今現在、行政書士を目指して勉強を頑張っているという方も多いと思います。そうした方にとって、実際の行政書士の活動は気になるところではないでしょうか。
今回は、行政書士として独立開業した後の実情として「行政書士の忙しさは?」という質問について、これまでの経験をもとに解説していきたいと思います。
行政書士の資格での開業後は、思った通りにいかないことも少なくありません。事前にどのようなことが大変かを知っていると、対策もとれますので参考にしてみてください。
行政書士の忙しさは?日々の業務は?
行政書士になって、毎日どんなことをやっているか?
その時の状況に合わせて、次のどれかをやっていることが多いです。
- お客さんとの打合せ
- 資料・書類の作成
- 官公署等への申請・資料収集
- 業務の進捗状況の確認
- 実務の勉強・情報収集
- 営業・マーケティング
- 行政書士会の集まりへの参加
丸一日書類を作成している日もあれば、上記に書かれた作業の複数を一気に片づけてしまう日もあります。「行政書士は忙しいのか?」と聞かれると、時期やタイミングによるといった感じです。
依頼が少なく比較的時間が自由に使える日もありますし、逆に睡眠以外は仕事をしているような忙しいときもあります。
特に大変なのが、依頼が複数重なってしまったときや、期限が迫った急ぎの案件、これまで経験したことがない複雑な依頼を受けたときです。
ちなみに、そういった時は時間の管理はもちろん、体調も管理することも必要になります。睡眠時間などをしっかりと取らないと、集中力が落ちてミスをする可能性が高くなりますからね。
忙しくなることに備えたスケジュール管理
いつ依頼がくるか分からないので、忙しくなるときのことを考えて、余裕をもたせたスケジュールの作成が必要です。
あまりにたくさん「やるべきこと」が増えるとミスにもつながるので、普段から出来る限り抱えている仕事を減らしておきます。それでも増えてしまったときは、何を優先するべきかを判断する能力も必要になります。
行政書士は自営業(個人事業主)で開業する人が多く、基本一人なので「時間の使い方」が重要になります。
スケジュール管理さえしっかりとできていれば、忙しくてもストレスなく業務を進めることができます。
思っていたよりも「やることが多い」
行政書士というと、行政手続きや書類作成の専門家というイメージがあると思います。私も開業する前は、そんな仕事を毎日するものだと思っていました。
しかし、実際は思っていたよりもやることが多いです。
集客のための営業やマーケティング、顧客の管理、確定申告などの会計業務など、行政書士として活動していくためには、非常に多くのスキルが求められます。
特に、集客に関しては、手を抜くと売上が減り生活にも影響してくるので、何よりも時間や手間をかける必要があります。
行政書士として忙しさを乗り越えるには?
行政書士として開業したら、忙しさは避けられないと思いますが、忙しさを乗り越えるための工夫をすることはできます。
例えば、業務で役立つツールを活用して作業の効率を高めたり、事前に作業の優先順位を決めておくなどの方法です。こうした工夫は、おそらくどの行政書士もやっていると思います。
私が業務を効率的に進めるためにしている工夫は、この記事で書くと長くなるので割愛しますが、いずれこのブログで紹介していきたいと思っています。
忙しいときこそ気分転換が必要
行政書士の仕事がどんなに忙しくても、2時間や3時間くらいの休憩時間を作ることはできると思います。なので、忙しいときこそ気分転換をしましょう。
無理はストレスの原因にもなりますし、定期的にリフレッシュしたほうが、その後の業務を効率的に進めることができます。
忙しくても行政書士を続ける理由
それは、行政書士という仕事に「やりがい」を感じているからです。
どんなに大変な業務でも、依頼を無事に終わらせたときの、依頼人の笑顔や「ありがとう」の感謝の言葉は、言葉に表しきれないほど嬉しいものです。次の業務へのモチベーションも高まります。
行政書士の資格に興味のある方は、ぜひ行政書士になって、自分の知識や経験が、人の人生にプラスの影響を与える経験をして欲しいと思います。
まとめ
今回は「行政書士の忙しさは?」という質問について、実際に開業してみた経験をもとに解説しました。
行政書士の資格で独立開業することは、決して楽なことではありませんが、その過程で得られる知識や経験は自分の財産となります。
ちなみに、世の中には驚くほど優秀な行政書士がいますが、大切なのは人と比較しないで自分のペースで一歩ずつ前進していくことです。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。