行政書士の資格を取得すると、その後様々な選択肢が広がります。行政書士は 独立開業型の資格と言われていますが、就職や転職に使えないわけではありません。
なので、資格をどう活かすか?どこで働くか?で悩むことになると思います。
今回は「行政書士の資格を取得したら、どこで働く?」という質問について解説します。
具体的な資格の活かし方や職場などについてご紹介します。参考になれば幸いです。
行政書士の資格を取得したら、どこで働く?
次のような職場で働けば、行政書士の資格を活かすことができます。
- 独立開業(自営業)
- 行政書士法人
- 他士業の事務所
- 企業の法務部・総務部
- 公共機関・団体
順番に説明します。
独立開業(自営業)
行政書士の資格を取得した多くの人は、独立開業して自営業者として働きます。
一人で働くことに抵抗のある人もいるかと思いますが、自分の事務所を持つということは思った以上に楽しく、自分のペースで仕事ができるというメリットがあります。
勤務時間や休日なども、自由に自分で決められるためストレスがありません。プライベートが充実すると、仕事へのモチベーションも上がるので大変なことがあっても苦になりません。
私も行政書士の資格を独立開業という形で活かしました。営業やマーケティングをして集客をしなければならないという大変さはありますが、大きなやりがいを感じます。
行政書士の資格で開業する前は、事務所に1人ということで、もっと孤独な感じを想像していましたが、実際に開業してみると、想像以上に同業者である行政書士との交流があり、毎月のように楽しくやっています。
行政書士法人
近年、私が事務所を構えている地域にも、行政書士法人が増えてきました。私が開業した年には周辺に1つもありませんでしたが、現在ではかなりの数になっています。
これから行政書士として、どこで働くか悩んでいる人は、行政書士法人という選択肢もおすすめです。
この選択肢は、なかなか魅力的で、何より仲間がいるという点がいいですよね。
最近は、業務が多様化しています。なので、仲間と一緒に協力して業務を遂行できるというのは、より多くの案件に関わることができ、行政書士としての成長も期待できます。
行政書士法人で働くメリット
行政書士法人に勤めるメリットとしては、個人でやるより経営的な心配をしなくていいということがあります。自分の業務に専念できますからね。
また、怪我や病気で業務を遂行できない時があっても、お客さんに迷惑をかけることがありません。
個人事業主だと、謝罪して他の行政書士を紹介するか、仕事を断るかなどの選択肢しかありませんが、行政書士法人であれば、そんな心配をする必要もありません。
他士業の事務所
行政書士の資格を取得して、どこで働くか悩んでいるのであれば、弁護士や司法書士、土地家屋調査士、社会保険労務士、税理士などの他士業の事務所もおすすめです。
他士業の事務所だと業務内容が違うので、働いても意味がないと思う人もいるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
事務所の運営方法やお客さんとの接し方を学べるため、経験を積んでおけば、行政書士の資格で開業した時に、その経験を活かすことができます。
企業の法務部・総務部
中小企業の法務部や総務部で働くという選択肢もあります。
行政書士の資格自体はあまり評価されませんが、行政書士の資格を取得した能力に対しては高く評価されます。
どの企業でも、契約書の作成や許認可手続きに関する業務はあります。そういった仕事に対して、行政書士の知識を活かすことができます。
公共機関・団体
働く選択肢として、公共機関・団体というのもあります。
求人募集は少ないですが、相談窓口等で働くことができれば行政書士試験の際に勉強した知識も活かせますし、多くの市民からの相談に対応することで様々な知識を身につけることができます。
コミュニケーション能力の向上も期待できるので、いずれ行政書士として開業した際も、その能力が活かせます。
まとめ
今回は「行政書士の資格を取得したら、どこで働く?」という質問について解説しました。
行政書士の知識は、様々な職場で活かすことができます。
最終的には、自分がどんな職場で働きたいのかが重要ですが、これまでの選択肢にない職場を選択するのも、新たな発見があるかもしれないので面白いと思います。
積極的に様々な情報を収集して、色々な可能性を考えてみてください。
ちなみに、どのような経験も行政書士業で活かせると思います。一見関係なさそうな知識や経験でも役立つ時があり、売上に貢献することがあります。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。