに行政書士の受験生で、予想問題を集中的に取り組んでいる人がいますが、あくまで過去問の内容を理解した後に取り組まないと意味がありませんので注意です。

専門書を何冊も買わない

基本テキストや参考書、過去問については、できる限り増やさないようにしましょう。

受験勉強が長く続くと、今ある教材が不安になってしまい増やしてしまう人がいますが、それは逆効果です。できる限り少ない本で勉強した方が、知識が定着しやすいです。

教材を増やすと、増やした分だけ 頭の中の知識が「ごちゃごちゃ」してしまうので注意しましょう。

ちなみに教材を選ぶ際には、口コミだけを見て買うのではなく、実際に書店で手に取って内容を確認するということが大切です。口コミの良い教材でも自分に合っていなければ意味がありませんからね。

受験生の仲間を増やす

独学で勉強している人は、モチベーションが下がりがちです。なので、受験生仲間を増やすことをおすすめします。

資格の予備校に通って知り合うのがおすすめですが、それが難しい場合はネットを通じて知り合うといった方法もあります。

私の知り合いは、ブログを通して知り合った受験生と、分からないところを気軽に相談したりして交流をしていたそうです。

その結果、試験期間を通して、モチベーションを維持することができ、無事に2人とも合格したそうです。

自分の弱点を把握する

勉強がある程度進んだところで、模擬試験を受けることをおすすめします。模擬試験は大手の資格の予備校などが実施しています。

模擬試験を受けると、自分の実力が客観的にどのくらいなのかを把握することができます。それによって、自分が苦手とする科目がわかるので、早い段階でそれを改善することができます。

苦手な科目の克服は、その後の勉強の進み具合が良くなるだけでなく、試験に対するモチベーションアップにもなるのでおすすめです。

まとめ

今回は「行政書士試験はかなり難しい?」という質問について解説しました。

行政書士試験は、実際に受験してみると、ネットで噂されている以上に難しい試験です。私も初めて受験した時は、こんなにも難しいものかと驚きました。

しかし、学習計画をしっかり立てて、一つ一つの科目の勉強を丁寧に進めていけば合格はすることは可能です。大切なのは諦めないことです。

今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。