【行政書士開業】単価の高い仕事とは?

行政書士開業
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行政書士の資格で開業しようと考えている方や、開業して間もない方で「単価の高い業務」に興味のある方も多いと思います。

私も、開業して間もない頃に、業務の単価についてよく調べていました。単価の高い仕事をした方が、効率良く利益を得ることができますからね。

この記事では「単価の高い仕事とは?」という質問について、行政書士の資格で開業した経験から解説していきます。

どのように行政書士で仕事を選んでいいか悩んでいる方はご一読ください。参考になれば幸いです。

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【建設業許可申請】単価が高い・リピート顧客が多い

まず、行政書士で単価が高い業務としては「建設業許可」があります。一定規模以上の建設業を営むには、法律に基づく許可が必要なので、行政書士に依頼をして代わりに許可をとってもらいます。

企業が自ら許可申請することもできますが、手続きにあたっては専門知識が必要となりますので簡単ではありません。

なので、企業は本業に専念したいこともあり、行政書士に依頼をします。行政書士は依頼を受けたら、依頼人に代わり必要書類を準備して申請先に書類を提出します。

手続きにあたって行政書士には、許可がスムーズに下りるように、法律の知識だけなく、手続きのやり方などの知識も求められます。

建設業許可の報酬は、依頼内容によって異なりますが、数万円から数十万円になることもあります。単価が高くリピート顧客も多いので、建設業許可専門でも、十分に行政書士として食べていくことは可能です。

ちなみに、私が知っている限りの行政書士で、一番稼いでいるのは「建設業許可」を専門にしている方です。多くの顧客を抱え、何人もの事務員を雇い事務所を運営しています。

【入管業務】単価が高い・将来性が高い

外国人関係の手続きをする「入管業務」も単価が高い業務です。入管業務では、主に日本に住む外国人の在留資格の取得や更新などの手続きを行います。

手続きには複雑なルールや書類が多く、それを外国人の代わりに行う行政書士には、法律知識のほかにも、様々な専門知識が求められます。

また、入管業務は依頼人が日本で生活するために必要な手続きなので、確実な結果を求められます。在留資格が取得できないと日本に住めませんからね。なので、責任重大です。

こうした理由から入管業務の報酬額は高く設定する事務所が多く、単価の高い業務となっています。近年では、外国人を雇う企業からの依頼も増えてるので将来性も高く、更なる需要が見込まれます。

【遺言・相続業務】単価が高い・需要が高い

多くの行政書士が取扱業務にしている「遺言・相続業務」も単価の高い業務です。相続に関しては、近年トラブルが多いので、専門家に任せたいという方も増えています。

相続手続きは、民法などの相続に関する法律知識だけでなく、不動産や相続税に関することなど様々な知識が求められます。また、手続きに必要な資料収集などにも手間や時間がかかります。なので自然と単価も高くなります。

相続業務は、依頼のくるタイミングが分からないので、月の売上などが安定しないことが多いですが、日本人の誰もが一度は関わることなので需要は高いです。

行政書士として誠実に業務を続けることで、口コミなどで事務所の名前が広がり、依頼が継続することもあります。ベテランの行政書士は、営業やマーケティングなどをしなくても、安定した収入を確保しています。

その他の単価の高い行政書士業務

行政書士は業務範囲が広いので、上記のほかにも単価の高い業務はたくさんあります。ただし、中には単価は高いけれども、依頼を得る機会が少ないものなどもあります。

努力と工夫次第で、そういった依頼を数多く受任できれば別ですが、現実を考えると上記の業務を継続的に受ける努力や工夫をしたほうが事務所の経営が安定すると思います。

ちなみに、上記の業務うち建設業許可業務や入管業務は、従業員を増やして業務をルーティン化することが可能です。その結果、依頼の処理件数を増やすことができるので、いくらでも利益を増やしていくことが可能です。

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まとめ

今回は、行政書士の業務の中で「単価の高い仕事とは?」という質問について解説しました。

行政書士の資格で開業する際に、業務の単価を確認することは非常に重要です。それによって行政書士事務所の運営方法も変わってきますからね。

行政書士業務には、様々なものがありますが、まずは自分の興味のある業務や相性の良い業務の単価を調べてみましょう。そうすることで、毎月の目標売上なども決まってくると思います。

ちなみに、行政書士は法律の改正などで、新しい業務が誕生することがあります。そういった業務は、稼げるチャンスでもありますので、実務に関する情報収集は怠らないようにしましょう。

今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。