現在、行政書士試験の合格に向けて勉強を頑張っている方も多いと思います。そういった方にとって、行政書士試験に一発合格することは大きな夢ではないでしょうか。
私も行政書士試験に挑戦したときは、一発合格を目標に頑張っていました。
今回は「行政書士に試験に一発合格することは凄いことなのか?」という疑問について解説します。
行政書士試験の難易度や合格のためのポイントなどについても、経験をもとに掘り下げて説明したいと思います。受験の方の参考になれば幸いです。
行政書士試験に一発合格するのは凄いこと?
一発合格することが凄いかどうか聞かれたら「凄いこと」だと思います。私は3回目の受験で合格しているので羨ましい限りです。
行政書士試験の難易度を考えると、まわりからは敬意を集めると思います。難しい試験だということを知っている人や、私のように一発合格できなかった人には、素晴らしい成果でしかないですからね。
しかし、一発合格は凄いことですが、実際に合格して思うのは、それが全てではないということです。
試験勉強をすることで得た知識や経験などは、今後行政書士として活動するのにあたって必ず活かすことができるからです。
なので、一発合格にこだわるのではなく、試験勉強で何を得ることができるかを大切にするのがおすすめです。いずれ自分自身の成長に大きく影響してきます。
行政書士試験の難易度
行政書士試験は、合格率が毎年10%前後の難関試験です。合格するためには、法律や手続きに関する知識などを幅広く求められます。
ただ条文を暗記するのではなく、理解して応用できる能力が試されます。
試験科目によって配点も違います。「民法」や「行政法」などは配点が高く、問題を解くためには深く理解することが必要になります。
行政書士試験に一発合格するには、そういったレベルまで短期間で引き上げる必要があるため容易なことではありません。
行政書士試験に一発合格するには?
少なくとも次のことが必要です。
- 学習計画を立てる
- 過去の行政書士試験の分析をする
- 資格の予備校を利用する
- 予備校の模擬試験を受ける
上記のポイントを抑えることで、一発合格する可能性を高めることができます。
順番に詳しく説明します。
学習計画を立てる
行政書士試験は試験範囲が広いので、がむしゃらに勉強するよりは、学習計画を立てて効率的に勉強を進めたほうがいいです。
行政書士試験合格に必要な勉強時間は「600時間〜1,000時間」と言われているので、1日に確保できる勉強時間を出して、試験日から逆算して学習計画を立てていきましょう。
過去の行政書士試験の分析をする
行政書士試験の過去問題は、近所の書店で入手することができます。過去の試験問題を分析して、試験の配点や出題数、傾向、重要科目などを把握しましょう。
これは勉強を開始する前に行うのがおすすめです。
知ってから勉強を始めるのと、知らない状態で勉強を始めるのでは効率がまったく違ったものになります。ここは時間をかけるべきポイントなので、しっかりと把握できるまで分析をすることが必要です。
資格の予備校を利用する
行政書士試験の一発合格を目指すなら、独学ではなく「資格の予備校」を利用するべきです。
行政書士試験の攻略を教えてきたプロの指導を受けることで、効率的に短時間で勉強を進めることができます。独学は使用する教材を探したり、分からない箇所を調べたりするのに時間がかかります。
予備校を利用すれば、そういった時間を節約できますし、長い期間行政書士試験を分析してきた予備校が持っている「合格するためのノウハウ」を知ることができるので一発合格に近づきます。
行政書士試験合格という同じ目標を持った仲間とも知り合うことができるので、モチベーションの維持という点でもおすすめです。
模擬試験を受ける
試験で緊張してしまうという人は、本試験で本来の力を発揮するため、資格の学校が実施している模擬試験を受けることをおすすめします。
試験の雰囲気に慣れるということのほか、問題を解く順番やペース配分などを把握することができるので、メリットとしては大きなものがあります。
忙しくて模擬試験を受ける時間がないという人は、書店で購入して自宅等で解くタイプの模擬試験もあるので、そういったものを活用してみるのもおすすめです。
まとめ
今回は「行政書士試験に一発合格するのは凄いこと?」という疑問について解説しました。
行政書士試験に一発合格することは確かに凄いことです。しかし合格後の行政書士としての生活を考えると、他にも大切なことがあります。
一発合格するという目標をもって、試験勉強に対するモチベーションを維持しつつ、行政書士試験の勉強をすることで得られる知識や経験も大切にしましょう。将来、行政書士として活動する際に必ず役に立つものになります。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。